ドイツナチス、ヒトラーの時代。
ミュンヘン大学の学生による反ナチ活動に、白バラグループというのがあった。
その白バラグループの活動のなかで、もっとも注目されているハンス・ショルと、ゾフィ・ショル兄妹の、ミュンヘン大学でのビラ撒き、ゲシュタボに逮捕に及ぶ行動。
私は彼らショル兄妹の行動に、ずっと違和感を持っていた。
その違和感の実態を明確にしなくては、今年の夏までに課した自分への宿題が、前に進まないと思っている。
それで今まで読んだ資料本の再読、
再々読、そしてドイツのジャーナリズムの出版物や、日本やドイツの研究者の最新の研究論文を、この6年間、とにかく手当たり次第、読んできた。(それで、私は、旅人にはまったく無縁な、超マニアックなドイツ語の学習を、為したのでありました😂 )
ドイツにも何度、行っただろう。
コロナ禍で一旦、時間は止まってしまったものの、渡独は5回かな、6回かな。
それ以上かも知れない。
白バラグループの最後の生き証人といわれ、ハンス・ショルのひと夏の恋人でもあり、親友であり続けたトラウテ・ラフレーンが昨年23年の8月に103歳で、亡くなった。
彼女は戦後の生涯、一度だけ、『デ・シュピーゲル』のインタビューに応じている。
それは、やはり、興味深い内容だった。
そんなこんなんで、私の抱いた違和感についても、間違っていなかっという手応えを感じて、ちょこっと目先が明るくなってきた。
そんなおり、間部香代さんのGakken(学研)から<新伝記 平和をもたらした人びと>のシリーズ2で『白バラ』が出版された。
こちらも興味深く読ませて、
頂いた。
ちょっと驚いた。
今、現在の児童書のジャンルに於いて<白バラ>が、出版されるツールだったということに。
私は、自分がひたすら拘ってきたことについて、それは私個人の問題意識であって、世間一般では、もう興味がないことだろうと思っていたからだ。
間部さんの『白バラ』は、いろんな意味で刺激になり、怠け者の私にやる気を起こさせてくれた。
間部さんの『白バラ』は、まさに、改めというか、私にとって “いずい”という感覚を、とっても大事or重要だと、再認識させられる本でした。
それにつけても、私を見守り、背中を押してくれたり、時には厳しく叱咤してくれる友人たち、バリバリ児童文学作家のC.Oさん、M.Iさん、J.Kさん、M.Iさん、S.Yさん、A.Aさん。
そして、忘れていたころに恐怖のメールや電話を下さる某出版社編集者のK.Tさん。
そして、忘れていたころに恐怖のメールや電話を下さる某出版社編集者のK.Tさん。
あらためて、心から精一杯、感謝です。(チョイ、これ嘘っぽいなどと思わないで下さい。本心です。)
この方々がいなければ、私は、なにもせず、まったくの怠け者のままです。
<追記>
否、よく考えたら、私は怠け者なのではないのです。
単に書くことが苦手なのです。
水中に恐怖を感じる人が泳げないことは、怠け者ですか?
高所が怖い人が高所に行けないことは、怠け者ですか?
ってことですかね。
ケヘヘヘへ😇