類人エン(さすらいの詩~砂一詩集)

旅の終わりにこそ続けて流離う。
遠回りの道。
迷うな!それが真の勇気。
無限の嘆きは感謝。
神への祈りだ。

廃墟に佇め

2010-12-11 10:41:45 | Weblog
地球の上に降り立ったところが廃墟

それ以上のチャンスはない

ラッキーだよ!

人類の全ての憎悪が遠い歴史の中に葬り去られたからだ

そうだ

廃墟を歩くのだ

廃墟を彷徨うのだ

何故ならそこは唯一、神聖であろうからだ

神も関与しない場所であるからだ

それが地球の物体の物理の原理であり、法則に違いないからだ

今こそ我ら人類のエゴと傲慢を捨て去るのだ


再び枯渇

2010-12-11 10:36:14 | Weblog
絞っても、逆立ちしても出て来ない。

夢遊病者が寧ろ羨ましい。

全くの抜け殻になる。

悔しさも、歯がゆさもパワーもみなどこかへと消えている。

野良犬でもない。野良犬はまだ飢えている。ふらふらほっつき歩いても獲物を狙っている。

「枯渇」は女性でも男性でもないクラゲのような姿である。

いざ、「枯渇」がやってきたなら大きな太陽の強い日差しも大海の潮も意味を持たない。

我らが恐れるもの、それは「枯渇」に他ならない。

腑抜けの枯渇よ

それは生きる屍

目標も生きる意欲も全て見失った

全てがお構いない

それこそもしかすれば究極の人生

そして、終焉なのだろう