ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

奥田英朗 イン・ザ・プール

2006年03月25日 | どくしょ。
奥田英朗先生の「イン・ザ・プール」を読みました。
いや、面白かったです。
なんていうのか、ポリシーってのは偉大だなあと思いました。
いつもながら奥田英朗先生の「普通の人がちょっとしたきっかけで神経を詰め詰めに突き詰めスパイラル的に破滅へ向かって転落していく描写」は見事です。しかし本作では、ジャイアンとのび太とスネ夫(以上ドラえもん)とハート様(北斗の拳)を足して5で割ったような精神科医が最強のセーフティーネットとして登場し、墜ちゆく心をおせっかい的にがっちりキャッチ、暑苦しい体当たりでなにげに患者を現実世界へ引き戻してくれます。
うーむ、同じ奥田英朗作品でももしこの伊良部一郎が出てきてくれてれば、「最悪」の河合社長も「邪魔」の及川主婦もなにやら救われてハッピーエンドになったのになあなんて。
なんだか息苦しかったり疲れちゃったりしてる方はもちろん、ただただ面白い読み物をお求めの方にもお奨めの作品です。
イン・ザ・プール
最悪
邪魔

アルファ米 五目ごはん 尾西食品

2006年03月12日 | 絵日記
えー、なにやら携帯食ってやつにときめきます。「THE戦闘糧食」なんか見たりすると、ふむふむこれさえあれば雪山でもジャングルでもちゃんとごはんが食べれるんだーなんてなにげにちょいとワクワクしたり。
そんなおいらに究極の携帯ごはんがあるとの情報が入り、こりゃー食べてみねえとと神保町のアウトドアショップに駆けつけて速攻購入。その商品とは尾西食品の「アルファ米 五目ごはん」。尾西食品は、戦時中に海軍へ糧食を供給したことでも知られる名門保存食メーカーです。
レトルトのパックをあけると、フリーズドライではなく熱風乾燥したというカラカラのお米やこんにゃくなどがぎっしり詰まっています。へーえなんてお湯を注いで待つこと20分間、付属のスプーンでさてさてと口に運びました。
う・・・うまーい。
もっちり食感のごはんに出汁の香りと具の旨みが絶妙に絡み合い、即席食品の枠を超えたびっくり級の美味しさを現出させています。茶碗にもって出したら保存食とは気付かず、普通に炊立ての美味しい五目ごはんとして食べてしまいそうです。う・・うーむ、これはまさに究極。飯自慢で聞こえた日本海軍も認定の技術力恐るべし。
値段は357円と普段食べ用とするにはやや高めですが、携帯食としては手頃な価格帯。また一袋100gと超軽量なのに、お湯で戻すと小さなどんぶり一杯分ぐらいはあり一食分としては十分なボリュームです。
災害用備蓄やアウトドア用にはもちろん、海外旅行なんかへのお供にもお奨めできる傑作糒です。
THE戦闘糧食
アルファ米 五目ごはん