類人エン(さすらいの詩~砂一詩集)

旅の終わりにこそ続けて流離う。
遠回りの道。
迷うな!それが真の勇気。
無限の嘆きは感謝。
神への祈りだ。

「時」よ。  ”Time”.

2009-01-23 23:48:12 | Weblog
「時」よ。 "Time".
「時」を自由に使ってきた足跡はもう振り返らない。
何故なら今、死の選択の「時」を迎えたからだ。
さんざん「時」と遊び戯れたのだ。
結構楽しかったぜ!
初めがあれば終わりが必ず訪れるのだ。
「時」は自由に与えられたのだが・・・
困ったことに・・・この「時」は待っても止まってもくれないのだ。
そして、じっと待っている終わりなのか。
それとも死を自らが執行するタイミングを探しているのか。
・・・計りかねている。
その内にも最終楽章の棒が振り落とされるはずだ・・・!
「時」よ、止まれ!
おい!ちょっとっ、待ってくれえ!
本当にお願いだから・・・!!!
この通り頭を下げてお願いする。
いや、それは無理。いくらお願いされても・・・無理です。
ピー!
到着です。ここからは別の列車に乗り換えて下さい。

失ったものがあるとすれば・・・ If there is lost something ・・・

2009-01-22 22:07:02 | Weblog
失ったものがあるとすれば・・・
失ったのは青春ではない。
失ったのは時でもない。
失ったのは掛け替えのない人生であろうはずはない。
失ったものがあるとすればただ自分の「道」を見失ったに過ぎない。
自分に問いかける・・・。
しかし、果たして失ったものなんかは何もなかったのではと振り返った時、その「道」が目の前に両手を大きく広げて立ちはだかっていたではないか。
うーんやはり失ったものなんかはなかったのだ!
今、異国で、素敵な、古い友人との再会が実現している。
・・・それは悲哀と苦悩と夢がいっぱい詰まったガラクタばかりのおもちゃ箱。
それを今、子供のように胸を躍らしてそして、そっと目を瞑り、宝石箱の蓋を開くように手を差し出した。
たった今、帰って来たよ。・・本当に貴方なの?・・・そうだよ!
本当ならもっと顔を上に上げて見せてごらん。
えっ本当なのね!その顔の輪郭は忘れるはずはない。本当に貴方なのね!
お・か・え・り・な・さ・い!
・・・お帰りなさい!
親愛なる「孤独さん!」

セッセ、セッセ、  Sesse and Sesse

2009-01-21 22:44:31 | Weblog
セッセ、セッセ、
勤勉だね。
セッセ、セッセ、
精が出るね。
セッセ、セッセ、
日暮れ前には終わらせないと。
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
振り替えらず一心不乱。
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
さあ上がりだ!
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
ーーー
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、
セッセ、セッセ、

カックンカックン Caccncaccn

2009-01-20 22:53:04 | Weblog
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
世間が動き始めたよ・・・!
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
動き始めたよ、忙しく・・・!
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
それっ!
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワ
カックンカックン ジュワジュワジュワ

月に一度  Once a month

2009-01-20 08:56:49 | Weblog
月に一度、海を見に行く。

ぱっと目の前が明るく広がる。 

今、海のそばに立っている。

月に一度、海を見に行く。

砂地をとぼとぼと窪みを点けて地平線を望む。

そして、おもむろに足を前に進める。

ザクッザクッと砂が足を引っ張る。

白い襟をつけた波が愛撫するかのように足元を這う。

サワッサワッサワッ ザーッザーッザーッ シュワッシュワッシュワッ

ザッザッザッ シュルシュルシュル サワッサワッサワッ 

目の前の視界に貝殻も海藻も流木も何処かで捨てられた塵屑さえも現れる。

弾力があるようで意外と融通が利かない硬い砂を踏みつけて立つ。

心地よい潮をたっぷり含んだ海風が無節操に肌を嘗めるように吹きつける。

そして、浜辺の先の見知らぬボートが目に映り、何時の間にかその白いボートにジェラシーを抱く。

月に一度、海を見に行く。