類人エン(さすらいの詩~砂一詩集)

旅の終わりにこそ続けて流離う。
遠回りの道。
迷うな!それが真の勇気。
無限の嘆きは感謝。
神への祈りだ。

今を如何生きるの?   How do you live in now?

2008-05-27 21:47:13 | Weblog
過去を語っても仕方が無い。

この地球の何処かを歩き、何処かを走り抜けて来ただけに過ぎないのだから。

我々は過去を語っても良い。

誰の為に、誰かの為に。

しかし、言っておくが自分の過去などは役立たずだ。

だから止めておきな。

ただ、誰の目にもとまり、共通することは今を生きることなのだから。

今を如何生きるかだけなのだ。

分かったかな・・・!



たった一度しかない人生なんて   Only one life is not hoped for

2008-05-24 20:25:49 | Weblog
たった一度しかない人生なんて

「たった一度しかない人生なんて見たくはない。」

たった一度の人生が君の全てなのだ。

「そんなこと絶対信じない、

人生がたった一度だけとは・・・」

君はそのたった一度の人生にも満足できないのかね。

「否たった一度の人生が全てを決めるなんて我慢ができないだけなのだ。」

そうだったのか。しかし、そうは問屋が下ろさないのだ。

一度きりの人生が君の全てなのだ。

たとえ振り返ったとしても動かない。

たとえ前のめりになって急いで走ったとしてもそれは叶わない。

だが一つ言えることは【時計】だけは君の自由だ。

その【時計】だけは自由に使えるのだ。

それで我慢しておくれ。それをお前にプレゼントする!

この【時計】を君は如何使おうと勝手だよ。

何処でどのように何に使おうと君の自由だ。

だからもう、

たった一度しかない人生なんて二度と口にしないでくれたまえ。

そんな我侭はよしてくれ。

そんな愚痴はよしてくれ。

そんな情けないこと、今日限りで・お・さ・ら・ば・させてくれ。

一体、誰が言ったのか、たった一度しかない人生なんて・・・!

話したいことがあれば・・・ If you want to speak

2008-05-24 00:54:43 | Weblog
話したいことがあれば・・・

伝えねば 今、伝えねば ・・・ 生きてる証 今、伝えたい。

・・・

汝に問う。父はか弱き者にその苦しみだけを残したのか。

否である。

父は「生」の偉大なるシステムや原理を汝に教えたのだ。

この世に縁があり、唯一汝に分け与えたのだ。

それを十分と思い受容する。

そして「人生」を汝に自由に選択させたのだ。

それ以上何を求めようと言うのだ。

そして、父は何時も汝のそばでじっと見守っている。

それは確かだ。

それこそが事実だ。

それこそが真実なのだ。

それ以上求めるものは何もないはずだよ。

安心しなさい!

だから今日は静かにお休みなさい。

今、黒い漆黒の闇夜と時の刻みが汝のそばでやさしく語りかける。

・・・

話さねば 今、話さねば ・・・ 生きてる証を 今、話さねば・・・。

・・・話したいことがあればもっと話してもいいのだよ!


歴史は100年前に創造された。

2008-05-22 20:54:45 | Weblog
(The history was created 100 years ago)

夢を追いかける。

何時までも。そして、再び。

時の刻みが耳のそばで打つのにじっと耐える。

歴史は100年前に創造された。

わずかな友たち、そして多くの友たちは自らの歩みへと歩を進める。

チックタック、チックタック。

わが子もそれを確かに聞いた。

チックタック、チックタック。

闇は車の叫びを伝えるがすぐにどこかに消える。

そして、静寂と暗黒が襲う。

どの色を使い塗りたくろうと全てブラック。

黒き瞳がこの墨のような闇を吸う。

微かな鼓動が痛む。

やがて、時の刻み音も消えて失くなる。

歴史は100年前に創造された。

誰も皆、振り返るが足音は聞こえない。

南に吹く季節風 The monsoon that blows to the south

2008-05-21 04:37:35 | Weblog
妙にカン高く透き通った人声が闇夜に響き街を突き抜ける。

生暖かく湿気を含んだ亜熱帯のあんなにもだらだらと流れた時間なのにこの様は何だ。

少し、幾らか北からの寒い季節が11月に入り、忍び寄っただけと言うのにドアがキューキューと小さな氷のように凍てた悲鳴を上げる。

外の車の疾風が耳に劈く。

サブウェイの駅の工事現場のスコップや削岩機が乾いた音を上げる。

鉄と鉄が擦り合う。鉄と岩が格闘する。

ザックウ、ザック、ザックウ、ザック。

そして、何かがブリキか瓶のようなものがコンクリートの道路に転がる。

そして、発動機やエンジンが唸りを上げる。

ワウウウ、ワウワウ、ギーッギーッ、ギューン、ギューン

窓ガラスは震えてフレームと擦り合う。

ブルブルブルブルーン!

