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十余年後の真似

その昔、追っかけをやってたことがある。今でもライブでよく見るぞと言われるかもしれないが、追っかけていたのは寿司職人さん(笑)。まだ40代の頃だと思う。銀座で入った寿司屋で握ってくれたお兄ちゃんが、頼んでいないのに箸休めにと1~2品つまみになるようなものをさりげなくバランの上に置いてくれた。ビールを日本酒に替え、有難く頂いたが美味いじゃないか。

次に行った時、店長が我々のやり取りを覚えていたようでこのG藤さんという職人さんの前に案内するよう若い衆に指示してくれた。ここの凄かったのはその後ずっと行く度にG藤さんの前に案内してくれたことだ。ここは築地が本店だが、他にも色んなところに支店があるがどこもみな同じ扱いを受けた覚えがある。

そう、この人が異動するたびに着いていった訳だ。十数年経ち、彼が奥さんの実家であるうどん屋を継いでからも居心地の良かった新宿店・銀座店・三軒茶屋店は近くに寄った時に必ず食べに行っていた。特に三茶は店長が面白い人でG藤さんがいなくなってからはこの店長が付いてくれた。ある時、店の近くで通り魔騒ぎがあり人が亡くなったことがあったのだが『あの犯人ね、実はうちのお得意さんなんですよ』

「えー?!店長、包丁持ってて良かったなぁ(笑)」と言うと『いや私じゃなくG藤が付いていました。あいつのお客さん変わりもんが多くてね』・・・・すいません、ひょっとしてワシもその一人??(爆)・・・てな話をしながら、しきりにスプーンで何かを擦っては小鉢に移していた。擦っていたのはマグロの皮でかなりの量になるすき身が小鉢に盛られていた。

『これネギトロにしたら美味いンすよ』店長の時給で作られたんじゃ大トロ並みに取るんじゃないのとおちょくったが『こんな半端仕事、若いのにやらせられないから自分でやるんですよ』と言いながら軍艦巻きで出してくれた。こういう人が作って不味い訳がない。旨めーよ!!なにこれ?他で食べたネギトロとは全くの別物。『なーに、手間食べてもらってるようなもんです』と店長。



今日、近所の魚屋で黒マグロの砂ずりに筋が一杯入った部分を売っていた。『もちろん生。冷凍もんやないで』と言うので勇んで買い求めた。包丁で叩くには筋が硬過ぎなのでここは三茶の店長を真似てスプーンで掻き取る。



保存容器に8分目ほど取れた。味重視で最初から醤油・ワサビを加えてネギトロにする。見てくれは黒っぽくなったが美味いゾ。



ちょいとズルを決め、その魚屋で購入した酢飯にウニと剥き身を半々に盛ってウニ・ネギトロ丼・・・痛風丼とも言う (笑)・・・にした。昼ビールに合うんだ、これが(笑)。尿酸値沸騰するなぁ(爆)
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