◇『 白バラを生きる―ナチに抗った七人の生涯 』 M.C.シュナイダー (著), W.ズュース (著), 浅見 昇吾 (翻訳) 未知谷
2019年03月30日
1995年初版
上段左 ハンス・ショル 上段中 アレクサンダー・シュモレル 上段右 クルト・フーバー教授
中段左 ゾフィ・ショル 中段右 ヴィリィ・グラーフ
下段左 ハンス・ライベルト 下段右 クリストフ・プロープスト
ナチスへの抵抗活動「白バラ通信」を発行配布を行ったハンス・ショル、ゾフィ・ショルなど六人学生に一人の教授たちの行動、思惟など、彼等をとりまく状況を、細部まで分析をしている。
インゲ・ショルの『白バラは散らず』を補完する役割を担う結果の本であろうか。
この七人が共に憂鬱に感じたの共通点は、画一的な群れ中で感じる孤独感こそ、彼等を悩ませただろうと、著者は書いている。
この白バラ運動は、社会から除外された者の運動ではないし、社会主義やユダヤ青年の抵抗とも違い、驚かされたる差別されたりしていた者の運動でもない。
「個人の自由」への侵害を阻止せんと考えたのである。
1983年に発行された「白バラ抵抗運動」記念切手。
何度も読んだ『白バラは散らず ドイツの良心とショル兄妹』
ページの綴じ緩んで、ついに外れてしまった。
1964年出版の本には、ページの綴じだけではなく、紙質にも、「本」の姿を感じる。
修理したページ。
とても勉強をさせて頂いた。
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