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追いエビ・追い貝・追いガンボ

「ところで、お前はどういう人から今まで英語を習ってきた?」 今を遡ることウン十年前、会社の自己啓発英会話で講師のランディーが唐突に聞いてきた。『ウーン、初めて中学で教えてくれた人はニューヨークっ子、ついで高校時代はサンフランシスコ出身者。大学ではイギリスのおばちゃん。会社に入ってからは米仏ハーフの変わりもんで駐在時代はロンドンっ子、上達せずにそいつに破門されてからはスコットランド人。日本に戻ってからはお前の会社が派遣してきた、数えきれんほどのインストラクター達』と答える。

「それでかぁ。お前の英語ってガンボやもんなぁ」と言われる。ガンボとはオクラのことだがルイジアナのシチュー風名物料理でもあり、この場合は“ごった煮”とでも訳すべきかな。うーん、本人はクィーンズ英語を目指していたのだが無駄な努力だったらしい(笑)。このガンボをずっと食ってみたかったのだが、今と違ってメニューに載せている店が周りにはほとんど無かった。

実は一度、デニーズのフェアで食った覚えはあるのだが、以前ルイジアナ出身の若い奴にジャンバラヤはデニーズで食ったと言って散々馬鹿にされたので内緒にしてきたのだ。しかしアメリカ人の若い奴に食で馬鹿にされるか?!(笑)。その後、ニューオリンズへ遊びに行った友人がガンボの素をくれ、レシピ通りに作ったらなかなかスパイシーでデニーズより数段美味かった。

丁度いい機会と思い、ランディに正統派ガンボとは?と尋ねてみたら『お袋のガンボ』と即答された。ガンボ好きのほとんどがそう思ってるはずだそうな。それを聞いて気が楽になった。それからは自己流で適当に作っている。先日、スーパーでオクラが安かったので3パック買い求め、久しぶりのガンボを作る。



チキンとソーセージのガンボにカリカリトーストを合わせてみた。うめーよ!と言いたかったが・・・外してもた(笑)。なんとオクラが筋だらけ、春先にこんなもん売るなよ。おまけに、米国製ガンボの素を真似て生米を入れ、とろみを出そうとしたのがちょっととろみ不足。悔しいのでエビ・ホタテを追加して豪華にしたら量が増え過ぎて鍋からホウロウの寸胴に移し替える(笑)。



これで余裕が出来たので、まっとうな柔らかいオクラも追加する。前回の口当たりの悪さに辟易し、ガクの周りもちゃんと剥いてから塩擦り。とろみは米を追加するわけにはいかないので、小麦粉をバターで練ったフレンチで言う所のブールマニエを加える。クレオール料理なんだからフレンチ手法も有りだろ。



今度は・・・はい、良く出来ました(笑)。本場に倣い、ご飯を合わせてみた。端っこの赤い奴は掟破りの福神漬け。不思議に合うんだな、これが・・・アメリカでも福神漬け流行らんかなぁ。

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