思わず身を竦め背筋を伸ばす。

大きな風は地球全体に交響楽の旋律を奏でる。

この南の外れの大地に。

大陸の季節風だ。

移ろいの詩  It likens it to the poetry haiku moving

2008-05-20 22:47:39 | Weblog
~移ろいの詩ー俳句になぞらえて~

この笑顔と仕草をみな背に負い気負いこむ。

かかる手に高いか高いか子を振り返り仰ぐ。

足にしがみつく子の顔にかかる手を離さない。

人に言う前に我の立場を垢すりで確かめる。

言い訳天才に頷き相槌を打つ父と母かな。

泣き喚き入道雲がペコリ挨拶。

押し殺して一家団欒に身を任せ時の移ろいに耳を澄ます。

押し殺して迫る夕暮れに目を閉じ掌が顔を覆う。

泣き濡れて辿り着く川岸に故郷の白い雲。

おんぶ、抱っことせびる子に道草。

今日も遅刻して日が暮れる異国の我が子。

境橋風景に刻み渡りきる勇気と哀しさよ。

歩いて来て振り返る我が住む異国のストリート。

せがまれて敢然と旗振る負け戦。

子は天才     The child is a genius

2008-05-19 22:19:19 | Weblog
子は天才。

未だ一人立ちは出来ないが子は瞳を大きく開けて見つめている。

親の一挙手一投足を。

親がすること全てを模倣する。

親が話すことを聞き漏らさない。

そんな子を抱きしめる。

これは何?

あれは何?

うーん、いいんだよ!

それはこうなんだよと教える。

一つ一つはっきりと記憶する。

「僕、二歳の時、僕三歳の時、僕四歳の時に何処へ行き何をしたか」を口に出して話す。

そして、今そばで面と子と向かい束の間の時間を遊ぶ。

一瞬なりとも気を許せない。

何故なら親の全てをコンピュータが作動する様に凄いスピードで頭に叩き込んでいるからだ。

しかも凄いエネルギーでだ。

それは一種の恐怖だ。

幼いと考えてはきっと大きな仕返しを食らうに違いない。

正に子は天才なのだ。

一時とも休まず真剣勝負で臨まなければならない。

そして、このまま親を飲み込んで親を今に飛び越えてはるか彼方へと走るのだ。

だから子の前では迂闊になれない。

見たもの・食べたもの・話したこと・体験したこと全て覚えている。

そして、質問攻めにあう。

ああ、親としてはミスばかりでは失格だ。

ただ、唯一の神からの授かりものの分身だ。

心を込めて、精魂を込めたいと願う。

未だ幼い子だ。

立派に一人立ちできるまで支え、守って上げなければならない。

それは二度とない親の人生そのものだから。

だから親は自らの子に責任を持ったのだ。

そして、今この瞬間にじっと子は親を見つめている。

叱りっぱなしの子   It keeps scolding the child

2008-05-18 00:14:08 | Weblog
駄目だよ、止めなさい!

駄目だったら!

何をしているの?

駄目なものは駄目だ。

早く、止しなさい。

何度言ったら分かるの?

いい加減にしなさい。

煩いのは駄目、静かにしなさい。

本当にどうしようもない子だね。

うるさくて、うるさくて

この子はちっともじっとしていない。

パパの言うことちゃんと聞きなさい。

止めなさいったら止めなさい!

