バシャールの本に出会う前、「ザ・シークレット」やエイブラハムの本を読んでいました。
(「神との対話」は、バシャールの後でした)
で、久しぶりにふとエイブラハムの本って、新刊とか出てるのかな~?と思い、レビューなどを探していると
ありました。
「新訳 願えば、かなう エイブラハムの教え ――― 引き寄せパワーを高める22の実践」
単行本(ソフトカバー)
で、そのレビューのひとつがけっこう長く書かれていて、読みふけってしまいました。
場合に拠ってはこれで満足するかもしれませんが、僕の場合は久しぶりに再び手に取ってみたくなりました。
ここだけでも、真髄がギッシリです。
(以下、レビューを転載)
旧訳の本は未読なので、どこがどうわかりやすくなったのかはわかりません。私にとってはまだまだ難解です。それでも、
一読しただけで理解出来た、納得できた部分はいくつかあり、下に抜粋しましたので参考になさってください。この本は
借りて読む本ではなく、手元に置いて何度も読み返すような本だと思います。
まだ手に入れていない欲しいものがあるなら、それに関心を向けさえすれば、〝引き寄せの法則〟によってもたらされます。
望む物事や経験について考えることで波動を放ち〝引き寄せの法則〟によってその物事や経験が間違いなく訪れるのです。
しかし、望んでいるのに手に入れていないものがあっても、それがまだないという現状の方に関心を向ければ、ない状態の
波動と一致し続け、望むものが手に入らない状態が続きます。
望むものと波動を調和させるいちばん簡単な方法は、それがすでにある状態を想像し、それがあなたの経験にすでにあるかの
ごとく振る舞い、その経験を楽しんでいる状態へと思考を向けることです。(P64)
思考の波動が願望と一致すれば気分はよくなり、満足、期待、熱望、喜びといった感情が湧きます。反対に望むものが不足
もしくはない状態に関心を向けると、悲観、心配、落胆、怒り、不安、うつ状態といった感情を味わうでしょう。(P64)
何を考えていようと、それは未来の出来事を計画しているのです。何かに感謝するとき、あるいは心配するとき、あなたは計画を
立てているのです(心配とは、想像力を働かせて、起きて欲しくない何かを創造することです)。
あらゆる思考、アイディア〝存在〟、物事は波動であり、たとえ短時間でも何かに関心を向ければ、あなたは関心を向けている
対象の波動を反映し始めます。その対象について考えれば考えるほど、あなたはそれと同じような波動を発します。すると、
それに似た物事が引き寄せられます。
その引き寄せの傾向はあなたが別の波動を放つまで高まり続けます。別の波動が放たれると、その波動と一致する物事があなたに
よって、あなたへと引き寄せられます。
〝引き寄せの法則〟を理解すれば、自分に起こることに驚かなくなります。なぜなら、あらゆる出来事は、自分の思考が招いた
のだと理解するからです。思考によって招いていない出来事が起こることはありません。(P66)
あなたの時代の人々は、古い世代の経験の恩恵を大いに受けています。なぜなら、彼らの経験や彼らの中で生まれた願望を通じて
エネルギーの招集がすでにはじまっているからです。
そして現在、あなたは過去の世代が求めたものの利益を収穫する〝思考の先端〟にいます。同時に、あなたは求め続け、また
呼び出し、という具合に繰り返していきます。
ですから、あなたが許可する方法を見つけられれば、波動さえ同調していれば〝無上の幸福〟がどっと押し寄せ、あなたにつかみ
取られるのを待っているのです。(P72-73)
今いる場所で〝無上の幸福の流れ〟の受け手として見て下さい。(P73)
あなたが〝無上の幸福〟から受け継いだものを招き入れるかどうかは、すべてあなた次第であり、あなたがどう感じるかにかかって
います。(P74)
思考の働きを意識的に止める唯一の方法は、別の思考を活性化させることです。つまり、ある思考から意図的に関心をそらすには、
別の思考に関心を向ければ良いのです。(P78)
〝創造のプロセス〟はシンプルです。たった3つのステップです。
ステップ1 求める
ステップ2 答えが与えられる
ステップ3 与えられた答えを受け取る、すなわち許可する
(与えられた答えは招き入れなければならない) (P84)
「ステップ3」は〝許可する技〟を適用する重要なステップです。誘導システムはこれのためにあると言えるでしょう。ここでは、
あなたの〝存在〟の波動と願望の波動の周波数を合わせます。
ラジオを聞きたい局の周波数に合わせるように、あなたの〝存在〟の波動を願望の波動の周波数に合わせないといけません。
これを〝許可する技〟と呼びます。
すなわち、求めているものの受け取りを許可するのです。受け取る態勢が整っていなければ、質問に回答が与えられていても、
答えてもらっていないように思えます。それは願望が聞き届けられていないのではなく、波動が合っておらず、招き入れていない
だけなのです。(P86)
望まないものに意識を向ければ向けるほど、望むものは手に入らなくなります。(P88)
何かについて、前向きな感情を持ち続けていれば、よくない結果に終わることはありません。(P89)
私たちは思考をコントロールするようには勧めません。代わりに、少しでも自分の思考を誘導する努力をして下さい。思考を
誘導するというより、ある感情に到達するといったほうが近いでしょう。なぜなら、いい気分に到達することは、あなたが
