アスピーテラインから安比高原レインボーラインに入り、ホテルへ。
途中、どの道からかは定かでないが、白いホテルが眼下に見えた。
緑の森の中に立つその大きめのホテルは現在は閉館され稼働していないという。
廃墟というには遠目には新しい。閉館してまだ日が浅いのだろうか。
岩手県にもいくつも廃墟になったホテルがあるようで、時代の移り変わりの流れによるものかもしれない。
安比高原スキー場のホテルの敷地に入ると、建物が三棟見えた。
かなり広い敷地だ。
宿泊したのは、そのうちの一つANAインターコンチネンタルホテル。
3棟の中では一番こじんまりとしている。
チェックイン後、部屋に案内してもらったのだが、スタッフが若い。
ある程度年齢がいっているのは、コンシェルジュくらいか。
部屋にはベランダが付いていて、眺めが良い。
↓ はレストランの辺り。
目の前にはゲレンデが見える。
頂上までゴンドラで行かれるそうだが、滞在中、残念ながらその時間はなかった。
ベランダから眺めた空 ↑
浴室には檜の湯船とシャワーが別についていたが、湯船に浸かることは滞在中一度もなかった。
木製の湯船は苦手だ。
温泉は好きではないので、どこへ行ってもシャワーか洋式のバスしか使わない。
夕食の時間になり、レストランへ。
このホテルではレストランは一つだけで、洋食も和食もそこで供される。
食事中、敷地内のどこかで花火が5分間だけ打ち上げられると告げられテラスへ出た。
花火を見るのは何年ぶりだろう。
次の日の朝、ベランダへ出て爽やかな朝の空気を・・・と思ったらベランダが砂だらけ。
いや、違った。
夜の間に飛んできた小さな虫達が絶命してたくさん落ちていたのだ。
あかりに誘われてやってきたのか。ここは高原だもの、虫もたくさんいる。
だが、虫は嫌いだ。
慌てて部屋へ。
朝食を済ませてから、迎えのタクシーがくるまでホテルの庭を散策。
誰もいない静かな庭だった。