ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ Ulm を歩く

 Ulmの中心、ミュンスター大聖堂は修復中。
 そのミュンスタープラッツに、ナチスへの抵抗運動の象徴ともいえる"白バラ"の記念碑があった。
  
             かなり地味! 

                 
 4月に来たときは、マルクトが開かれていたので、見落としていた。
 ミュンスタープラッツ33は、ショル家が住んでいたアパートがある。
 その前に、この銘板が立っている。
                  

 市庁舎広場ロートハウスプラッツには、ショル&ゾフィープラッツの銘板がある。
       
                
        これもかなり地味。 
 大体、ドイツの記念碑は、どこでもいずれでも、地味。
 目的意識がなければ、見つけられない、と言っても過言ではない!
 否、視点が明確だと見つけられること必至。見ようとする人間の視点の問題に過ぎない。
 確実に、歴史に"あったこと"を、知ることができる。
 まったく、ないことにしている日本とは根本理念の差違を感じる。


            ロートハウス。 
            今は、レストランというかビアケラー。
 
 
 Ulmは、ショル兄妹の故郷。
 ぶらぶら、歩いてオルガー通りに住んでいたときの家なども訪ねる。
 建物は居住する人がいて、外観のみ見てきた。
 写真奥に見えているのはSt. Georgs Chorknaben Ulmvu教会。写真右手前、角の家。
 この家の前のオルガーストラートは、第3帝国時代は、アドルフ・ヒトラー通りという名前にされてしまった。


 ホテルへ戻る道へ通じる道。門をくぐる。 

 門から振り返ると、正面の突き当たりにロートハウスがみえる。 


 門をくぐると、こんな立派な堤防がある。 

 堤防は、二重構造。堤防と堤防の間には樹木が生い茂り、家屋のそばに、いかにも古そうな煉瓦を積んだ堤防が。

                    
 昔から、水害に備えていたことが、わかりますねー。

 堤防のむこうにドナウ川。 
 歩行者用と、サイクリング用の道が別々にある。

 夕涼みをする人たち。   

  私はここで夕涼み。

 ドナウ川の水は、冷たくて気持ち良い! 

 私のすぐそばまで雀がやってきた!! 
 さすが、雀の街、Ulm!!

 ドナウ川。 
 どこで眺めたドナウよりも、一番、水がきれいで美しい。
 まさに『美しき青きドナウ』。


 晩ご飯は、ホテルの隣のレストランで。 
 「ドナウ川の魚料理が良いなぁ」というと、オススメはこれだという。
 マス半身のソテー。
 でかっ!(私の肘から親指ぐらいまではあった!)
 なんだか、残してもいいんだけど、貧乏性が発動して必死で食べた。





 
 


 

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