いいと信じるものと思考の波動を合わせるための簡単な方法だからです。
あらゆる感情は、あなたが〝ソースエネルギー〟と同調しているかを示します。(P94)
〝感情による誘導システム〟は、あなたの波動の内容を理解し、現在の引き寄せの作用点がどこにあるかを正確に知る
助けとなります。(P94)
感情はあなたがこの瞬間に抱いた願望によって、どれだけの〝ソースエネルギー〟を呼び集めているかを教えてくれます。
(P103)
何かを本気で求め、その願望について考え、そのことに喜びを感じているとき、思考の波動は願望と一致しています。そして、
〝ソース〟からの流れがあなたの中を制限も抵抗もなく願望に向けて流れていきます。
ところが、何かを本気で求めながら、怒り、恐れ、失望を感じていれば、願望と相反する状況に焦点を定めており、そうする
ことで、あなたは願望と一致しない別の波動を招き入れています。今味わっているいやな感情の強さで、願ったものを受け取る
ことにどれだけ抵抗しているかがわかります。(P103)
何かを実現するのはあなたの仕事ではありません。あなたの仕事は、自分が何を求めているかを判断することです。(P106)
感情が指針となることを理解すれば、「現在の思考に関して自分が何をしているかわからない」ということは二度と
なくなります。(P113)
あらゆる見方が重要であり、あらゆる要望がかなえられます。また、この〝宇宙〟は間違いなく成長するので、〝宇宙〟の資源
が枯れることはありません。絶え間ない質問に対する答えが途切れることはなく、それゆえに競争もありません。
あなたに用意された資源を、他の人が受け取ることはできず、他の人に用意された資源をあなたが勝手に使うこともできません。
応えてもらえず、愛されることもなく、願望が実現しないまま放っておかれる人はいません。〝エネルギーの流れ〟に沿っていれば
あなたは常に勝ち、あなたが勝つために誰かが負ける必要もありません。常に十分に用意されています。(P122-123)
人に贈ることにできる最高の贈り物は、あなた自身が幸せになることです。(P125)
別の思考を選べば、必ず別の感情が返って来ます。ですから、「わたしは気分がよくなるような思考を選ぶ」という決意をすれば
よいのです。
でも、もっと適切で簡単な決意表明の言葉があります。
「私はいい気分になりたいので、気分のいい思考を選んで、気分がよくなるように心がける」というものです。(P128)
あなたが何かを希望すれば、それはやがて実現します。何かを恐れれば、やがて実現します。あなたの態度や気分は、常にこれから
起こることを指し示しています。しかし、現在の引き寄せの作用点から離れられないわけではありません。
ある思考や信念、態度、気分を一度身につけたからといって、それに応じて引き寄せ続けなければならないわけではないのです。
自分の経験はいかようにもコントロール出来ます。そして、〝感情による誘導システム〟に関心を向けることで、引き寄せの作用点は
変えられます。
これ以上経験したくないことがあれば、信念を変えるしかありません。
経験したいのに経験できていないことがある場合も、信念を変えるしかありません。
別の思考を選んだのに変えられないほど厳しい状況などありません。しかしながら、別の思考を選ぶには、改めて焦点を定めて、
それを忠実に思考しなければなりません。
これまでと同じように焦点を定め、考え、信じていたのでは、何も変わらないのです。(P129)
あなたが関心を向けるものは何でも姿を現します。ですから、主たる焦点を自分の感覚に定め、現実化の過程にはあまり関心を
向けない方が有益です。
ありのままの現実にばかり関心を向けていると、すでにあるものがさらに広がるのを妨げてしまうからです。(P134)
引き寄せの法則に基づくこの〝宇宙〟では、理由もなく現れることはなく、あなたの波動を合わせさえしなければ望まないことは
現れません。(P136)
「願望がかなえば気分がよくなるはずだ」という思いの他に願望を抱く理由はありません。望むものが物であれ、人間関係であれ、
健康であれ、状況であれ、あらゆる願望の中心には気分をよくしたいという願いがあります。
人生の成功の基準は物やお金ではなく、どれだけ喜びを味わえるかです。(P137)
感謝と自己愛は、あなたが育むことのできるもっとも重要なものです。人や自分に感謝する行為は、〝ソースエネルギー〟に
もっとも近い波動を放ちます。
感謝する対象に焦点を定めているときの思考は、〝ソースエネルギー〟としてのあなたによく似ていて、あなたの〝エネルギー〟に
矛盾はありません。
感謝する瞬間、本当のあなたに対する抵抗がなくなるので、そこから生まれるのは愛と喜びです。(P138)
今いる場所について考えたり話したりすることに慣れているとすると、波動をいきなり飛躍させて、かけ離れたことを考えたり
感じたりするのは容易ではないでしょう。
〝引き寄せの法則〟を無視して、波動を飛躍させようと繰り返し試みるのは、落胆につながります。そして、人はやがて、自分の
人生経験はコントロールできないという結論に至るのです。
ですが、努力すれば別の思考が見つかります。いい気分になると決意して、対象を変え、気分のいい波動を持つ別の思考を
見つけるのです。とはいえ、波動の変化はだいたいにおいてゆるやかです。(P143)
