ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ 旅の出逢い。 有島京さん。 Miyako Arishima – Ballade in G minor Op. 23 (second stage)

 エアフルトErfurt から、ベルリンBerlinへ向かうICE(特急)でのこと。
 ドイツ人のおじさんと相席になり、旅の話しなんぞしていたら、そこへハレHalleから若いアジア系の女性が乗ってきた。
 きれいな面立ちで、軽く会釈し、シートに座った。

 私とドイツ人のおじさんは、なんだかんだ、意志の疎通があるんだかないんだか、それでも、なにやら喋っていた。
 彼女は私たちの会話に加わることもなく、しばしの時が流れた。
 すると、彼女は、ふっと私の方へ顔を向けると「日本の方ですか?」と日本語で言った。

 「えっー、あなた日本人なのー?」と、驚く私。
 なんとなーく、香港人かなって思っていた。
 まったく、日本人っぽさがなかったんだよね。

 その彼女が、ピアニストの有島京さんだった。
 10年以上もポーランドに留学して、今は、ポーランドやドイツを中心に演奏活動をしているのだいう。

 すっかり日本語で話が弾み、ドイツ人のおじさんは、つまらなそう顔をしているなーとは思っていたんだけど、すると「君たち、ドイツ語で楽しく話そうじゃないか!」と割り込んできて、大笑い。(^_^;)

 そんなこんなで、ベルリンへ着くまでの間にすっかり彼女と打ち解け、CDまで頂いてしまいました。

 これ、です!!  

 以来、時々、彼女のFBを訪問している。 

 とても上品で繊細なイメージの女性でしたが、ショパンを感情豊に、思いっ切り弾いている姿がほんと、かっこいい。

 Miyako Arishima – Ballade in G minor Op. 23 (second stage)

           

 

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