ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

十和田湖 奥入瀬渓流

2005年08月31日 | 絵日記
十和田湖の奥入瀬渓流に行ってきました。
いやー、うー、もう、素晴らしかったです。
柔らかな緑光に溢れた森の中、苔生岩を縫う流れが水晶の透明と大理石の乳白に次々幻想的に表情を変え魂ごと引き込まれそうな美しさ。心を洗うようなせせらぎと歌うような鳥の声。胸を満たす静謐な空気とマイナスイオン。うーむ、これは癒しの極地だなあなんて。
夢中でシャッターを切るうち、気がつくとなにやら全然時間がなくなり、最後は駆け足で汗だくふらふらになりながら十和田湖に到着。
心を癒すはずがアドレナリンでいっぱいになってしまいましたが、それでもその美しさはやっぱり感動を刻んだ奥入瀬渓流でした!

盛岡冷麺 三千里

2005年08月29日 | たべもの。
という訳で盛岡駅で乗り継ぎの時間が空いたので、せっかくだから冷麺でも食べようかーなんて駅ビルを探索に。モダーンでオサレーな地下街でたまたま目に付いた三千里にふらり入店。太字で「名物」マークのついた盛岡冷麺を注文しました。
で、ちゅるると一口。う・わ・・うんめえ・・。歯鼓歯鼓と滑らかでかつ力強く歯を押し返すもの凄い麺の腰。また付け合せのキムチが絶品で、麺と絡めるとその旨みが相乗され驚愕レベルの感動的な美味しさが現出します。うわ・・これは・・・なんて夢中で一気に食べつくしました。
東京でも冷麺は食べましたが、全くモノが違う感じです。近くにこんなお店ができたら絶対通うのになーなんて。
盛岡の奥深さを少しだけ垣間見た充実乗り継ぎタイムでした!

浅田次郎 輪違屋糸里

2005年08月27日 | どくしょ。
浅田次郎先生の「輪違屋糸里」を読みました。
なんていうか、幕末の世に女として生きるってのもなにやら色々めんどいんだなあなんて思いました。
同じ浅田次郎先生の新撰組物でも、壬生義士伝に比べると観点が散漫で泣き所が少ない感じ。壬生義士伝では命を懸ける理由が家族を養うためというダイレクトに理解しやすいものだったのに対し、輪違屋糸里では惚れた男のためという、消化するのにちょっと時間を要するものだったからかもしれません。
なにやら脳内を矢野顕子の「ラーメン食べたい」のサビが流れたり。
ともあれ、壬生義士伝のサイドストーリーとしての位置づけならこれはこれでありなのかもなあなんて思った淡々とした読書タイムでした!

巣鴨 東京染井温泉 SAKURA

2005年08月25日 | 絵日記
という訳で、巣鴨の東京染井温泉SAKURAに行ってきました。
SAKURAは今年6月にOPENした、スーパー銭湯方式の天然温泉設備です。
いやー、よかったです。
お湯は循環なのでまあ普通って感じなのですが、浴場の設備がキレイで、また斬新さはないものの一つ一つが風呂好きのあったらいいなを意識した嬉しい造りになっていて、大変快適なお風呂ライフを楽しめます。
屋内・露天・・・ぬるめ設定から高温設定まで4種類の温度があるのが嬉しい。
寝湯(ジャグジー)・・・38度と超ぬる湯のため、じっくり入れるのが嬉しい。
サウナ・・・TVを見ながら入れるのが嬉しい
涼み台・・・露天でごろんと横たわれるのが嬉しい
こういったお風呂設備に対していつもは辛口のさっちゃんも納得の安心品質です。
お値段は1200円と、都内の温泉設備としてはお手ごろ価格。手ぶらでもカウンターでバスタオル(200円)とタオル(100円)を貸してくれます。
ちょっとお奨めできる立ち寄り温泉スポットです。
東京染井温泉 SAKURA

