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待てなかったぼーず

日蝕を観たのはいつの事だったろう。ガラス片をロウソクにかざし、煤を付けた覚えはあるのだが、最後に観たのはいつだったかが思い出せない。多分小学校の頃だと思うが、次を見るまでにお迎えが来そうなので、仕事をさぼる(笑)。その効果テキメンたるや、朝から雨だ。9時頃には何とか上がったが、曇り空で観てもなぁ。こりゃ映画にするか・・・我ながらなんちゅう変わり身の速さだ。

雨の中、水曜の朝から映画を観るアホはそう多くない・・・と考えたのが甘かったか、世の中にはアホが多いのか、結構な人だかりがしていた。ガキの多い吹き替えを避け、字幕のハリー=ポッターを選んだのに、もうちょっと待つべきだったかな。

うるさいガキがいない割には騒々しいな、と辺りを見ると年配の女性、平たく言うと婆さんグループが多い。映画館のあちこちでサバトが開かれていた。平成の日本で良かった。4~500年前のヨーロッパなら、あんたら火あぶりにされてるぞ、なんぞとくだらん事を考えているうちに映画は始まった。

まだ、観ていない人の方が多いだろうから、細かい話はしないが、上手にまとめられていたと思う。難を言えば展開が速すぎて理解し辛いが、1作目『賢者の石』がペーパーバックで250頁(手元にないので不確かだが)だったのに対し、今回の『謎のプリンス』は600頁を超えるので、中身の多さを考えると致し方無いというところか。

ほぼ同じ厚さの最終作、『死の秘宝』が2部に分けられたことを考えると、やはりこの6作目を1本にまとめるには限度があったと思う。映画はあくまでも映画で評価すべきだと思うし、俺は原作を読んだもんね、みたいな映画評は鼻もちならんと思われるかもしれないが、原作については何回もここで書いてきたのでお許し頂きたい。

展開が早いというのは、主人公達が悩まないのだ。やっぱり心の奥底にある葛藤を描いてこそ映画だという気がするのだが、テンポよく物語は進んでしまう。A子が好きだと思っていたのに、実はB子を愛していたシーンは省かれ、いきなりB子との恋愛が成立してしまう。ぼーずとしてはそこがちょっと引っかかった。

反面、このシリーズを葛藤だらけの恋愛映画にされても腹が立つだろうから、全く持って観客とは勝手なものだと思う・・って、勝手なのはぼーずだけか(笑)。また、謎のプリンスが誰かを自分で解き明かしていくのが、この6巻の面白さにつながるのだが、いきなり本人から名乗りを上げられてもなぁ・・・とちょっとネタバレで締めくくってしまったぼーずである。
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