ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

リー・クアンユー 氏

重篤中の李光耀 氏(リー・クアンユー氏)が亡くなられました。


アジアの国際的な二人の李氏、李登輝 先生と並ぶもう一方の李光耀 氏でしたが、寂しい思いがします。 篤くご冥福をいのります。

管理人は、お二人のアジアの「李氏」を大変尊敬申し上げてきました。

特に「李光耀」氏は容共主義者なるも、リアリストとしての偉大さは否定できません。


管理人は幾度がブログ等の投稿で取り上げました。華人(中国人)であるリー・クアンユー 氏の偉大さは、自身が華人であるがゆえに、華人の持つネガティブな側面を徹底的にかつ冷徹に矯正排除することで、今日の世界的な評価を得たと理解してます。

フェルナンデス・マルコス氏(元フィリッピン大統領)が始めて議員になった1949年で、シンガポールがマレーシアから独立したのが1965年です。

実に1945年のフィリッピンは東南アジアの最も輝く国家であり、最大のGDPを誇っていた国家です。

マルコス氏が政界入りして10年後に独立した国家は、いかなる原動力を持っていたのでしょう。

管理人が1975年にシンガポールを訪れた時、フィリッピンマニラへも行ってた経験での比較では、清潔、勤勉性、マナーで、完全以上に逆転しておりました。

その基本は、徹底的な規律、規範で、確実なペナルティーを課す基本姿勢と強力な計画経済の実行です。

 

多民族国家ですが、華人(中国人)の割合が多いという現実を冷徹に分析出来たのでしょう。 中国人の隘路さを徹底的に強制することで、「衛生」「勤勉」「順法」を課すことで、成し得た人口国家の名声としては、あまりにも他の華人国家とは大きな開きが存在します。


国家の品格として見るなら、「シンガポール」を「支那」と同一な民族として認識出来る人は「支那人」以外では稀でしょう。

つまり、「中国人」以外の国の人のほとんど-99.9% は、シンガポール人と「支那人」は別物という認識が常識です。

かような国際的認識、評価を作り得た国家指導者は、そんなには多くはありません。 永遠に歴史に名を残す巨人の一人でしょう。

 

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