古書店巡りが好きな夫が、見つけて来てくれました。
『Le grand meraulnes ル・グラン・モーヌ ─若き日のバラード─』です。
ドイツなら、シュテフターの『湖』、ヘッセ『デーミアン』『知と愛』、日本なら、樋口一葉の『たけくらべ』、に並ぶフランスの青春小説ではないでしょうか。
昭和60年(1985年)3月30日 初版 5800円です。
それが、1300円だったそうです。
希少本の上に、超掘り出し物です😂
表紙カバーを開くと、原本と同じカラー、デザインと同じ装丁の表紙が出て来ます。
更に、挿絵画が原本と同じなのです。
一部、ご紹介。
後書きによると、翻訳の鈴木壽一、関戸嘉光、渡辺康は、昭和7年(1932年)、旧一高(現東大)の学生の時、フランス語初歩の文法を終え、若き日30歳の川口篤に、9月から読まされたのが『Le Grand Meaulnes』だったという。
この書は、師川口篤への献辞を掲げてある。
本棚には、岩波版もある。
こちらは1998年12月16日の 第一刷発行の本。
天沢退二郎訳。
この岩波文庫以前には角川文庫から、1952年に水谷謙三訳で『モーヌの大将』というタイトルで出版されている。
どうも、読みたくなるようなタイトルではない😅
直訳というより、センスの問題のような気がする。
因みに、フランス語を読めないのに原本の文庫とCDもあるんです😂
と、いつものように、翻訳された時代や、その言語の比較にすっかり嵌まりこんでしまった。
凝り性です😅
内容に全然、触れていませんでした😅