小遣いの少ない高校生にとって、両替できる額はたかが知れている。また持ち帰ったものの使い道も無く、せいぜい買い物に使い、ウケを狙ったのがオチだった。2007年、見つけた100円札は新札であり、2百円で売られていた。新札の100枚束が2万円で売られていたので、恐らく小口の買い取り価格はたいしたことがないはずだ。値上がりを待って保管していた人には気の毒だが、銀行に預けた方がはるかに儲かったと思うし、これから保管し続けても儲けは無さそうだ。
ま、ぼーずは、こーいった話に大きな口をきく資格がない。つい目先の利益にこだわるからだ。子供の頃、倉の中で遊ぶのが好きだった。なんに使うのかも判らないものや、親父が学生時代に使っていたというまん丸の眼鏡などが出てきて、子供心にも楽しかったものだ。その中に古銭の入った箱があった。どーも、ぼーずの先祖はカイショ無しであったらしく、大判、小判どころか銀貨すら入っていなかった。可愛い子孫には千両箱くらい残せっちゅうねん。
利発なお子様であった小学生ぼーずは、その中にあった1銭硬貨の大きさ、重さが現在の10円玉とほぼ同じであることに気付いた。試しにコーラの販売機に使うと・・・出るではないか。それから、この1銭銅貨は急に減っていった(笑)。ちなみに、この頃の販売機は女性のタイトスカートをイメージしたといわれる例のビンで出てきた。当時の値段は40円。現在の350ml缶の値段からすると、ほとんど値段据え置きのようなものだ。
この銅貨は桐1銭青銅貨と呼ばれ、鋳造枚数も多いのか、販売価格はたいしたことが無く、流通品は1枚60~40円程度だそうだ。いずれにせよ4枚あればコーラの大判ペットボトルは買えそうだ(笑)。つまらんことに使ってしまったものだ。
で、見つけた100円札だが3枚だけ買った。知人の娘が今年5歳になる。誕生日にはこれを立派な祝儀袋に入れて送ってやるつもりだ。『これは100万円札です。洋服やバービー人形など何でも買えるけど、大金だから親に渡して買ってもらうように 』と注意書きを添えて(笑)。不足分は親に出してもらおう。
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