日めくりを捲りめくってやって来た年月に、
今日こそはと空に手を振る。そして、杖突くも転げる日を迎えるなり。
重ねて蛍舞う石段に頬擦りをする。
抜ける力に完走を求めて腕を振り息を切る命かな。
力尽き闇夜に一人徘徊するもはるか家路にそろりと歩を進める。
我が子の足音に辺り眺めてそして、踵を返し背を上げる。
明日こそと口元で唱えるも明日を何時迎える闇夜の月。
歩き疲れ走り疲れ日の暮れ迫る家路かな。
訪れる夜の帳に襟を立て靴のかがとを歩道に蹴る。
自立なき歩む人生にも神は手を取り微笑むなり。
感傷に浸るとも時は待たずに笑顔押して走り去る。
舞って舞って語るなり明日なき運命の哀しさよ。
掛けて来ておいと!掛ける声に蘇る昔の思い出よ。
今日こそはと空に手を振る。そして、杖突くも転げる日を迎えるなり。
重ねて蛍舞う石段に頬擦りをする。
抜ける力に完走を求めて腕を振り息を切る命かな。
力尽き闇夜に一人徘徊するもはるか家路にそろりと歩を進める。
我が子の足音に辺り眺めてそして、踵を返し背を上げる。
明日こそと口元で唱えるも明日を何時迎える闇夜の月。
歩き疲れ走り疲れ日の暮れ迫る家路かな。
訪れる夜の帳に襟を立て靴のかがとを歩道に蹴る。
自立なき歩む人生にも神は手を取り微笑むなり。
感傷に浸るとも時は待たずに笑顔押して走り去る。
舞って舞って語るなり明日なき運命の哀しさよ。
掛けて来ておいと!掛ける声に蘇る昔の思い出よ。