白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

皮膚科のドアを叩く。

2021-10-17 10:54:19 | 日記
 (投薬の副作用により、食後の急激な血糖の上昇で、大量のインスリンが

  分泌されるが追いつかないため、急激かつ強烈な眠気に襲われる日々が

  続く。)


 2017.07.01

  仮退院から2日目、久しぶりの自宅の雰囲気に浸っている間もなく、

  右腰部分はさらに痛くなってくる。

  この時点ではまだ腰痛の対処方法を模索し、まずは無難な市販の

  シップ薬を貼り、様子を見た。

  痛い。

  貼る位置が違うのだろう。

  位置を変えて様子を見る。

  次の日、腰痛は治まっておらず、シップの位置を確認する。

  すこしずらしまた様子を見る。

  痛い。

  おかしい。

  よく見ると、痛い部分を中心に赤いポツポツが出ていた。

  やがてそれは水膨れとなって、右腰全体に広がっていった。

  痛みはさらに増していき、断続的に強烈な痛みに変わっていった。


 2017.07.07

  織姫と彦星にろくにあいさつをする間もなく、再入院の日を迎える。

  強烈な痛みのまま主治医の指示通り、皮膚科を受診する。

  皮膚科のドアを叩き中に入った。

  大体は患者の症状をすべて聞き、患者側も自分の身体の症状を事細かく

  説明をし、さまざまな症例を参考にして診断結果を出すのだが、

  その先生は、上着を胸のあたりまで上げ後ろを向き、その箇所を見た

  瞬間、答えを出したのだ。

   「帯状疱疹です。」

  一瞬の出来事だった。