繰り返し、繰り返し子を嗜める。

繰り返し、繰り返し子を叱る。

しかし、聞かない。

そして、ある時、わずかだが良い子になる。

しかし、依然として一瞬たりともじっとはしていない。

そして、やがて子は大きく成長している。


子の叫び  Child's shout

2008-05-16 19:46:54 | Weblog
子が叫んだ。

パパ、パパ、パパ、

ママ、ママ、ママ、

何度も何度もパパとママの名を呼び、子は大きくなった。

パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、

ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、

パパッ、パパッ、パパッ、

ママッ、ママッ、ママッ、

パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、パパッー、

ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、ママッー、

パパッ、パパッ、パパッ、

ママッ、ママッ、ママッ、

パパ、パパ、

ママ、ママ、

神に祈りを The prayer to the god

2008-05-15 18:55:50 | Weblog
自らの運命は自らが背負う。信ずる道があれば最後まで歩むのだ。神はやさしく微笑み、語りかけるだろう。捧げられる命に栄光あれ。神に祈りを。

The prayer to the god

Oneself shoulders an own fate. It walks to the last minute if there is a believed road. The god will be gentle and it ..seeing with a smile.. talk. The glory must be in the sacrificed life. The prayer to the god.


夜の怪物 Monster at night

2008-05-14 22:25:59 | Weblog
今しがた立ち去ったルームの電燈の明かりが文明を照らすように台所から戻った私を招き入れる。そこは唯一の温もりでそして、怪物が同居する世界だ。一体、怪物の棲家のドアをノックしたのは何処のどいつだ。

一たび足を踏み入れたなら戻るに戻れない。耳を澄まし、眼を研いでもこのお化け屋敷は何千年も何万年もの昔にタイムスリップしたホールの彼方に在る。大海の渦潮に吸われ、砂漠の無限の地平の蟻地獄に足を引き摺り落とされ、喘ごうとも叫ぼうとも、声も響かず何処にも届かない。完全に「現代」とはシャットアウト。全く別の星雲の宇宙がそこに広がる。大きな真っ黒な人の顔よりも三倍以上も大きい蜘蛛が壁を這い鋭角に折ったその細長い足を垂らす。

君は一体、何者なのだ!

硬直した体が机に向かって身動き一つしない。息が一瞬止まり、胸の鼓動もシュルシュルとガス欠したポンコツ車のエンジンのように力が空を舞い失速する。


生きようよ。   Let's live.

2008-05-14 01:53:58 | Weblog
生きて見ようよ。

まだ先に何か落ちているかも知れない。

拾おうよ。

・・・そうだ何かを見つけたら。

まだ、鼓動がリズムを打っているよ。

まだ歩ける。

しかし、よく前が見えるかな。

見えなくなったらお終いだよ。

だから何かが見える内は勇気を出して進んで見ようではないか。

何時かきっと何かに出会えると思うからだ。

その何かは?

・・・

希望であり、絶望だ!

・・・

だがそれを我々は恐れたのではない。

それらを期待したのだ。

我々はそれらを願ったのだ。

だからもう少し生きて見るのだ。

まだ足が前に進む限りは。

・・・

そうだもう少し生きて見よう。

呟き  Mutter

2008-05-13 08:24:02 | Weblog
遠き山々にまた雪降り積もる

辺りは静寂の叫びを上げて白く染まりけり

誰かが駆け出し野に鳥を追う一夜の夢よ

今はただ頭をたれて庫裏に身を埋める

ああ、人の世の在りて成る、輝きて成る古よ

されど今、「時」恰も見つけたり

「命は一つに捧げられてあり」・・・!

去ろうよ!  Let's leave.

2008-05-12 23:19:57 | Weblog
去ろうよ!  

去ろうよ!

この人の世から!

降りようよ!

この世の舞台から

去ろうよ!去ろうよ!去ろうよ!

きっと・・・あなたは瞳を輝かせたのだ。

きっと・・・あなたはその喧騒の中にいたのだ。

きっと・・・手を合わせて祈りを捧げたに違いない。

そして、頷く。

今、あなたに言えることはただ一つ。

「何故、今も生きているの?」

その一言に縋り付いただけなのさ。

その一言を口の中で繰り返しただけなのさ。

何もないよ。

何でもないよ。

今は父も母もない。

そして、じっと外の景色を見つめただけさ。

去ろうよ!

物思いに耽る暇などない。

早く去ってしまおうよ!

お願いだ!  It is asking.

2008-05-10 01:13:55 | Weblog
孤独君!

何と、こんなにも愛おしいと感じたことはなかったよ!

体の隅々までも愛撫で解きほぐしてくれる心地よさは何処にもない。このまま地上に体を投げ出し、大の字に横たわり肌を土に直接着けてそのまま・・・永遠の時に重ねる。

このまま私から離れないでくれ、お願いだ!

傍にいて話相手になっておくれ、・・・・!

今、あなたと一つになって酔いしれたい・・・・。

お願いだ!