17秒間、何かに焦点を定めていれば、それと一致する波動が動き出します。焦点がさらに絞られて波動が鮮明になってくると、
それと一致する別の思考がもたらされます。
この段階では波動にそれほど引力はありませんが、長く焦点を定め続ければ、波動はより遠くまで届くようになります。
68秒間、焦点を定めていれば波動は十分な力を持ち、現実化が始まります。
短期間(状況に応じて数時間あるいは数日)に繰り返し68秒以上思考し続ければ、その思考が優勢になります。
するとその思考が別の思考に変更されるまで、その思考と波動が一致するものが現実化します。
次のことを覚えていてください。
●あなたが考えることが引き寄せの作用点となる。
●望もうが望むまいが、考えていたことが手に入る。
●思考は波動であり、その波動は〝引き寄せの法則〟によって答えを与えられる。
●波動が広がってさらに強力になれば、やがて現実化するだけの力を持つ。
●あなたが考えること(感じること)と経験に現れることは、常に波動が一致する。
(P144-145)
あなたには他人の人生を創造する力はありません。彼らは彼ら独自の波動を放っており、それが彼らの引き寄せの作用点
となるからです。(P167)
感謝する対象を見つけることに心が向くようになると、あなたの一日は感謝できる物事にあふれているのに気づくでしょう。
感謝する思考と感情が自然に湧いてくるようになります。
誰かや何かに対して純粋な感謝を感じている最中に、たびたび鳥肌が立つようになります。
それは、あなたと〝ソース〟との同調を証明する感覚です。(P177)
自分の気分が良くなる以上に重要なことはないと決意すれば、また、今日は感謝する対象を意識して探そうと決意すれば、
あなたが関心を向けた対象が感謝の気持ちをもたらしてくれます。(P179)
(1)求める(あなたがいつもしていることです)
(2)求めに応える(〝ソースエネルギー〟の仕事です)
(3)許可する(求めているものを受け取る態勢に入ります)
ステップ1と3の違いに気づくことが大切です。本当に望んでいるもの、必要としているものに焦点を定めているときはたいてい、
あなたの波動は望むものではなく、それがない状態と一致しているのです。
請求書が一度に届いて支払いにあてるお金が足りないと、あなたは「もっとお金が必要だ」と言います。これは、ステップ1の
願望の提示です。ですが、この時点ではまだステップ3に進んでおらず、あなたは望むものから離れた場所に留まったままです。
あなたは絶えず求めています。求める行為は止められません。あなたの仕事は受け取る態勢に入る方法を見つけることです。
感情が同調しているかどうか感じることで、あなたが送受信する電波の同調に気づけます。疲れていらいらしていたり、腹を立てて
傷ついていたり、ひどい気分のとき、あなたの感情は願望と同調していません。
同調した状態から完全に外れている、つまり、いい気分の場所にいないことがはっきりとわかる場合、心を落ち着かせるために、
〝瞑想〟をお勧めします。心を静めると思考が止まり、波動は自動的に上がります。(P206)
私たちが〝瞑想〟を教えるのは、多くの人にとって、純粋で前向きなことを考えるよりも、何も考えずに頭を空っぽにする方が
簡単だと冗談めかして言うことがあります。心が静まれば、あなたは何も考えません。すると、抵抗もありません。
抵抗のある思考が生じなければ、あなたの〝存在〟の波動は高く、速く、純粋になります。(P218)
〝瞑想〟は、信念を変える近道と言えます。思考がなければ、抵抗もなくなるからです。
〝瞑想〟を始めるには、邪魔されない静かな場所に座ります。楽な服装で、椅子に座っても腰を下ろしても、あるいはベッドに
横になってもかまいません。要は身体を楽にすることです。
次に、目を閉じてリラックスし、呼吸します。ゆっくりと肺に空気を吸い込み、空気を吐く時の心地よさを味わいます(快適さが
大変重要です)。
意識がさまよったら、ゆっくりと思考を手放し、あるいは意識をそこに留めてその思考がそれ以上広がらないようにして、呼吸に
意識を戻します。(P219)
瞑想をするだけで、これまで求めてきたものが現れ始めることに気がつくでしょう。なぜでしょうか?あなたはこう言うかも
しれません。
「だけど、私は何も意図していません。目標を設定していません。欲しいものを明確にしていません。何が欲しいかを〝宇宙〟に
伝えていません。どうして15分、ただそこにいるだけで物事が動き出すのですか?」
それは〝瞑想〟の最中に願望を遠ざけていた抵抗が消えるからです。〝瞑想〟することで、あなたは願望が経験に流れてくるように
許可したのです。(P223)
目指すのは、抵抗を生む思考を手放し、肯定的な思考の場に自分を置くことです。〝瞑想〟の最中に頭の中で否定的なおしゃべり
が続いていない限りは、心を完全に静められなくて大丈夫です。
楽しいことを穏やかに考えているだけなら、効果は十分にあります。P225
〝意図的な創造〟について学び始めたばかりの物質世界の友人は、否定的な思考が全部宇宙に届いて、目の前に怪物が現れるのでは
ないかと心配します。あなたは思考のバランスの中で生きており、何かが現実に現れるにはその対象について相当に考え続けなければ
ならないことを思い出して、安心してください。