海原のもやし

2005年08月23日 | うんちく。
えーと、元祖「ひのっき」閉鎖記念(笑)移植第2弾です

もやしって好きなんですよね。食べるのがっていうより、ちょっと感慨があるんですよ。
話は500年ほど前に遡ります。大航海時代って欧州人が何やらえっちらおっちら世界中に長い船旅をするようになった時代があるんですよ。でね、その船乗りってのがみんなすげえ屈強な奴らなんだけど、次々と奇病で死んじゃう。原因不明。分かっているのは一つの共通点のみ。血がね、すっごく鮮やかに赤いんですよ。みんな。ちょっと怖いでしょ?
これが解決されたのが200年前。ナポレオンが欧州全土へ遠征に行った時、兵隊の間にこの船乗りの奇病が蔓延しちゃった。でね、どうも野菜を食べないとだめっぽいってのが分かってきた。でも野菜って腐るから、持ち運べないでしょ?で、懸賞金を出しました。いつでもどこへでも新鮮な野菜や肉を持ち運べる方法を考えた者に一万二千フラン。今の感覚だと数億ってとこかな。アペールさんってのが瓶詰めを発明して賞金を獲得しました。ポイントは密閉と過熱。ビンを密閉してから加熱すれば中の雑菌は死滅し、腐らなくなる。いつまでもヴァーチャ新鮮。これで300年間欧州の船乗り達を恐怖に陥れた奇病はパタリとなくなった。この奇病は現在では壊血病って名前がつけられていて、ビタミンCの不足により赤血球が破壊されちゃう病気なんですって。見事克服。さすがナポレオン。フランス万歳!
・・・でもね、実はそれより500年も前、今から700年以上も前に既に解決している奴らがいたんです。
元寇ってあるじゃないですか。あの13世紀に鎌倉幕府が滅んだ原因にもなった、フビライハンが攻めてきたあれですよ。あの元軍の兵士達ってね、船の中で長い時は何ヶ月も停泊していたらしんだけど、誰も壊血病にはならなかった。不思議ですね?
彼らね、船の中でもやしを栽培してたんですって。もやしって、豆の時は殆どビタミンC含んでないんだけど、芽を出してもやしの状態になるとかなりのビタミンC濃度になるんです。もやしなら土も太陽もいらない。水だけ。豆の状態で保存しといて、船倉の一角にもやしプラントを設置して食べる分だけ栽培してました。がちんこで常に超新鮮。頭いいなあ、モンゴル人。
欧州人が船乗りの奇病を知る200年も前の話です。
ね、ちょっと感慨深いでしょ?


民宿 ごはん

2005年08月21日 | 絵日記
民宿のごはんって、いいですよね。
気合が入りすぎてないっていうか、旅館料理と家庭料理の相の子的な緩い感じが大好きです。
お刺身や海鮮焼きなんかの旅館的料理も旅館に引けをとらない水準で美味しいですが、楽しみなのはメンチカツやエビフライなど、旅館ではまず出てこないタイプの家庭的料理の方です。大抵そこの奥さんが一番自信を持っているとっときおかずを満を辞して出してくれるので、びっくりするぐらい美味しいメガヒットが飛び出したりします。
今回は茄子の味噌マヨネーズ揚げが殿堂入りクラスの美味でした。
やっぱり料理ってのは工夫と気持ちなんだなあなんて思った、民宿の食事タイムでした!

宮本常一 塩の道

2005年08月19日 | どくしょ。
宮本常一先生の「塩の道」を読みました。
面白かったです。
宮本先生は自分の足で全国を隈なく歩き回り、自分の耳で直接土地土地の人々から話を聞きながら、日本人の暮らしに関する膨大なフィールドワークの業績を残したことで知られる、日本最高の民俗学者の一人です。
本書では、「塩の製造と流通」「日本人の食べてきたもの」「暮らしの中の形と美」といったことをテーマに、庶民の暮らしについて独自の視点を交え掘り下げつつ紹介してくれます。
山間部での塩の入手方法など満載された目鱗情報の秀逸さもさることながら、文体から溢れる「庶民」に対する尊敬と慈愛に満ちた眼差しが素晴らしく、なんていうか読んでいてシアワセに癒されます。
民俗学に興味がある方にはもちろん、良質な読み物を求める方にお奨めの名著です。

西伊豆 浮島海水浴場

2005年08月17日 | 絵日記
という訳で、西伊豆の浮島海水浴場にやってまいりました。
わーいと浜へ降りて、・・・う、足の裏痛!丸石が敷き詰められた浜なので、一歩を踏み出すたびに全体重をかけての足ツボマッサージ状態。これは健康になりそうだなあなんて。
で、海へ潜入。うわー、水キレー。岩浜ゆえに水の濁りがなく、凄い透明度です。ゴーグルを装着して潜水すると、周りを熱帯魚チックな魚たちがキラキラと群れをなして泳ぎまわっており、ちょっとしたダイバー気分。これは楽しいなあ。
そんなこんなで一日中はしゃぎまわり、日焼け止めの善戦も空しく背中がひりひりな西伊豆の浜辺でした!

堂ヶ島 加山雄三ミュージアム

2005年08月15日 | 絵日記
堂ヶ島の加山雄三ミュージアムにふらり立ち寄りました。
本当に館内加山雄三一色でびっくりです。お土産も加山雄三オリジナルグッズが目白押し。しかも結構な勢いで売れていきます。
知ったつもりの日本にも自分の知らない色々な世界があるんだなあなんて、なんだか世間の奥深さを思い知った西伊豆のひと時でした!

海老名SA くま単位

2005年08月13日 | 絵日記
海老名のサービスエリアである光景に魂を鷲づかみにされました。
ベビーカステラの屋台の前で、巨大なくまのぬいぐるみが看板をもってチョコンと座っています。くまが働いてる・・・それだけでもくま好きのおいらとにとっては十分心のチキンスープクラスのほのぼのワンシーンですが、真のインパクトは看板の中にありました。
「8くま 300円」
きゅーん。単位がくまになってるー。想像もしないところからのステルスくま攻撃においらのトキメキ中枢は一気に陥落。こ・・・これはかわいい・・・なんて目がハートから戻りません。
アイディアってのは凄い力だよなあなんて感心しつつ、新たなくまツボを発見したりした休憩タイムでした!