ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 旅ばなし 53回 スペインのバスク、ビルバオ!!

  事前にバイヨンヌのインフォメーションで、ビルバオへの行き方を訊いたら、そのインフォメーションがあるバスターミナルから、週の内、何曜日だかに限り、日に1回、ビルバオ行きのバスがあるという。

  えぇ〜、週の内っていつ〜?である。
  曜日なんて、フランス語で、言われても〜……である。

  なんだかんだの、あやふやなコミュケーションの結果、どうも、明日、そのバスがあるらしい、ということがわかった。

 (後から分かったんだけど、サン・セバスチャン終点、乗り換えとかというバスもあったらしく、なんとも幸いなるかな、私は乗り換えなしで、ビルバオまで辿り着けたのだった。)

 しかし、このくだんのバイヨンヌのバスターミナルに、バス停の時刻表にはビルバオの記載はない。
 どのバス停から乗るのかも分からない。
 何気に不安だよね〜。

 移動日当日、また,インフォまで行って、どのバス停で待っていたら良いのか訊いた。
 すると、バスが停まったところから乗るのだと、インフォのおばさんが言う。

 ふ〜ん、そうなんだと、バスターミナルのベンチに座っていたら、PESA の文字入りバスが来た。
 インフォのおばさんの、たったひとつ確かな言葉は PESA という会社のバスだと言ったことだった。

 それが、このバス。
 一応、運転手さんに、「ビルバオ行きですか?」と訊くと、まったく理解できないスペイン語で、ダダァダーっと返ってきた。私は、ハテナ? (*^_^*)

 それで、バスの行き先表示を、しっかりと注意してみていたら、出発時刻ギリギリになって、BILBAO の表示が出た。

 「よしっ!」である。


 お昼12:30に出発。
 このバス、出発30分ほど前にビルバオからバイヨンヌに到着し、そしてまたビルバオに戻るのだ。
 ところで、運転手さんの交代はなし!
 なんと、3時間半の行程だというのに−!!


 私は、右側座席真ん前の席に陣取った。左は運転手さん 
 見える景色は、こんな感じ。


 フランスからスペインに入ると、風景が変わる。
 同じバスクでも、雰囲気が違う。
 山を越えると、気候も違って、一気に空が青くなる。



  緑の山肌に、白い家々が点在していた。
  羊や牛がいた。
  写真に撮って見たけれど、やっぱりバスの中からは難しい。
 

 山をいくつも越えると、ビスケー湾が見えた!! 


         れれっ!バスの前に、自転車が!!


 100キロを出していた運転手さんが、スピードを落とす。
 真ん前座席なので、チラッと視線をずらすと計器が見えちゃうのだ!

     頑張れ! 自転車くん!!  

 そして森や林に、海岸線も通過しながら、いろんな村や町に停車して、あっという間の3時間半だった。
 ローカルバス、楽しい!!
 
 

 ビルバオに到着し、ホテルにチェックインをして、早々に散策。


          
     ミゲル広場と、広場にある巡礼の道の階段。
     
          波打つ路地。 つい行ってみたくなる。

 
   サッカーチーム、アスレティック・ビルバオの本拠地。 
   バスク人でなければ、チームに入れないという決まりがあるのだそうだ。
   でも賛否両論があるらしいが、最近は先祖にバスク人がいれば良いと、ちょっとユルクなったらしい。
   

    ピンチョスにワインで、晩ごはん。
    とうとう、スペインまで来たぞー。

 

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