ところが、あなたは常に真実と向き合いたいと願い、物事に対する批判や何が間違っているかに過度に目を向ける社会で暮らして
きています。そのため、個々の思考においても、すべてうまくいくと理解せずに、どちらかというと心配しながら暮らしているの
です。
いちいちコントロールしなければならないような極端な考えではなく、気分がよくなることにもっと関心を向けましょう。
そうすれば、あなたの身に起こることに大きな差が生じます。(P241)
エスターが映画を見ている最中に、私たちはこう言いました。
「人生も常にこのように展開しているのです。願うものにはっきりと狙いを定め、抵抗となる矛盾した波動を放たなければ、
望みは何でも実現します」
望んでも実現しないとしたら、思考が願望と矛盾していて、願望の実現を許可していないのです。(P248)
抵抗しなければ、物事は時間をかけずに実現するのです。
何が欲しいかを〝宇宙〟に繰り返し伝える必要はなく、1度伝えれば十分です。ですが、願望について話し続ければ、願望は
より明確になります。(P256)
あなたが「まだ起きていない◯◯のことが起きて欲しい」と言うと、願望の波動だけでなく、欠乏状態の波動を発生させます。
そのため変化は起こりません。また、この文の前半を省いて「◯◯のことが起きてほしい」とだけ言ったとしても、願望の実現を
許可しない状態に引き留める無言の波動を内面で発しています。
ですが、「この願望が実現したらいいよね?」と言えば、ずっと抵抗の小さい別の種類の期待が生まれます。
自分への問いかけは、肯定的で期待に満ちた反応をあなたから自然に引き出します。このプロセスはあなたの波動を上げ、引き寄せ
の作用点を改善します。望むものへとあなたを無理なく方向転換させるからです。(P268)
まず、1万円札を財布に入れましょう。常に持ち歩き、財布を手にするたび1万円札が入っていることを思い出し、お札がそこに
あることに満足し、その安心感をたびたび思い浮かべます。
次に、一日の間に1万円で買える物をいくつも思い浮かべます。しゃれたレストランの前を通ったら1万円のことを思い出し、
どうしてもその店に入りたければ、立ち寄っておいしい料理を食べてもいいでしょう。デパートで商品を見たら1万円札のことを
思い出し、どうしても欲しければ買ってもいいでしょう。
ですが、1万円を持ち歩き、すぐに使わず取っておけば、お金のことを考えるたびにその波動のよい影響を受けます。1万円札の
ことを思い出し、目に留まった最初のものにお金を使えば、お金に関する幸福を味わうという恩恵を受けるのは一度だけです。
ですが、一日のうちに20回、30回と1万円を使う想像をすれば、20〜30万円使ったのに等しいよい影響がもたらされます。
ほしいものを買ったり、したいことをしたりする力を財布の中に忍ばせていることを認めるたびに、金銭的豊かさの感覚は高まり、
引き寄せの作用点が移動しはじめます。
豊かさを引き寄せるのに実際に豊かである必要はなく、ただ豊かだと感じればいいのです。つまり、豊かさが足りないと言う感覚は
抵抗を生み、抵抗は豊かさを受け入れません。
今あるお金を何度も使う様子を想像することで、あなたは〝無上の幸福〟、安全、豊かさ、経済的安定の波動を実践しており、
〝宇宙〟はあなたが達成した波動と一致する豊かさを実現します。(P291)
いやな感情が湧いていると気づいても、あまり自分を責めないでください。気づいたら、できるだけ早く立ち止まって、
「私はいやな感情を味わっている。つまり望まないものを引き寄せている。私が望むものは何だろう?」と口にしてみてください。
このプロセスは簡単で、「私は気分をよくしたい」と口にすればいいのです。気分が悪いときは立ち止まって「気分をよくしたい」
と言いましょう。
するとポジティブな思考が近づいてきます。そして、その思考は新しい思考を次々と引き寄せます。やがて、あなたはあなたの
偉大な智恵と調和する波動で振動し始めます。するとポジティブな創造が湧き出すでしょう。(P301)
何かが現実化する理由はただ一つ、そうなるように誰かが十分な関心を向けたからです。(P306)
成功とは何かをやり遂げることではありません。成功とはいつまでも夢を持ち続け、夢の実現に際していい気分を味わうことです。
人生における成功の基準はお金でも物でもなく、あなたが味わう喜びの量です。(P326)
〝無上の幸福〟へと方向転換できないものはありません。ただし、「気分のよくなることに思考を向ける」と決意しなければなり
ません。
ここで大胆な発言をしましょう。病気から注意をそらすことができ、別の波動が優勢になれば、どんな病気もやがて治ります。
治癒にかかる時間は、状況がどれだけ混乱しているかによります。身体のあらゆる不調は長い時間をかけて生じており、それよりは
短い時間で治ります。(P340)
〝意図的な創造〟とは、意図的に感情を変えることだと理解できるように助けます。例えば、次のようなことです。
◯ お金がなければ、もっとお金が欲しいと思います。しかし、あなたはお金がない状態からお金がある状態へと向かうのではなく、
不安な状態から安心している状態に向かうのだと理解してください。常に安心していられる思考を実践すれば、お金はあとから
ついてきます。
◯ 具合が悪いのでよくしたいとき、あなたは病気から健康へと向かうのではなく、恐れている状態から自信のある状態に向かいます。
