『若年性アルツハイマーを発症したけれど、家族や、会社に協力してもらいながら、仕事を続ける男性』
の話を読みました。
営業から事務に異動になったけれど、
コピー機の使い方ひとつ覚えられない。
それでも、ノートにひとつひとつの作業をメモし、
何回も何回も読み直して、一通りのことはなんとかできるように。
私と同年代の男性。
働き盛りで、まだまだこれからやりたいこと、夢、希望、いろいろあったろうにツライなあ・・・と思うと同時に、
塾の先生としての私が考えたことは・・・・・・
脳の病気を患った人でさえ、こんだけ努力してるんだから、
簡単に「どうしても覚えられない。」とか言ってんじゃねーーーーーー!!!!
でした(^_^;)
そう、生徒からよく言われるんです。
「小テストの勉強?やったよ。やったけど覚えられんのやよね。」
それで、
「本当にやったの?どうやってやったの?」と聞くと、
「昨日、これ(プリント)見た。」
がっくし。
そりゃあ覚えられないわ。
私だって、見ただけでは暗記なんてできないもの。
何回も書く、声にだして読む、
自分で覚えたかどうか確認してみる、
忘れたころにもう一回やってみる・・・・・・
そういうことが「覚える作業」だと思うのだけれど、
なんで簡単に「できない」とか言うかな。
そういうときによく、
「脳に障害があるなら仕方ないけど、そうじゃなければ覚えられる!人間の能力にそんなに差なんてない!!!」って叱るんだけど、
脳に障害(というか病気?)を持つ人だって、努力しだいで出来るようになったりするんじゃんね。
あとよく言うのが、
「これを覚えられなかったら、目の前の崖から突き落とされる!ってくらいの気持ちでやれば覚えられるよ。」
ようは気合の問題かと。
実際、何回追試を受けても合格しない子に、
「できるまで何時になっても帰らせない!!」とか言って脅すと一発で合格したりする。
やっぱできるんじゃん。
中学生はテストまであとわずかですが、
どうか気合を入れて頑張ってください。
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