gooブログはじめました!

長寿の冷蔵庫

ついに冷蔵庫が死んだ。昨夜、シューというエア漏れのような音がしていたが、朝冷凍庫を開けると氷が溶けていた。途中3年のブランクはあるものの、なんと30年も使ってきた骨董品だ。氷の冷蔵庫ならともかく、電気冷蔵庫としては信じられん位長寿だったと思う。一つにはサブで使い。扉の開け閉めをほとんどしなかったことが良かったのだろう。

台所にはドデカイ奴があるので、寝室に置いていた。中はドイツから持ち帰ったワインを入れたままで、普段開けることはほとんど無かった。エア漏れの音は冷媒が漏れた音だったのだろう。旧式なので環境にめっちゃ悪い本格的?フロンが入っていたろうに・・・オゾン層さん、ゴメン。

新しい冷蔵庫が10年持たなかったことを考えると、昔の製品は丈夫に出来ている。どこそこのリサイクルシップでは通常使わない所まで銅パイプに替えることで、中古品なのに新製品よりも長持ちするとPRしていたのを思い出した。量産品にその配慮が無いのは買い替えを促進させる為と言っていたのだが、なんとなくありそうな話だなぁ。

最近の音モノで思うのだが、無償修理期間を過ぎたあたりで、まるで計っていたかのように壊れるものがある。あれはわざとそー作られているのだろうか(笑)。また、10年前のウォークマンを使っていればケチか変人扱いされるだろうが、なぜか車やバイクの世界ではエンスージャストともてはやされるのが不思議だ。

製造中止になって40年近く経つS800のキャンバストップはまだパーツとして売られているが、作る方からすれば、お客さんもう勘弁してくださいだ。(但し、パーツが売り切れた後、ある程度バックオーダーが溜まるまで、直ぐには生産しないが)

ぼーずが魅力を感じるのはヴィンテージの楽器だ。塗装の剥がれまでがカッコ良く見える。この間、西荻窪のギターズマーケットで兄ちゃんから聞いたのだが、コイルの劣化もいわゆる良い音、枯れた音になってるんじゃないかと言うのだ。プレイヤーの中にはピックアップを新品に替える人もいるので一概に正しいと言えないかもしれないが、昔の音があることは確かだと思う。

古来、年寄りが尊敬されてきたのも、このヴィンテージの良さがあったからだと思う。経験に基づく深い分析力や洞察力、問題解決のよき知恵を持っていたからだろう。敢えて我が身を振り返えると、年寄りの英知らしきものは見出せない。ま、最近 性質(タチ)の悪い年寄りが増えたしなぁ、と慰めにもならん言い訳を呟く。・・・困ったもんだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事