自身が湧く思考を実践すれば、体調はよくなります。
(転載終了)
(「神との対話」は、バシャールの後でした)
で、久しぶりにふとエイブラハムの本って、新刊とか出てるのかな~?と思い、レビューなどを探していると
ありました。
「新訳 願えば、かなう エイブラハムの教え ――― 引き寄せパワーを高める22の実践」
単行本(ソフトカバー)
で、そのレビューのひとつがけっこう長く書かれていて、読みふけってしまいました。
場合に拠ってはこれで満足するかもしれませんが、僕の場合は久しぶりに再び手に取ってみたくなりました。
ここだけでも、真髄がギッシリです。
(以下、レビューを転載)
旧訳の本は未読なので、どこがどうわかりやすくなったのかはわかりません。私にとってはまだまだ難解です。それでも、
一読しただけで理解出来た、納得できた部分はいくつかあり、下に抜粋しましたので参考になさってください。この本は
借りて読む本ではなく、手元に置いて何度も読み返すような本だと思います。
まだ手に入れていない欲しいものがあるなら、それに関心を向けさえすれば、〝引き寄せの法則〟によってもたらされます。
望む物事や経験について考えることで波動を放ち〝引き寄せの法則〟によってその物事や経験が間違いなく訪れるのです。
しかし、望んでいるのに手に入れていないものがあっても、それがまだないという現状の方に関心を向ければ、ない状態の
波動と一致し続け、望むものが手に入らない状態が続きます。
望むものと波動を調和させるいちばん簡単な方法は、それがすでにある状態を想像し、それがあなたの経験にすでにあるかの
ごとく振る舞い、その経験を楽しんでいる状態へと思考を向けることです。(P64)
思考の波動が願望と一致すれば気分はよくなり、満足、期待、熱望、喜びといった感情が湧きます。反対に望むものが不足
もしくはない状態に関心を向けると、悲観、心配、落胆、怒り、不安、うつ状態といった感情を味わうでしょう。(P64)
何を考えていようと、それは未来の出来事を計画しているのです。何かに感謝するとき、あるいは心配するとき、あなたは計画を
立てているのです(心配とは、想像力を働かせて、起きて欲しくない何かを創造することです)。
あらゆる思考、アイディア〝存在〟、物事は波動であり、たとえ短時間でも何かに関心を向ければ、あなたは関心を向けている
対象の波動を反映し始めます。その対象について考えれば考えるほど、あなたはそれと同じような波動を発します。すると、
それに似た物事が引き寄せられます。
その引き寄せの傾向はあなたが別の波動を放つまで高まり続けます。別の波動が放たれると、その波動と一致する物事があなたに
よって、あなたへと引き寄せられます。
〝引き寄せの法則〟を理解すれば、自分に起こることに驚かなくなります。なぜなら、あらゆる出来事は、自分の思考が招いた
のだと理解するからです。思考によって招いていない出来事が起こることはありません。(P66)
あなたの時代の人々は、古い世代の経験の恩恵を大いに受けています。なぜなら、彼らの経験や彼らの中で生まれた願望を通じて
エネルギーの招集がすでにはじまっているからです。
そして現在、あなたは過去の世代が求めたものの利益を収穫する〝思考の先端〟にいます。同時に、あなたは求め続け、また
呼び出し、という具合に繰り返していきます。
ですから、あなたが許可する方法を見つけられれば、波動さえ同調していれば〝無上の幸福〟がどっと押し寄せ、あなたにつかみ
取られるのを待っているのです。(P72-73)
今いる場所で〝無上の幸福の流れ〟の受け手として見て下さい。(P73)
あなたが〝無上の幸福〟から受け継いだものを招き入れるかどうかは、すべてあなた次第であり、あなたがどう感じるかにかかって
います。(P74)
思考の働きを意識的に止める唯一の方法は、別の思考を活性化させることです。つまり、ある思考から意図的に関心をそらすには、
別の思考に関心を向ければ良いのです。(P78)
〝創造のプロセス〟はシンプルです。たった3つのステップです。
ステップ1 求める
ステップ2 答えが与えられる
ステップ3 与えられた答えを受け取る、すなわち許可する
(与えられた答えは招き入れなければならない) (P84)
「ステップ3」は〝許可する技〟を適用する重要なステップです。誘導システムはこれのためにあると言えるでしょう。ここでは、
あなたの〝存在〟の波動と願望の波動の周波数を合わせます。
ラジオを聞きたい局の周波数に合わせるように、あなたの〝存在〟の波動を願望の波動の周波数に合わせないといけません。
これを〝許可する技〟と呼びます。
すなわち、求めているものの受け取りを許可するのです。受け取る態勢が整っていなければ、質問に回答が与えられていても、
答えてもらっていないように思えます。それは願望が聞き届けられていないのではなく、波動が合っておらず、招き入れていない
だけなのです。(P86)
望まないものに意識を向ければ向けるほど、望むものは手に入らなくなります。(P88)
何かについて、前向きな感情を持ち続けていれば、よくない結果に終わることはありません。(P89)
私たちは思考をコントロールするようには勧めません。代わりに、少しでも自分の思考を誘導する努力をして下さい。思考を
誘導するというより、ある感情に到達するといったほうが近いでしょう。なぜなら、いい気分に到達することは、あなたが
