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行きて帰りし物語(本編その1)

19日の朝5時、草加に住む従妹の実家に向かい、彼女を乗せ車で出発する。幸い、ガソリンはメーター読みで四分の三程ある。高速に入れば給油は可能だ。本来なら水戸に近い友部で入れたかったのだが、取り敢えず手前の守谷SAで並ぶ。



↑ 写真の通り、GSは遥か先だが列はここから始まっていた。並んで正解、40分並んで2千円分しか売ってくれない。14リッター弱だと借りたカローラでは高速道で200Kmがいいところだろう。針は満タンを指している。因みに常磐高速道路(一般車両走行可能区間は三郷~水戸)は信じられない位空いていた。

さすがに水戸を降りるとそこらじゅうで渋滞しているが、総てGS渋滞。ガソリン待ちの車が並び、片側をふさぐので恐る恐る走る。なんとか6号線にたどり着き、北上する。水戸付近で6号はやや混んでいるが普通に流れていた。 ↓こんなもんですな。渋滞区間は総てGS待ち。



日立市を過ぎ、北茨城市に入ると海水が道路を超えたと思える個所がいくつかあった。↓ 車が道路わきでひっくり返っていた直後に取った写真だが、道路を超えた左側に残骸が残っている。前の車はパトカーなので距離をあけて撮った。揺れの割には道路が崩壊していない。壊れた塀の大半は鉄筋が仕込まれていない積み上げ仕様だった。



最大の難所と思われた県境付近、磯原の道路は海側の復興作業中であった。山側を交互に通るのだが通行量が少ないので待ちはほとんどなし。詳しい情報を電話で教えてくれた磯原警察交通課の担当官には感謝の言葉しかない。貴方のアドバイスが無ければ行けなかった。

そうこうする内にいわき市に入る。観光で有名な勿来の関だ。勿来とは古文で習ったように『な来そ』が語源である。来るなと言われても帰る訳にはいかん(笑)。

ここに続く

※日付は20日ですが19日の話です。
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