ドイツ人のおじさんと相席になり、旅の話しなんぞしていたら、そこへハレHalleから若いアジア系の女性が乗ってきた。
きれいな面立ちで、軽く会釈し、シートに座った。
私とドイツ人のおじさんは、なんだかんだ、意志の疎通があるんだかないんだか、それでも、なにやら喋っていた。
彼女は私たちの会話に加わることもなく、しばしの時が流れた。
すると、彼女は、ふっと私の方へ顔を向けると「日本の方ですか?」と日本語で言った。
「えっー、あなた日本人なのー?」と、驚く私。
なんとなーく、香港人かなって思っていた。
まったく、日本人っぽさがなかったんだよね。
その彼女が、ピアニストの有島京さんだった。
10年以上もポーランドに留学して、今は、ポーランドやドイツを中心に演奏活動をしているのだいう。
すっかり日本語で話が弾み、ドイツ人のおじさんは、つまらなそう顔をしているなーとは思っていたんだけど、すると「君たち、ドイツ語で楽しく話そうじゃないか!」と割り込んできて、大笑い。(^_^;)
そんなこんなで、ベルリンへ着くまでの間にすっかり彼女と打ち解け、CDまで頂いてしまいました。
これ、です!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f8/46a80d30d4fb37ef708cad9895cb0425.jpg)
以来、時々、彼女のFBを訪問している。
とても上品で繊細なイメージの女性でしたが、ショパンを感情豊に、思いっ切り弾いている姿がほんと、かっこいい。
Miyako Arishima – Ballade in G minor Op. 23 (second stage)