今日はなんだかパスタ気分とサイゼリヤに。
ミートソースボロニア風にしよう。
うーん、美味しい。
たっぷり挽肉の旨味と玉ねぎの甘味、トマトソースの酸味が絶妙に絡み安定の美味。
フォークがクルクル回ります。
ところでこの料理を「ボロネーゼ」と呼ぶお店も多い中、サイゼリヤではあえて「ボロニア風」と呼んでいます。
そこには隠された深い深い忖度があるのです。
日本では「ボロネーゼ」って、いわゆる「ミートソーススパゲティ」のお洒落な呼び方のように扱われています。
しかしイタリア人に言わせれば、許せないレベルで別物なのです。
本場ではボロネーゼはタリアテッレという平べったい麺を使って作っており、イタリア人はこれをソウルフードとしてこよなく愛してます。
ですので日本で「ボロネーゼ」を注文し、細いスパゲッティがで出てきたりすると驚愕して怒り出す人もいるそうです。
麺の形状で怒るなんてと思いそうになりますが、これがイタリア人でなく名古屋人ならどうでしょう。
上京したものの味噌の違いに舌が合わず、食傷ぎみの名古屋人。ふらり入った食堂のメニューに「きしめん」を発見します。思わぬ故郷の名物に、満面の笑みで注文する名古屋人。
しかし出てきた丼に入っていたのは、なんと細長いうどんの麺でした。
「このたわけぇ!」
激怒する名古屋人。
しかしうどんときしめんの違いはつまるところ麺の形状でしかありません。
つまり「ボロネーゼ」をスパゲッティ麺で出すのは、「きしめん」をうどん麺で出すくらい郷土愛を傷つける暴挙なのです。
日本人の好むスパゲッティ麺を採用しつつ、来日したイタリア人の気持ちにも寄り添うこの配慮。だからサイゼリヤって好きさ!なんてボロニア風タイムでした!
もうすぐお昼か・・・と顔を上げたおいらの頭の中に、突如としてあの言葉が溢れだし埋め尽くしました。
から揚げ!から揚げ!から揚げ!から揚げ!から揚げ!から揚げ!
く、またあの禁断症状か・・・。そういえば今週はまだから揚げ食べてないなあ。
ふらふらと入店したHotMottoでから揚げ弁当を購入。
ちなみにおいらはから揚げ弁当はHotMottoが一番美味しいと思っています。
HotMotto自慢のスパイスパウダーをたっぷりとかけて、できたー!特製普通のから揚げ弁当。
ううーん!美味しい!
揚げたてアツアツのから揚げの旨味にスパイスパウダーの香辛が絡み、これこれこれが食べたかったのよと打ち震える美味しさ。
ご飯がもりもり進みます。
それにしてもこのスパイスパウダーの中毒性は危険なレベルです。
もしおいらが世界征服を目論む秘密組織の首領なら、この魔法の粉で人類を操ることを画策するでしょう。
390円のお手頃価格でこの美味しい唐揚げ弁当が食べられる幸せ、平穏な日常の有り難さを噛みしめたお弁当タイムでした!
マグロづくし。
表示価格より30%引き。
夕方18時台のこの時間帯に、3割引きとは素敵ですねと購入。
赤身、中トロ、ネギトロ。マグロ界のスーパースター達の豪華饗宴。
うーん!美味しい!
厚切りの赤身が中トロが、迫力のあるボリューミーな美味をドッカンドッカン提供。本職の寿司屋とは一味違う荒削りな美味しさを楽しみます。
昔のスーパーでは時間落ちの割引寿司ってちょっと生臭かったりしたものですが、このお寿司は全くそんな感じはなく普通に美味しいです。今のスーパーって本当にレベル高いですね。
あー!美味しかった!満足満足。
お店は売れ残りがなくなり良し、おいらは安くお寿司が食べられ良し、社会は廃棄食糧が減って良し。割引パック寿司って、売り手良し買い手良し世間良しの近江商人魂が溢れてますねなんてマグロタイムでした!
南国トムソーヤ (3) | |
うめ | |
ナンバーナイン |
うめ先生の「南国トムソーヤ」を読みました。
面白かったです。感動しました。
「誰よりも遠くへ。」亡き母の言葉を胸に、沖縄最南端に浮かぶ島に東京から転校してきた孤児チハル。
片時もiPhoneを手放さない、現代風の都会っ子です。
島に同級の五年生は2人だけ。
島の神の声を聴く祭司のナミ、そして海でマンタを乗りこなす野生児リンドウです。
破天荒なリンドウと理論派のチハルは次第に絆を深め、リンドウの祖父が見たという翼竜の化石をいつか一緒に探しに行こうと約束します。
輝くような島での日々。しかし転記が訪れます。
開発会社が広大な土地買収をかけ、大規模なリゾートホテルの建設準備が始まりました。
その中で神聖とされた祠が潰されることになり、祭司のナミは愕然とします。
そこをつぶされては島内を巡る気脈が止まり、島を守る神々が死ぬ。
しかしそんな訴えでは、当然開発計画は止まりません。
そこで立ち上がったのがリンドウとチハル。
伝承では祠からつながる広大な空間があり、そこに翼竜の化石があるという。
そんな貴重なものが発見されれば、祠に鉄杭が打たれるのを回避できるのではないか。
iPhoneと暗視ゴーグルをひっさげ、祠に向かう二人。神とナミを守るための冒険が、いよいよ始まります。・・・というお話。
とにかくテンポとセリフ回しが秀逸で、魅力的なキャラたちが織りなす躍動感あふれる展開にグイグイ引き込まれます。
世界名作劇場「トムソーヤの冒険」の主題歌がモチーフとなっており、毎週テレビに齧りついて視ていたおいらには感慨十倍です。
そう言えば主題歌ではサビの「地球の~♪けものみたいに♪はーしーろーぜ―♪」の部分でトムたちが草原で動物たちと駆け回るシーンが出てきました。
そのため幼いおらは、トムたちがアフリカへ冒険に出るのはいつだろうとワクワクしながら待っていたのです。
しかし結局、トムがミシシッピから一歩も出ることなく番組は最終回を迎え、子供心に目が点になったのを覚えています。
そんな思い出はさておき、ドキハラ度100%ワクワク度120%の冒険物語に痺れる傑作です。
ふー、のど渇いたー。生ビールでもグイッといきたいなあ。なんて池袋をふらふらしていると、魚がし日本一の前に「にぎり晩酌セット780円」の貼り紙。
これだー!と入店。
うーん!生ビール!美味しい!
渇いた喉を潤すキンキンに冷えた麦酒、神が与えたもうた最高の奇跡、それがこの一杯なのだなんて諭されたらありがとうございますと跪いて泣いてしまいそうな圧倒的な美味です。
うーん!お寿司美味しい!
プリプリと新鮮な海の幸の旨味と絶妙な酢加減のお米の甘味が絡み極上の美味。
エデンの東へ追われた人類は、この極東の地に自ら楽園を築いたのだと確信します。
そこへ締めのネギトロ4巻到着。うひょう、これだけ食べて飲んで780円は本当にお得だなあ。
あー、美味しかった!満足満足。
支配階級でも資本家階級でもない一労働者が、これだけ高品質な美味をお手頃に享受できる国。今の日本って、世界史上の奇跡かもですねなんて晩酌タイムでした!