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追悼コンサート

黙っていても毎年来るのは知人の命日と誕生日である。隠居の身で言えば、税金の支払い書もこの類になり、勝手に給料から天引きされていた勤め人時代が有難く思い出される。命日は10月19日なのだが、毎年4月29~30日に京都と神戸で故塩次伸二さんの追悼ライブが行われる。

演奏は晩年の伸ちゃんバンド、4029ギターバンド(伸ちゃん抜きの現在は8823と改名している)とウエストロードでの盟友永井ホトケ隆さん。来年は10年という区切りなので、なにか音源を出したいと言う事だった。僕も公開はしないという約束で、伸ちゃんのライブをかなり録音させてもらったのだが、MDプレーヤーがイカれてしまい聞けなくなってしまった。楽しみにCDを待つかな。



最近のライブは早めに始まる。まずは882から。3三人の演奏だが、まだ外が明るい。ここJames Blues Landは元倉庫の3階なので各階の天井が高く、機材運搬のぼーや泣かせな反面、音が良くソファーでゆったりと聴ける。気持ちの良い音だとつい寝てしまう恐れが(笑)



ベースの山田晴三さん。僕の持ってる88ロックディのCDにWEという名で伸ちゃんと出ているものがある。引っ越し荷物に紛れ出て来ないのだが、ドラムは堀尾さんだったような気がする。しかしこのCDに中古価格19,800円って、出品者ふざけ過ぎだろ(笑)



伸ちゃんの一番弟子、田中晴之さん。伸ちゃんが亡くなって直ぐは曲の間に彼のフレーズを挟み何度も泣かされたけど・・・8年経つと笑って聴けるのが不思議。



そして紅一点の酒井ちふみさん登場。伸ちゃんが彼女に付けたキャッチコピー『小さな顔にデッカイ態度』は秀逸だと思う。



伸ちゃんとは学生時代からの付き合いだったという永井隆さん。大学のクラブでは小堀さんとビートルズのコピーバンドをやっていたのに伸ちゃんに誘われてブルースという奈落の底に(笑)



最後は全員で演奏。休みなしで2時間チョイ、びっしりと音の詰まったライブを聴かせてくれた。伸ちゃんもきっと来てくれていたと思う。

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