反対側にはベビーカーを押したカップルが乗ってきたのだが、このお母さん赤ん坊の顔をチラッと見た後はずっと列車の網棚付近を見上げたままであった。見た目は高校生といってもいい位の童顔なのだが、これはなんだ?(笑)。で、男性の方であるが、この人もベビーカーの反対側ドア前に立ってひたすら景色を眺めている。よく見ると頭は白髪が混じり…祖父のようでもある。なんか不思議な一家であった。
そもそも夫婦なのか親子なのかもはっきりしない。しかもお互いの無関心さはなんなのだ? これが有川浩であれば、この一家、それどころかチュウハイおやぢまでも含めた3人を結びつけた短編でも書くのだろうが、ちょっと僕の想像力では難しい。
映画化された彼女の作品『阪急電車』では全ての登場人物が、もともとは無関係の他人であるにもかかわらずジグソーパズルのように絡み合っていく。圧巻は婚約者を寝取られた美女が、真っ白なドレスで元婚約者の結婚式に出席し復讐を果たす話だった。映画では(こっちは『阪急電車片道15分の奇跡』という題になったそうだ…観てないけど)この役を中谷美紀が演じたそうだ。
以前、大好きな京料理屋“志る幸”に入った途端、板長の娘さんであるそこの看板娘から『さっき、中谷美紀さんがそこに座ってたんですよ。めっちゃきれいな人でした』と聞かされたことがある。この阪急電車を撮影していた時のようだ。
うーん、第二弾でこの3人を書いてくれんかな(笑)。なにせ中学から大学まで通学は阪急電車だった。駅員とはよく喧嘩したが(当時は学生に対して無礼な人が多かったからね)電車には思い入れがある。 北口で元カノにばったり会ったなんてこともあったなぁ・・・ま、この話はまた別な時にでも。
↓ この後行った志る幸名物、利休弁当。白味噌の味噌汁付き。いつものおとし芋を雑煮に変えたのは完全にミステーク(白味噌の雑煮って美味しいんですけど・・・餅入りはアカンやろ・・・笑)
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