ここらで不安になる位だ。震源地近くで避難している人達にとっては恐怖の揺れに違いない。16年前、全損認定を受けた我が家の押入れの中で、揺られながらも天井を見上げ『落ちてくるなよ』と一人ごちた夜を思い出す。埼玉でこれだけ揺れるのだから、余震の強烈さは阪神の比ではないと思う。
日曜だった昨日は久しぶりに銀座に出てみた。節電の為に鉄道ダイヤは普段の8割程度しか動かしていないという話だったが、実際に出かけてみると半分程度しか動いていない感じだった。8割の根拠は何処にあるのだろうか?電車の待ち時間が20分以上ある。朝なら5~6本は出ている時間だ。
駅や電車内が暗いのは良いとしよう。照明を落とすより温度を落とした方が正しいんじゃないか。両方落としてダイヤを平常に戻す方が、経済効果UPに寄与すると思うのだが。特にビルの暖房がひどい。従業員が半袖で働く意味は無いと思うのだがねぇ。
1か月ぶりの銀座は明るさが感じられなかった。真昼間に行ったので照明のせいではない。何となく街が暗いのだ。また16年前に戻るが、神戸方面から淀川を越えるとそこは別天地だった。電車で隣になった、避難所暮らしというおばちゃんが『我慢が出来なくなって、先ほど大阪のサウナで洗髪してきた』と寂しげに話しかけてきた。あの能天気な程の明るさがここには無いのだ。
と言って被災地の事を考えてという雰囲気でもない。昼飯を食いに入った寿司屋で老夫婦が魚の産地を訊ねていた。『三陸からは入ってきません』と店員は説明していたが『年寄りは何食ったって平気だよ』と言いたくなって困った。
この日、近所のサミットでは『がんばろう茨城フェア』をやっていて、イチゴのパックが少しだけ残っていた。その中で最も粒の大きかったものを求めて帰る。洗って皿に盛るが大きなものはピンポン玉ほどあった。齧ると甘い果汁がぽたぽたと滴り落ちる。今年一番の味であった。
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