変わった食べ方をしたわけではない。どちらかというと非常にスタンダードだが、インド人にとっての外人はやらんことだったらしい。前にもちょっと書いた事があったが、大抵のインドレストランにはパパール、パパッドと呼ばれる薄い豆煎餅がある。油で揚げるか、焼くかして食べるが日本人は大体ビールのつまみにする。が、本家のインドでは盛られたご飯に豆煎餅をのせ、それを手のひらで押さえて割った上からカレーをかける。カリッとした煎餅がとろみの無いカレーによく合うのだ。こいつにタマネギのアチャール(漬物)をたっぷり添えて食べるのがぼーず流。
インド人がレストランでやっていたのを真似たのが最初だったのだが、最近は病みつきになり、豆煎餅のあるところでは必ずやっている。それを見たインド人の半数は何かを言ってきた。『そのやり方は正しい』『誰に教わった?』『インドに住んでいたことがあるか?』興味のある方はお試しくだされ。但し、何も言われなくても責任は取れないのでそのつもりで(笑)。
言いたくなる気持ちは判る。ぼーずがフランクフルトにある富士という日本レストランのカウンターで飯を食っていた時に、横でトンカツ定食を食べていたドイツ人の爺さんが見事に箸を使いこなしていた。思わず『あんたの箸の使い方は完璧だ。俺より上手い。』と話しかけてしまった。『お袋は大人になった俺をつかまえて未だに箸の使い方を直そうとするんだ。』そういうと無愛想そのものの爺さんはにっこりと笑顔を返してくれた。
そう。これは手軽に出来る国際親善だ(笑)。浴衣を左前に着た外国人、納豆を恐々食べる外国人を見たらみんなで褒めよう(爆)。但し、たまにへそ曲がりもいるので注意が必要だ。以前、でたらめな書き順で見事な金釘流の漢字を書いたイギリス人を褒めたところ『なぜ感心する。お前だって漢字が書けるだろう。俺は馬鹿じゃない。』と言われてしまった。あのなぁ、そこまで威張るならもうちょっときれいに書けっちゅうねん。
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