いいと信じるものと思考の波動を合わせるための簡単な方法だからです。
あらゆる感情は、あなたが〝ソースエネルギー〟と同調しているかを示します。(P94)
〝感情による誘導システム〟は、あなたの波動の内容を理解し、現在の引き寄せの作用点がどこにあるかを正確に知る
助けとなります。(P94)
感情はあなたがこの瞬間に抱いた願望によって、どれだけの〝ソースエネルギー〟を呼び集めているかを教えてくれます。
(P103)
何かを本気で求め、その願望について考え、そのことに喜びを感じているとき、思考の波動は願望と一致しています。そして、
〝ソース〟からの流れがあなたの中を制限も抵抗もなく願望に向けて流れていきます。
ところが、何かを本気で求めながら、怒り、恐れ、失望を感じていれば、願望と相反する状況に焦点を定めており、そうする
ことで、あなたは願望と一致しない別の波動を招き入れています。今味わっているいやな感情の強さで、願ったものを受け取る
ことにどれだけ抵抗しているかがわかります。(P103)
何かを実現するのはあなたの仕事ではありません。あなたの仕事は、自分が何を求めているかを判断することです。(P106)
感情が指針となることを理解すれば、「現在の思考に関して自分が何をしているかわからない」ということは二度と
なくなります。(P113)
あらゆる見方が重要であり、あらゆる要望がかなえられます。また、この〝宇宙〟は間違いなく成長するので、〝宇宙〟の資源
が枯れることはありません。絶え間ない質問に対する答えが途切れることはなく、それゆえに競争もありません。
あなたに用意された資源を、他の人が受け取ることはできず、他の人に用意された資源をあなたが勝手に使うこともできません。
応えてもらえず、愛されることもなく、願望が実現しないまま放っておかれる人はいません。〝エネルギーの流れ〟に沿っていれば
あなたは常に勝ち、あなたが勝つために誰かが負ける必要もありません。常に十分に用意されています。(P122-123)
人に贈ることにできる最高の贈り物は、あなた自身が幸せになることです。(P125)
別の思考を選べば、必ず別の感情が返って来ます。ですから、「わたしは気分がよくなるような思考を選ぶ」という決意をすれば
よいのです。
でも、もっと適切で簡単な決意表明の言葉があります。
「私はいい気分になりたいので、気分のいい思考を選んで、気分がよくなるように心がける」というものです。(P128)
あなたが何かを希望すれば、それはやがて実現します。何かを恐れれば、やがて実現します。あなたの態度や気分は、常にこれから
起こることを指し示しています。しかし、現在の引き寄せの作用点から離れられないわけではありません。
ある思考や信念、態度、気分を一度身につけたからといって、それに応じて引き寄せ続けなければならないわけではないのです。
自分の経験はいかようにもコントロール出来ます。そして、〝感情による誘導システム〟に関心を向けることで、引き寄せの作用点は
変えられます。
これ以上経験したくないことがあれば、信念を変えるしかありません。
経験したいのに経験できていないことがある場合も、信念を変えるしかありません。
別の思考を選んだのに変えられないほど厳しい状況などありません。しかしながら、別の思考を選ぶには、改めて焦点を定めて、
それを忠実に思考しなければなりません。
これまでと同じように焦点を定め、考え、信じていたのでは、何も変わらないのです。(P129)
あなたが関心を向けるものは何でも姿を現します。ですから、主たる焦点を自分の感覚に定め、現実化の過程にはあまり関心を
向けない方が有益です。
ありのままの現実にばかり関心を向けていると、すでにあるものがさらに広がるのを妨げてしまうからです。(P134)
引き寄せの法則に基づくこの〝宇宙〟では、理由もなく現れることはなく、あなたの波動を合わせさえしなければ望まないことは
現れません。(P136)
「願望がかなえば気分がよくなるはずだ」という思いの他に願望を抱く理由はありません。望むものが物であれ、人間関係であれ、
健康であれ、状況であれ、あらゆる願望の中心には気分をよくしたいという願いがあります。
人生の成功の基準は物やお金ではなく、どれだけ喜びを味わえるかです。(P137)
感謝と自己愛は、あなたが育むことのできるもっとも重要なものです。人や自分に感謝する行為は、〝ソースエネルギー〟に
もっとも近い波動を放ちます。
感謝する対象に焦点を定めているときの思考は、〝ソースエネルギー〟としてのあなたによく似ていて、あなたの〝エネルギー〟に
矛盾はありません。
感謝する瞬間、本当のあなたに対する抵抗がなくなるので、そこから生まれるのは愛と喜びです。(P138)
今いる場所について考えたり話したりすることに慣れているとすると、波動をいきなり飛躍させて、かけ離れたことを考えたり
感じたりするのは容易ではないでしょう。
〝引き寄せの法則〟を無視して、波動を飛躍させようと繰り返し試みるのは、落胆につながります。そして、人はやがて、自分の
人生経験はコントロールできないという結論に至るのです。
ですが、努力すれば別の思考が見つかります。いい気分になると決意して、対象を変え、気分のいい波動を持つ別の思考を
見つけるのです。とはいえ、波動の変化はだいたいにおいてゆるやかです。(P143)
