障害者ママくろちゃんです。♪(v^_^)v

生まれつき手足にまひと、感覚障害を持っています。3歳の娘のママです♪

本当に初めて書いた子育てエッセイ♪

2012年12月21日 15時23分19秒 | 障害者ママの活動

 

 

あ、しまった!皆さま、ごめんなさい!違う文書を、アップしてしまいました!

最初にアップしたものは、依頼されて手直しした文章でした(^_^;)

すぐに消しますね。今度こそ、本当に初めて書いたエッセイです。

本当に拙い文章で恥ずかしいですが、読んで下さいませ。

 

 今日も娘を保育所に送り出して、慌ただしく駅に急ぐ。空を見上げると青空に白い雲がぽっかりうかんでて、がぜんやる気がでてくる。

 こんな幸せな日々を送れるなんて思いもしなかったし、子供生んでがむしゃらにやってきて良かったなー。

 

 平成22年2月18日に娘のひなこが生まれました。予定日を2週間過ぎてもおなかからでてきたくないらしく、元気に肋骨をけりけりして遊んでたひなちゃん。

 通常分娩で出産してすぐに母子同室の病院でした。翌日からおっぱいのあげかたの訓練が始まりました。

 退院したら手助けしてくれる人もいないし、出産で弱った体での初めての子育てです。不安とプレシャーは相当なものでした。今思えば、あの時はノイローゼになっていたんちゃうかな。

 おまけに唯一のたよりの旦那は、妊娠中からあっちゃ向きこっちゃ向きの糸の切れたたこで、当てにはなりません。

 初めて対面して一緒のお布団で寝ていた時、横で不安そうにちら見をしていたひなちゃんに『わかってるやろうけどママは手が悪いの。何するのも時間がかかるし、普通のお母さんとは違うから覚悟してね。そのかわり、絶対ママのところに生まれて良かったって思ってもらえるように頑張るよ。ひなこも気合いれて一緒にやっていこうね。』と宣言しました。

 病院の配慮で、ベッドを出してマットと布団で和室を作り、家と同じ状態にして試行錯誤が始まりました。タオルの上にひなこを乗せ、引っ張って移動させたり、産着の着せ方やおむつのテープを口と使える角度の手で研究しました。

 だけど、頑張ろうにも出産直後で会陰切開してて、痛みと力みすぎて緩んだおなかに全然力が入りません。自由に使える足も使えなくて、全身が筋肉痛で痛かった。(力みすぎたようです)

 世の中のお母さんがたは、こんなにしんどくてもおっぱいあげてるのかとびっくりしました。初めて自分の動かない手がうらめしくて情けなくてくやしくて、ひなちゃんに背を向けて泣きました。

 退院してからは、終わりのない子育ての日々の始まりでした。

 10分と泣き止まないひなちゃん。ミルクを標準の3倍以上あげても泣きやまず、あまりあげすぎてもと助産師さんのアドバイス通りにミルクあげるのをひかえて、火がついたように泣きじゃくるのを抱っこもできないし、足の上であやすのが精いっぱいでした。ミルクと母乳混合で、ひなちゃんが寝たすきに母乳を電動搾乳機でしぼっていたので、全然寝る時間がなくてつらかったな。おっぱいを絞りながら隣の部屋に逃げ込んで、ぼっーとテレビの画面を眺めてました。

 お風呂は台所の流しにベビーバスを入れて、週4回ヘルパーさんに入れてもらいます。

 その間に、私も速攻でシャワーに入ってかちかちに張ったおっぱいを絞りました。

 時間がたち、首がすわってきたら私の出来ることが増えてきました。ひなちゃんを抱き上げることはできないけれど、左手の動く指で右手のこぶしを握り、わっかを作ってそこにひなちゃんを入れて、クレーンのように持ち上げてスキンシップをとります。いつだったか、「このわっかは、ひなちゃんだけのわっかで良いね。お母さんにしかできない事だね。」と言ってもらって思わず泣きました。

 ひなちゃんとは目と目を見ていっぱいお話して、いっぱい笑うように心がけました。

にこにこ笑顔で誰からも可愛がられる子になって欲しくて、本当は笑う気持ちの余裕なんてなかったけれど無理して笑いました。

ベビーカーに乗せてベルトをはめる握力が無く、よく周りの人にお願いしていました。

 私はよく、「私が手に障害があるからしてあげられない、ひなちゃんに申し訳ないです。」と言っていました。それを聞いた子育てプラザの職員さんが、「そんなの子供には関係ないよ。ひなちゃんはそんなお母さんが良くて生まれてきたんだよ。」と言われて気づきました。障害は子供には関係ないのになんて卑屈に考えていたのだろう。ひなちゃんが悲しむだけなのに。子育てで出来ない事が多いけど、だからこそ私が教えてあげれる事もある。私が必死でやっていればこの子はちゃんと感じ取っていくから、そのままでいよう。そう決めました。

 同じ障害を持ったママさんと知り合いになりたくて、ネットで探したり色んな場所に行って情報が欲しいと声をかけました。最初に知り合えたママさんのお家に遊びに行った日の事はずっと忘れられません。

 その時に教えてもらった『子育てピアカウンセリング講座』に参加しました。それまで誰に言ったらいいかわからずに、抱えていた苦しい気持ちを吐き出せて、とても楽になりました。

 それから、考え方が段々と変わっていきました。

 

子供がいてくれたから、今の幸せがあるのだと心から感じます。

 子育ては大変だけれど、ひなちゃんの笑顔があれば力が湧いてきます。こんなにも人生が面白いなんて、楽しくてわくわくします。今日も一日、空に浮かんだ白い雲を見て気合をいれていきます。

 

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