僕が高校生の頃、どっかのテストで『百年戦争は何年続いたか?』という設問があったそうだ。その時は平均点を上げるための救済問題と思ったのだが、実際の戦争は1337年から1453年までの116年間と言われているので引っ掛け問題であったのかもしれない。だとしたら意地の悪い出題者だ(笑)。英仏も『116年戦争』と名付ければ良かったのに。
つい先日、14年戦争が終わった。2002年に一作目が公開された、映画“Resident Evil(邦題バイオハザード)”が最終章を迎えた。珍しく日本の方が早く、去年の12月23日から公開されているが、アメリカでは今月の27日からだそうだ。カプコンさん、寄付金はずんだか??
もう公開されてから1ヶ月以上経っているので、ぼちぼち行かないとしょぼいスクリーンで観る羽目になる。慌てて調べると西宮北口のシネコンではまだちゃんとやっていた。よっしゃぁ~、時間は・・・え、吹き替え版??大抵は字幕と2本立てになっているのに、ここは吹き替え版しか上映してない。
以前ここに〖吹き替え嫌い〗と題した駄文を上げているので繰り返すつもりはないが、要は声優連中の喋り方が気に食わないのだ。多少画面にのめり込めなくとも俳優の声が聞こえる字幕がいい。更に調べると神戸は字幕のみとある。国際都市を名乗るならこう来ないとなぁ・・・と言う事で三宮国際会館に向かった。
時間ギリギリに入ったのと、東口のイカリスーパーが無くなっていたのでビールを持ち込めず(笑)。お蔭で550ml、800円という生ギネス並みの料金を館内の売店で取られた。若い頃、映画を観るのにビール樽を持ち込んだのはいいが、終わるまでずっと寝ていたアホがいたのを思い出した。(F井お前だ!)
肝心の映画だが・・・ま、こんなもんかな(笑)。そもそもゲームから派生した映画なんで、ソンビを撃ちまくり倒せばいいという製作者の意図が常に見えていたシリーズだった。こっちも判って行っていたので文句は垂れまい。帰ってから読んだ映画評に『惰性で見続けた』という表現をあちこちで目にしたのはご同輩が大勢いた証だと思う。
いい映画は上手く騙してくれるものだが、これはちょっと雑過ぎたな。今までの悪役が総出演(カラス君たちだけがお休み)したが、かつて鼻の穴にフィルターを詰めたマヌケな姿の強敵は、アンブレラ社を解雇された直後、ここのAIにあっけなく倒される。アンブレラの社員には危害をくわえられないようAIが設定されていたが、対象が首になれば・・・という説明だった。
おーい!!1作目を忘れたか。地下研究所でTヴァイルスが蔓延した時、外に漏れないよう入り口を閉じ、研究所社員の5百名以上を溺死・ガス殺させたのはどこのAIだった?おまけに、手を出せない社員でも解雇されたら即攻撃出来るってのはロボコップからのパクリだろ。
唯一期待を裏切ってくれたのはアリスが生き残り、ワクチンが広がるまでの時間ゾンビ退治を続けるという所だけかな。ま、これはこれで良いのかもしれない。僕は相討ちで終わると考えていたからね。しかし、空気で広がるワクチンって・・・最後まで文句垂れさす映画だったな(笑)
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