17秒間、何かに焦点を定めていれば、それと一致する波動が動き出します。焦点がさらに絞られて波動が鮮明になってくると、
それと一致する別の思考がもたらされます。
この段階では波動にそれほど引力はありませんが、長く焦点を定め続ければ、波動はより遠くまで届くようになります。
68秒間、焦点を定めていれば波動は十分な力を持ち、現実化が始まります。
短期間(状況に応じて数時間あるいは数日)に繰り返し68秒以上思考し続ければ、その思考が優勢になります。
するとその思考が別の思考に変更されるまで、その思考と波動が一致するものが現実化します。
次のことを覚えていてください。
●あなたが考えることが引き寄せの作用点となる。
●望もうが望むまいが、考えていたことが手に入る。
●思考は波動であり、その波動は〝引き寄せの法則〟によって答えを与えられる。
●波動が広がってさらに強力になれば、やがて現実化するだけの力を持つ。
●あなたが考えること(感じること)と経験に現れることは、常に波動が一致する。
(P144-145)
あなたには他人の人生を創造する力はありません。彼らは彼ら独自の波動を放っており、それが彼らの引き寄せの作用点
となるからです。(P167)
感謝する対象を見つけることに心が向くようになると、あなたの一日は感謝できる物事にあふれているのに気づくでしょう。
感謝する思考と感情が自然に湧いてくるようになります。
誰かや何かに対して純粋な感謝を感じている最中に、たびたび鳥肌が立つようになります。
それは、あなたと〝ソース〟との同調を証明する感覚です。(P177)
自分の気分が良くなる以上に重要なことはないと決意すれば、また、今日は感謝する対象を意識して探そうと決意すれば、
あなたが関心を向けた対象が感謝の気持ちをもたらしてくれます。(P179)
(1)求める(あなたがいつもしていることです)
(2)求めに応える(〝ソースエネルギー〟の仕事です)
(3)許可する(求めているものを受け取る態勢に入ります)
ステップ1と3の違いに気づくことが大切です。本当に望んでいるもの、必要としているものに焦点を定めているときはたいてい、
あなたの波動は望むものではなく、それがない状態と一致しているのです。
請求書が一度に届いて支払いにあてるお金が足りないと、あなたは「もっとお金が必要だ」と言います。これは、ステップ1の
願望の提示です。ですが、この時点ではまだステップ3に進んでおらず、あなたは望むものから離れた場所に留まったままです。
あなたは絶えず求めています。求める行為は止められません。あなたの仕事は受け取る態勢に入る方法を見つけることです。
感情が同調しているかどうか感じることで、あなたが送受信する電波の同調に気づけます。疲れていらいらしていたり、腹を立てて
傷ついていたり、ひどい気分のとき、あなたの感情は願望と同調していません。
同調した状態から完全に外れている、つまり、いい気分の場所にいないことがはっきりとわかる場合、心を落ち着かせるために、
〝瞑想〟をお勧めします。心を静めると思考が止まり、波動は自動的に上がります。(P206)
私たちが〝瞑想〟を教えるのは、多くの人にとって、純粋で前向きなことを考えるよりも、何も考えずに頭を空っぽにする方が
簡単だと冗談めかして言うことがあります。心が静まれば、あなたは何も考えません。すると、抵抗もありません。
抵抗のある思考が生じなければ、あなたの〝存在〟の波動は高く、速く、純粋になります。(P218)
〝瞑想〟は、信念を変える近道と言えます。思考がなければ、抵抗もなくなるからです。
〝瞑想〟を始めるには、邪魔されない静かな場所に座ります。楽な服装で、椅子に座っても腰を下ろしても、あるいはベッドに
横になってもかまいません。要は身体を楽にすることです。
次に、目を閉じてリラックスし、呼吸します。ゆっくりと肺に空気を吸い込み、空気を吐く時の心地よさを味わいます(快適さが
大変重要です)。
意識がさまよったら、ゆっくりと思考を手放し、あるいは意識をそこに留めてその思考がそれ以上広がらないようにして、呼吸に
意識を戻します。(P219)
瞑想をするだけで、これまで求めてきたものが現れ始めることに気がつくでしょう。なぜでしょうか?あなたはこう言うかも
しれません。
「だけど、私は何も意図していません。目標を設定していません。欲しいものを明確にしていません。何が欲しいかを〝宇宙〟に
伝えていません。どうして15分、ただそこにいるだけで物事が動き出すのですか?」
それは〝瞑想〟の最中に願望を遠ざけていた抵抗が消えるからです。〝瞑想〟することで、あなたは願望が経験に流れてくるように
許可したのです。(P223)
目指すのは、抵抗を生む思考を手放し、肯定的な思考の場に自分を置くことです。〝瞑想〟の最中に頭の中で否定的なおしゃべり
が続いていない限りは、心を完全に静められなくて大丈夫です。
楽しいことを穏やかに考えているだけなら、効果は十分にあります。P225
〝意図的な創造〟について学び始めたばかりの物質世界の友人は、否定的な思考が全部宇宙に届いて、目の前に怪物が現れるのでは
ないかと心配します。あなたは思考のバランスの中で生きており、何かが現実に現れるにはその対象について相当に考え続けなければ
ならないことを思い出して、安心してください。
ところが、あなたは常に真実と向き合いたいと願い、物事に対する批判や何が間違っているかに過度に目を向ける社会で暮らして
