古文 ・ ・・土佐日記・・・
平安時代中古の文学 西暦:931年
作者:紀貫之(きの つらゆき)生没年不明
(西暦868年ごろ~964年ごろ?)
平安時代前期の歌人で、六歌仙の一人 「古今和歌集」選者で中心歌人でもあった。
当代第一の歌人として認められた。
かな文字で書かれた最初の日記文学
男性の作者が女性に見せかけて書いている。
土佐の守の任期を終えた貫之が、土佐(高知県)から京都までの船旅を、
69首の和歌を交えて記録した最初の紀行文学でもある。
この日記の全編を流れるものは土佐任期中に亡くなった我が子への追慕でもある。と記されている
紀貫之
土佐日記冒頭 一部
をとこもすなる日記というものを、をんなもしてみむとて、するなり。某の年(それのとし)の十二月(しはす)の二十日余(はつかあまり)一日(ひとひ)の日の戌のときに、門出(かどで)す。その由(よし)、いささかに、ものに書きつく。
現代文
男も描くものときいている日記というものを、女のわたしもやってみようと思って書くのである。
ある年の12月の21日の日の午後8時に出発する。そのことの次第を、少しばかり記録しておく。
●仮名文字の文学 平安時代には漢字の草体から発生した「平仮名」と、漢字の略体から変化した「片仮名」とが発達した。そこで日本語の表現が、自由に文学で記録できるようになる。「片仮名」は男性中心の学問研究に使用され、「平仮名」は女性中心の、表現活動に使用される傾向があった。
そこで女性による仮名文学が成立し発展する。ということで、平安時代の文学は女性による仮名文学の黄金時代を形成することとなった。
見ていただいて有難うございました。
では又~~
平安時代中古の文学 西暦:931年
作者:紀貫之(きの つらゆき)生没年不明
(西暦868年ごろ~964年ごろ?)
平安時代前期の歌人で、六歌仙の一人 「古今和歌集」選者で中心歌人でもあった。
当代第一の歌人として認められた。
かな文字で書かれた最初の日記文学
男性の作者が女性に見せかけて書いている。
土佐の守の任期を終えた貫之が、土佐(高知県)から京都までの船旅を、
69首の和歌を交えて記録した最初の紀行文学でもある。
この日記の全編を流れるものは土佐任期中に亡くなった我が子への追慕でもある。と記されている
紀貫之
土佐日記冒頭 一部
をとこもすなる日記というものを、をんなもしてみむとて、するなり。某の年(それのとし)の十二月(しはす)の二十日余(はつかあまり)一日(ひとひ)の日の戌のときに、門出(かどで)す。その由(よし)、いささかに、ものに書きつく。
現代文
男も描くものときいている日記というものを、女のわたしもやってみようと思って書くのである。
ある年の12月の21日の日の午後8時に出発する。そのことの次第を、少しばかり記録しておく。
●仮名文字の文学
そこで女性による仮名文学が成立し発展する。ということで、平安時代の文学は女性による仮名文学の黄金時代を形成することとなった。
見ていただいて有難うございました。
では又~~
土佐日記とは関係ないけど、ぼくのふるさと美作の国もありますね。
私も勉強になりました。
こんなことになろうとは思ってもいませんでした。
ただ上っ面だけ「祇園精舎の鐘の音・・」
と覚えるのが面白くて、裏にある歴史の事は
無頓着でした。
でもこうして資料を見てみると、前後の事がきになりだして・・・
やりかけると、中途半端にできない。どうにも止まらないというところです。(*_*;