フォーク=クルセダーズにおいてはお笑い番組?まで持っており確かにそうだなと頷いた覚えがある。アルフィーが出た頃はフォークにカテゴライズされていたが、最初に聴いた時は物まねが巧みでコミックバンドかと思ったほど面白かった。
そこへ行くとロックやブルースはなにか斜に構えた感じがして、笑いながらのMCなんぞはやってはならないみたいな不文律があった。一つは客の方もストイックなやり方を強いていたような気もするし、贔屓のバンド以外に関心を持たなかったように思う。少々の冗談では笑ってたまるかみたいなところがあった。
故中島らも氏がまだ無名の頃、あるバンドが外人受けを狙った日本とはかけ離れた東洋趣味を売りもんにしている所が気に食わんという理由でわざわざ芦屋の山奥でやっていた野外コンサートに出かけ、『帰れ!』コールを浴びせたなんてのもこの頃のファン心理を良く表していたと思う。(その後、裕也さんに追っかけられて逃げたそうだが)
今ブルースを聴きに行って一番感じるのはみんなMCが魅力的なのだ。師匠のハイテンション、一見大酒飲まはったやろー状態(実は素面)とか、永井ほーさんのブルース概論短期講座、入道さんのホンマに飲んでますやろ状態。みんな個性的で面白い。特に西野やすしさんなんか吉本の若手に見習って欲しいほどだ。
個人的に一番驚いたのは、どんなにキャーキャー言われてもサングラスをかけたまま虚空を睨み、ひたすらクールに弾いていたあるお方が『羊羹はよー噛んで食べやぁ』とのたもうた時であった。その前から伏線はあった。特にアフリカから帰ってきた頃から皆で大合唱したりと・・。(ここまで言うたら伸ちゃんのこととバレるかなぁ)
しかし、よーかんは強烈であった。思わず『芸風変えはったんですか?』という失礼なカキコをBBSにしてしまったくらいだ。もっとも最近はそれに慣れたどころか大いに参加してる私である。先日はなぞなぞ大会まであってほんとうに楽しいライブであった。
考えてみたら、Call & Response はブルースの基本中の基本。MCが面白くても当然なのかもしれない。
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