読了。
今年、初夏のワルシャワは、コロナ禍も一応、見極めが立って、観光客が溢れる街だったけれど。
80年前、第2次世界大戦中、14歳のヴァンダ・プシブィルスカが居たワルシャワだ。
彼女が、毎日、目にして、歩いて、仰いだ空、ヴィスワ川辺、聖十字架教会、王宮前広場、今はユダヤ民族博物館になっているゲットー跡……
ああ、ここかと思う。
当時のワルシャワ蜂起博物館で、その臨場感あふれる展示を目にして、言いようのない思いが、甦る。
今の、ウクライナと重なる。
見ることは、知ること。
知ることは、考えること。
私の、旅。
深夜。
ウクライナの平和……。
そのためには、プーチンの異様な野望を打ち砕くために、唯一戦うという道しか、選択肢は、あり得ない。
こんなに、生きていると、思いもしなかった、想像だにしなかった世界史の、時間軸に、居る。
多分、時として、歴史に学ばない人間が出現する。