高校の頃、こいつを家族で見ながら『うちもああやって、おいといてやろうか?』と母親に言ったことがあった。止めてよと言いながらもまんざらではない様子の母親。悪いがぼーずはマザコンではない。友人と話す時は『母』ではなく『親父の連れ合い』、とっくに親離れしていた。剥製の狙いは母親が受け取るであろう年金(笑)。種明かしを聞いて、母親がブー垂れたことは言うまでもない。
ウン十年前ぼーず家の冗談だったことが、現実に起きている。高年齢者が次々と行方不明になっているというではないか。理由の多くは年金詐欺のように思える。本人が即身仏になると言っていたという言い訳に至っては悪いと思いながらも笑ってしまった。
食費や服に金がかからない親に2ヶ月に1回年金が入ればそのままにしたい気持ちは判らんでもないが、親の葬式はどうするんだ? それだけ家族関係が荒んできたと言うべきなのだろうか。最初は特殊な例だと思っていたのだが、その後からも行方不明の老人が出るわ出るわで、呆れる程だ。
年金の振り込まれた口座から誰が出金したかはVTRを見ればすぐ判るだろうに。さすがに即身仏の子供は逮捕されたようだが、多くの老人達は行方不明で済まされている。親の行き先を知らないと言いながら、子供が振り込まれた年金を引き出しているのなら何らかの法的処置は可能だろうに、なにをぐずぐずしているのだろう。
死亡届が出るまで、戸籍が残るのはしょうがないと思う。音信不通になったからと言って戸籍を抹消されてはたまらないからだ。但し、行方の判らない人に年金を支給するのは別の話だと思う。自分の金で無いからと鷹揚に構える必要はない。民事、刑事訴追とあらゆる手を使って、騙し取られた年金を取り返すべきだろう。
最新の画像もっと見る
最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事