きています。そのため、個々の思考においても、すべてうまくいくと理解せずに、どちらかというと心配しながら暮らしているの
です。
いちいちコントロールしなければならないような極端な考えではなく、気分がよくなることにもっと関心を向けましょう。
そうすれば、あなたの身に起こることに大きな差が生じます。(P241)
エスターが映画を見ている最中に、私たちはこう言いました。
「人生も常にこのように展開しているのです。願うものにはっきりと狙いを定め、抵抗となる矛盾した波動を放たなければ、
望みは何でも実現します」
望んでも実現しないとしたら、思考が願望と矛盾していて、願望の実現を許可していないのです。(P248)
抵抗しなければ、物事は時間をかけずに実現するのです。
何が欲しいかを〝宇宙〟に繰り返し伝える必要はなく、1度伝えれば十分です。ですが、願望について話し続ければ、願望は
より明確になります。(P256)
あなたが「まだ起きていない◯◯のことが起きて欲しい」と言うと、願望の波動だけでなく、欠乏状態の波動を発生させます。
そのため変化は起こりません。また、この文の前半を省いて「◯◯のことが起きてほしい」とだけ言ったとしても、願望の実現を
許可しない状態に引き留める無言の波動を内面で発しています。
ですが、「この願望が実現したらいいよね?」と言えば、ずっと抵抗の小さい別の種類の期待が生まれます。
自分への問いかけは、肯定的で期待に満ちた反応をあなたから自然に引き出します。このプロセスはあなたの波動を上げ、引き寄せ
の作用点を改善します。望むものへとあなたを無理なく方向転換させるからです。(P268)
まず、1万円札を財布に入れましょう。常に持ち歩き、財布を手にするたび1万円札が入っていることを思い出し、お札がそこに
あることに満足し、その安心感をたびたび思い浮かべます。
次に、一日の間に1万円で買える物をいくつも思い浮かべます。しゃれたレストランの前を通ったら1万円のことを思い出し、
どうしてもその店に入りたければ、立ち寄っておいしい料理を食べてもいいでしょう。デパートで商品を見たら1万円札のことを
思い出し、どうしても欲しければ買ってもいいでしょう。
ですが、1万円を持ち歩き、すぐに使わず取っておけば、お金のことを考えるたびにその波動のよい影響を受けます。1万円札の
ことを思い出し、目に留まった最初のものにお金を使えば、お金に関する幸福を味わうという恩恵を受けるのは一度だけです。
ですが、一日のうちに20回、30回と1万円を使う想像をすれば、20〜30万円使ったのに等しいよい影響がもたらされます。
ほしいものを買ったり、したいことをしたりする力を財布の中に忍ばせていることを認めるたびに、金銭的豊かさの感覚は高まり、
引き寄せの作用点が移動しはじめます。
豊かさを引き寄せるのに実際に豊かである必要はなく、ただ豊かだと感じればいいのです。つまり、豊かさが足りないと言う感覚は
抵抗を生み、抵抗は豊かさを受け入れません。
今あるお金を何度も使う様子を想像することで、あなたは〝無上の幸福〟、安全、豊かさ、経済的安定の波動を実践しており、
〝宇宙〟はあなたが達成した波動と一致する豊かさを実現します。(P291)
いやな感情が湧いていると気づいても、あまり自分を責めないでください。気づいたら、できるだけ早く立ち止まって、
「私はいやな感情を味わっている。つまり望まないものを引き寄せている。私が望むものは何だろう?」と口にしてみてください。
このプロセスは簡単で、「私は気分をよくしたい」と口にすればいいのです。気分が悪いときは立ち止まって「気分をよくしたい」
と言いましょう。
するとポジティブな思考が近づいてきます。そして、その思考は新しい思考を次々と引き寄せます。やがて、あなたはあなたの
偉大な智恵と調和する波動で振動し始めます。するとポジティブな創造が湧き出すでしょう。(P301)
何かが現実化する理由はただ一つ、そうなるように誰かが十分な関心を向けたからです。(P306)
成功とは何かをやり遂げることではありません。成功とはいつまでも夢を持ち続け、夢の実現に際していい気分を味わうことです。
人生における成功の基準はお金でも物でもなく、あなたが味わう喜びの量です。(P326)
〝無上の幸福〟へと方向転換できないものはありません。ただし、「気分のよくなることに思考を向ける」と決意しなければなり
ません。
ここで大胆な発言をしましょう。病気から注意をそらすことができ、別の波動が優勢になれば、どんな病気もやがて治ります。
治癒にかかる時間は、状況がどれだけ混乱しているかによります。身体のあらゆる不調は長い時間をかけて生じており、それよりは
短い時間で治ります。(P340)
〝意図的な創造〟とは、意図的に感情を変えることだと理解できるように助けます。例えば、次のようなことです。
◯ お金がなければ、もっとお金が欲しいと思います。しかし、あなたはお金がない状態からお金がある状態へと向かうのではなく、
不安な状態から安心している状態に向かうのだと理解してください。常に安心していられる思考を実践すれば、お金はあとから
ついてきます。
◯ 具合が悪いのでよくしたいとき、あなたは病気から健康へと向かうのではなく、恐れている状態から自信のある状態に向かいます。
自身が湧く思考を実践すれば、体調はよくなります。
(転載終了)