アサが噛んだ時は歴代のワンコに注意してきたようにその場でシバキ倒した。横っ面を張り倒していたのだが、どうもこれがイカンかったようでさらに攻撃的になってきた。その内、ケージに入れてドアを閉めると狂ったように怒りだし、出してやっても体を触られることを嫌がるようになる。
怒っていても7Kg程度の体なんでリードでコントロールは出来るが、妹や婆さんにはちょっと無理。ある日、散歩に行こうとリードをつないでいる時にいきなり噛まれた。張り倒すと向かってこようとしたのでリードを引っ張り上げて吊るす。昔読んだジャック=ロンドンの小説ではこれで服従するようになるのだったが、アサはめっちゃガンコだった。
このままでは、いつかこいつを殺すかもしれない。家庭内暴力の最悪な結果が脳裏をよぎる。掛かりつけの獣医に相談し、動物行動学に詳しい病院を紹介してもらったり、アメリカのカリスマ ドッグトレーナーと呼ばれるシーザー=ミランの著書やDVDを見たりともがき苦しむが、その内にもう近くのプロに頼るしかないと悟った
青い鳥が近くにいた話はもうここに何度も書いてきたので省略するが、毎週トレーナーさんと一緒になって訓練している。お蔭で、座れ!伏せ!待て!等の命令はかなり聞く良い子になった。ちょっと困るのはワンコにありがちな服従の序列を付けることか。男性チーフトレーナー>女性トレーナー>僕>妹の順で、妹になると『ちょっと遊んでこか』が顕著に出る(笑)。
普段は室内で飼っているのだが、妹が連れていると途中で要らんものを咥えて離さない。一番多いのは足拭きタオルをケージまで持って行ってしまう。僕だと返すのに妹だと唸って返さないことが多い。最初は『ワンコを猫可愛がりし過ぎた報いだ』と嫌味を言っていたが、そろそろ止めてもらわないと困る。かくして毎週のトレーニングは母娘教室に化しつつある。
因みに僕が体罰を止めても、その後3ヶ月ほどはアサの反抗は止まなかったのだが最近はいい感じで暮らしている。崩れた積み木が、ほぼ回復した気がする。先日、久しぶりに靴を咥えたので無理やり取り上げた靴で叩く真似をしたら、地面に伏せてしまった。まだ若干アサは疑ってるようである(笑)。 ↓はトレーニング中のアサ。
最新の画像もっと見る
最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事