と、表紙を見て
新美南吉作!\(◎o◎)/!
絵本であるの???
知らなかった・・・
1冊に2話おはなしがあります
幼年童話になっています
新美さんの作品は文庫で読みました
小学生の国語?道徳?の教科書でありましたよね?
子ども心になんて繊細なんだろう・・・って
思っていました
短い文章ながら
普通の生活感?のような
その中に見出している「おはなし」です
「木の祭り」は木が主人公?
と、思っていると・・・
きれいな花の自慢かと思ったら
そうではないのです
蝶と遅れをとるしじみ蝶と
そして、蛍との関係
なんとも、不思議
木だけではなしえなかった美しさが
絵からも溢れています
「赤いろうそく」はそれこそ教科書にあり
なんとも動物達のユーモラスながら
真剣な関わり
静と動が上手いです
子どもの感性を豊かにさせる作品かと
思われます
もう1冊借りてきていて
『里の春、山の春』も素敵なんです
絵の担当者は違いますが
そちらもお薦め♪
保坂氏による
「南吉文学と母親像」についてを
読んで、びっくり・・・
繊細な作品がうまれた訳が
ちょっぴりわかったように思います
乳幼児期の大切さ
成長に於ける、感性の発達には
母親との関わりは本当に重要かと・・・
古さを感じさせない
日本らしい「おはなし」を
楽しめます
『木の祭り』
新美南吉 著
保坂 重政 編集
司 修 絵
1,365円
にっけん教育出版社
2002年11月
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