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明石ではしご

先々週、明石まで生頼 範義(おおらい のりよし)さんの展覧会に行った話を書いた。当然食い物はセットである。今まで明石からの帰りは垂水で下車し、懐かしのM田寿司に通ったのだが今や普通の気が利かない寿司屋(手袋して握った寿司は食いたくない)になってしまったので、今回は蛸尽くしで行ってみた。



まずは老舗のふなまちさんへ。港の先にあるんで結構遠い(笑)。しかも会場の明石文化会館はこの反対側、腹減らしには充分過ぎる。15時と言うのに、外の椅子には数名が待っていた。端の方にここが最終かと問うと『違います』。順を確認するとホントにバラバラ、こんなもん端から詰めるのが常識だろうが。

中から3組が出て来たが一向に入れてもらえない。一人なので15分程待って、やっと前の客と一緒に入れた。中に入って納得。比較的大きな机と、3人が限度の小さな机が各1つずつしかない。その周りに小さい椅子が詰め込まれているが、どう見ても全員座ったら食べるスペースが無い。



ここは玉子焼き(所謂明石焼き)は1人前20個もあるので、3枚の鉄板を使っても3人分しか焼けない。三宮なら6人分だ。焼きそばつまみでビールと考えたのだが、甘かった。ひたすらタコを炒めるが野菜と麺が加わらない(笑)。やっと載せたと思うと、いきなりソースかけるし。僕の苦手な生麺のソース和え。やっぱり焼きそばは、野菜とそばをしっかり炒めて欲しい。

450円と言う価格は立派なんで、ちょっと調理法を変えられた方が(笑)。焼そばを食ってる途中で、玉子焼きが到着。置台に載せた大玉20個はさすがに迫力だ。高校の友人が『油っぽい』と評した訳が分かった。通常、明石焼きと呼ばれるたこ焼きは柔らかいので余り触らず、2~3回ひっくり返すだけで供されるが、ここは回す、回す。



鉄板の窪みだけでなく、全部にタネを流すので回している内に切れ端が焼けてくるのだが、これをせっせと大玉にくっつけては焼く。どうしても油が回る所以だ。写真を見てもらえば良く焼いているのが判る。また出汁は冷やして出されるが、これはこれで美味しいと思うし、20個で550円は立派だ。神戸なら10個で700円前後するしね。ただ、自分の好みで言えば前回行った今中さんのフワフワ焼きに軍配を上げると思う。

ビールに焼きそばを付けたので結構、腹は膨らんだのだが・・・折角来たんだし(笑)。魚の棚(うおんたな)商店街を通ると流石15時過ぎに並んでいる店は無かった。で、いつもは長蛇の列が出来ているたこ磯さんに入る。店内もがらがらですぐ席に着けた。



ここも良く焼く派で、15個700円が一人前。お腹がいいと言いながらもビールを頼んでしまう。暖かい出汁に、薬味は刻み三つ葉のみ。邪道だと思うがちょっとソースを付けてから出汁にくぐらせるのが僕は好きだ。ソースと出汁がまた合うんですな。ええっ?!・・とお思いの貴方、一度試されたし(笑)

2軒とも美味しかったけど時間と交通費を考え、やっぱり普段は元町蛸の壺に行くだろうな。酒のつまみも豊富だし。酒はイラン、玉子焼きだけという人には、何店舗かある橘もいいかな。
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