白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

忍び寄る新たな痛み…

2021-10-07 13:55:00 | 日記
 2017.06.26

  仮退院の日が6月29日と決まった。

  しかし直前の血液検査結果次第では、その日が伸びる可能性がある。

  抗がん剤の副作用で高熱の期間が約1週間、これも”無事”終了し、

  輸血も、黄色と赤い方が無事終了した。

  あとは特に何の問題もないはずだ。

  問題があるとすれば、再度高熱が出て下がらなくなるか、熱は無くても

  数値が退院の基準にあっていなければいけない。

  少し微熱だったが幸い高熱には至らず、数値も基準値をクリアーして

  いた為、予定通り退院の日を迎えた。

  今回は1週間の退院期間であった。

  仮退院も2回目となると、再入院前提で物事を考えるようになる。

  自宅に居ても、地に足が着いていない感じだった。

  次の入院時には何を持って行こうか、どんなDVDを選ぼうか、本は…

  しかし案外何も持って行かないものである。

  当初に持っていったDVDも結局は見ていないものがあったりする。

  その週の後半、右の腰部分が少しむず痒くなりだした。

  それはやがて痒みから痛みに変わっていった。

  以前から腰痛を持っており、この病気のかなり前から悩まされていた。

  皮肉な話だが入院が功を奏して、腰痛の痛みは消え去っていた。

  それ以降自分の概念からは、およそ腰痛の2文字はなかった。


  仮退院で体の気が緩んだのか、多分また出始めたのだろう。

  仕方ない、痛みが増して来るようだったら、再入院の時に言えばいい。

  この時はその程度にしか思えなかった。

  しかしこれが新たな苦しみとの闘いになっていくとは、この時は

  夢にも思わなかった。