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所変われば

昔、鳥葬と聞くとアフリカの平原でハゲタカに食われている鹿の死骸を想像していた。が、登山家の田部井淳子さんの講演でそれは間違いだと知った。チベットの鳥葬とはもっと手間隙をかけるもんで、なんとホトケをタルタルステーキ(骨ごと刻むんでツクネかな?)にしてから鳥に喰わすと言うのだ。うーん、スプラッターやなぁ。骨まで細かく砕くので、後にはほとんど残らないそうだ。

ここまで変ってはいないが、地方により葬儀はかなり異なるようだ。ぼーずの本家がある信濃大町では親父が小さい頃は土葬だったと言うが、現在の式次第は関西と大差は無い様に感じた。が、今回は叔父貴の葬儀に出席し、地域によってまだかなりの違いがあると思った。

まず、通夜に出かけて驚いたのは棺桶がない。そう、もう骨壷に納まっていたのだ。たまたま、叔父の場合は会場が詰まっていて長期待機?が難しく、先に処置したのだが、福島地方では珍しいことではないと言う。西宮の親父なんかドライアイスで無理やりもたせてたもんね。

なんと通夜が始まる前から焼香が始まる。気が向いた人は先に焼香出来るらしい。式が始まると寺だというのに婆ちゃん達のクワイヤ(聖歌隊??)が付いている。坊主の読経の間に合いの手や歌を挟むのだ。まるで、アメリカの教会みたい。

最後は4人一組で焼香なのだが、遺族席に座った者はこの人たちにいちいちお辞儀をする。原則、来た時と帰る時の2回だが、その内が4人組が崩れだし、一人ずつ頭を下げなくてはならなくなった。会葬者数×2のお辞儀って、ワシャ米ツキバッタかい(笑)。

通夜が終わってからも、遅れてお別れに来られる人のため、遺族は暫くその会場に残らなくてはならない。関西だと会場ではなく小さな部屋で夜通し線香と灯明の番をさせられるのだが、会場を施錠するため1時間ほどで開放される。

翌日の葬儀は普通?の葬式だと思ったら、最後に来たぜ。骨壷を先頭に遺族が一列になり、表を練り歩くのだ。Soul Train~、Soul Train~というフレーズが頭に浮かぶ。不謹慎な甥を持ち、叔父貴は苦笑いだと思うので踊るのは辞めておいた。後で聞くと斎場に向かう遺族を見送る代わりだという。

まぁ自分の最後なんで葬式は好きにさせてもらいたいもんだ。ぼーずの場合。香典返しはしないので額を最初から半額にしておいてくれと言いたいのだが・・言えんだろうな。個人の遺言と言うことで今からPRするか(笑)。あと会葬者には死に顔を撮影したクォカードを配りたい。この案、友人達にはメッチャ評判が悪いのだが、従妹の娘だけは『私、使ってあげる』 こいつ絶対に人の分まで持って帰るな。
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