ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇『少女ダダの日記 ポーランド少女の戦争日記』   ヴァンダ・プシブィルスカ 著  米川和夫 訳  角川新書

読了。

今年、初夏のワルシャワは、コロナ禍も一応、見極めが立って、観光客が溢れる街だったけれど。
80年前、第2次世界大戦中、14歳のヴァンダ・プシブィルスカが居たワルシャワだ。

彼女が、毎日、目にして、歩いて、仰いだ空、ヴィスワ川辺、聖十字架教会、王宮前広場、今はユダヤ民族博物館になっているゲットー跡……
ああ、ここかと思う。

当時のワルシャワ蜂起博物館で、その臨場感あふれる展示を目にして、言いようのない思いが、甦る。
今の、ウクライナと重なる。

見ることは、知ること。
知ることは、考えること。
私の、旅。


深夜。

ウクライナの平和……。
そのためには、プーチンの異様な野望を打ち砕くために、唯一戦うという道しか、選択肢は、あり得ない。


こんなに、生きていると、思いもしなかった、想像だにしなかった世界史の、時間軸に、居る。

多分、時として、歴史に学ばない人間が出現する。








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