前日、7月13日に斜里岳を登って、その日のうちに、羅臼岳のあるウトロに移動し、国設知床野営場にてキャンプで前泊をする。
夕陽の見える高台のようだが、夕陽どころか、夕立が来て、キャンプ場もびしょびしょだった・・・
でも、快晴の日なら、良い所だと思う。
翌朝、北海道の朝は早くて、4時前には白々と明るくなり、自然に目が覚める。
のろのろと朝飯を食べて、5時前には撤収。
車で岩尾別の登山口へ向かう。
途中、鹿やキタキツネの歓迎?うけつつ・・・
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ホテル地の涯の駐車場に着くと、既に路駐もしている始末で、3連休とは言え、人気がある感じを伺わせる。
俺も羅臼岳は、2回目だ。前回は、こちら。
前回は、天候も悪く、まったくダメダメな感じだった。
そのリベンジ!と、思って来たんだけど、、、
返り討ちに合いそうな空模様だ。
とは言え、山の天気は変わり易い。
今更、撤収という選択肢も無いので、淡い希望を抱き、空いている路上に車を停めて、登山口へ向かう。
ホテルの右手を抜け、川沿いに曲がると、こじんまりした木下小屋が視界に入る。
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登山口は、山荘の右手。
登山口を入り、薄暗いたまり水のある平坦地を過ぎると、大きくジグザグする登りが始まる。
ほどなく、尾根に出ると、道は緩やかになり、「熊注意」の看板を見る。
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その後、少し急になり、大きな岩が見えると、展望台とは思えないオホーツク展望台を過ぎる。
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しばらくは、緩いところと、本格的な登りを繰り返す感じだが。
時折、視界が開けるが、ぼんやりとオホーツク海が見えるだけ。
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「650m岩峰」を過ぎると、緩やかさが増す。
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意外に楽な感じだ。
その後、弥三吉水は、左手に突然現れる。
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多くの人が、水を汲みに立ち寄り、賑わっている。
なので、写真だけ撮って、更に進むと、やがて道は平坦になる。
そして、見た目でも台地と分かるようになると、極楽平の看板を見る。
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ここは、平坦地なので、休憩したいところだけど、、、
意外にも、あまりスペースはない。
その先、極楽平の平坦地から続く登りは、最初と同じ感じの樹林帯の本格的な登りになる。
仙人坂と名前が付いているようで、途中で柱が立っている。
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ただし、尾根に向かって登り詰める感じではなく、途中からは、尾根の東側を巻くように登るので、再び緩くなる。
緩くなると、ほどなく銀冷水だ。
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ここには、水場の少し先の広場に、以前にはなかった簡易トイレが2基設置されていた。
テントなので、夏場だけかな?
よくわからない。
さらに進むと、徐々に木々が灌木帯に変わる。
時折、視界も開けるが、上の方はやはり雲が懸かって、あまりよくない感じに見えた。
やがて大きな雪渓が視界に入り、羽衣峠と書かれた捨てられているような看板を見ると、ほどなく雪渓に出合う。
大沢だ。
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以前登った時は、雪のない時期だったが、この時期は、雪でびっしりだ。
ただ、斜度はあまりなく、しっかり踏み跡もあるので、怖さは感じない。
途中、岩場を越え、少し斜度も増し、慎重に登り詰め、雪渓が終わると、すぐに羅臼平に到着だ。
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この先は、南西方向に進路を変えて、緩やかなハイマツ帯を進む。
振り返ると羅臼平が、ぼんやり見える。
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前方に見える岩壁にたどり着くと、岩清水が現れる。
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ここからは、打って変わって、岩場やガレ場の混じる急登となる。
途中、小さな雪渓もある。
天候が良ければ、眺望が良さそうな感じだが、あいにくの天候。
唯一勇気づけてくれるのは、高山植物だけ。
斜里岳と同様に樹林帯を抜けると、高山植物が豊富になる。
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そして、完全に岩場になり、西から北側へと反時計回りに巻くように登り詰めると、山頂に到着だ。
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山頂は、切り立った岩峰で、周囲は落差があって高度感がある。
奥行きはあって、三角点は中央に位置するが、あまり広くはない。
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山頂標識の後ろは、細く狭い岩場となっていて、着いたときは山頂に行けない人達が、溜まっていて、ぎゅうぎゅうだった。
山頂は、ガスにまかれていて、コーヒーを飲んだりと時間をつぶしてみたが、結局、何も変わらず、もと来た道を戻る。
前日の斜里岳に比べると、くだりは楽な感じだった。
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