評判通り、面白かったです。
息子が帰省中、集中しまとまった読書の時間がなかなか取れず、就寝前に数ページを読むのですが、疲れていつの間にか眠ってしまい、随分と日数がかかってしまいました。
今日は、午後から、友だちと会う約束があると言って息子が出かけたので、一気に読み終わりました。
彬子女王が、オックスフォードへ留学し、5年間(学生時代の留学も合わせると6年間)をかけて、博士論文を書くための艱難辛苦のお話しなのですが、皇族ならでは苦労や笑える出来事などが、洒脱な文章で書かれています。
30万部突破のベストセラー、なるほど!!です。
皇族には、つねに側近くに護衛をする人がいて、側衛というのだそうです。
その側衛のシオダが、この人が、とっても良い味をかもし出しているのです。
ご自身の側で常に護衛しているシオダへの愛情が感じられる彬子女王の文章でした。
彬子女王って、良い人なんだなーとつくづく思える文章でした。
それにしても、母国語以外で博士論文を書くなんて、本当に相当大変なことだったと思います。
留学中の宮内庁とのやり取りもリアル感満載です。
文庫化にあたっての後書きが丁度一年前の、2024年1月とあります。
後書きの最後のセンテンスです。
「世界中の人たちが心穏やかに過ごせることを祈りながら」
まさに、と私も思います。
去年のお正月は、能登の地震、JAL機と海保機の衝突事故があり、世界では戦争や内乱が、あちらこちらで起きています。
ところで、我が家の息子は、博士論文を日本語で書いたけれど、二度とあの時間には戻りたくないと言っています😂
<追記>
皇族の書籍を初めて読んだけれど、意外と皇族の方々って、本を出版していたんですね。