新盆

盆休みも終わり今日からお仕事中。

今年は盆休み、とはいえ父の新盆でほとんど実家に居ました。

新盆。字の如く、亡くなって初めて迎えるお盆のことですが、自分が主体となって行うのは初めてでしたので色々勉強になりました。

実家に盆棚を組み

「新盆見舞い」にくるお客様をお迎えすることくらいは知っていましたが、実際に迎え盆や送り盆をやるやり方は住職さんに聞いたり、ネットで調べたり。

そもそも迎え盆は、向こうの国？から自宅へご先祖様をお迎えする事。接待してゆっくり自宅で過ごしていただき送り盆で帰っていただくらしいです。

なので、盆入りして早く迎えるのが礼儀で13日の朝迎え、送るのはゆっくり15日の夕方になるようです。

ちなみに

きゅうりで馬に模した飾りは足の早い馬でお越しいただくため、またナスで牛に模した飾りはゆっくりとお帰りいただく為なんだそうで。

私の家は分家で、墓参りには行くけど、そもそもそういう盆の風習はおこなわなかったので新鮮でした。

オガラや藁で火を焚き迎え(送り)たりするのもなかなか風流なものです。

そんなこんなで久しぶりに姉家族、弟家族が一同に集まって、慌ただしくお客様をお迎えし過ごしました。

15日送り盆。

お客様も途絶えて夕方提灯を携え皆で父をお墓まで送ってきました。

夕方とはいえまだまだ灼熱のセミの音がうるさい墓地。改めてお墓参りをしてから実家に戻り、組んだ盆棚を解体し御位牌も仏壇に収まりました。

弟、姉、私も家に帰るのでまた母が1人。

改めて、父が居ない事を思い出すように

「また静かになるなぁ」とぽつり。

本日からまたお仕事。賑やかさと寂しさの残る盆休みとなりました。