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反抗期真っ盛り

今、我が家でブームなのが反抗期。生後6か月のワンコと87になろうと云う婆さんが反抗期の真っ只中(笑)。我が身を思い返しても反抗期らしい時期って無かったように思うけどなぁ。ま、婆さんに言わせると『あんたは小さい頃から親に逆らってばっかりだったので反抗期が判らなかっただけ』だそうなんで、大きな口は叩かずにおく。

うちの婆さんは入院する前から、人の話を聞かないので度々苦言を呈してきたのだが、退院して益々ひどくなった。人が注意しても『そうね』と軽く聞き流すだけで絶対に従わない。例えば、すぐ薬を飲み忘れるので、一月分入るバカでかいピルケースを買ってやったのに使わない。そしてすぐ忘れるので3回注意して聞かないからと4回注意をすると・・・最後には拗ねる。

拗ねて可愛いのは女性の10代までだ。婆ァにやられると腹立たしいだけである。深沢七郎著の“楢山節考”(姥捨て伝説をモチーフにした小説)を部屋のあちこちに置いてやるぞ(笑)。6ヵ月のワンコなら可愛い、と思われるかもしれないが・・・こっちは河内の生まれなんで暴力的で困る。

そもそも八尾の朝吉(今東光著“悪名”の主人公)じゃあるまいに、アサコなんぞと名付けるからイカンのだ。こいつ、小食なので必ず餌を残す。ダラダラと食われたくないのでエサ入れを下げようとすると怒る(笑)。一度噛み付きかけたので横っ面を力一杯張り倒したのがいけなかったか、食べている横を通るとドスの効いた声で唸る。

また散歩の時は首輪でゼイゼイ言われるのが嫌なので、ウチは胴綱にしているのだが、ハーネスをセットするとまた怒る。飼い主を噛むというのは序列を誤解しているので、散歩の時などもワンコの勝手に歩かせない様にしているのだが唸り声は未だに収まらない。

さすがに噛むと言う事は無くなったが、口を開けて威嚇するので妹や婆さんは委縮する。また口を開けた時、歯が皮膚をかするとミミズ腫れになる。最近はアメリカ製の作業用皮手袋をはめ、口を開けたら顎を掴むようにして止めさせているのだが、まぁ近所ではなんとウルサイ犬と思われているだろう。

ところが、こやつはソトヅラがいいので、そう言ってもなかなか信じてもらえない。山で知人に会うと千切れんばかりに尻尾を振り、甘える、甘える(笑)。飼い犬のソトヅラコンテストがあれば間違いなく日本一になれると思う。ということで、証拠を上げておこう。こいつ、間違いなくこーゆー奴である。

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