SEEKSURFSHOP店長のBlog

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産卵巣調査

2022年12月07日 | 
こんばんは♪

今日もこの時期らしい寒さ。
風も強くて波はスモールで厳しいブレイクのみ🌊

今日は午後からシークの前、タンポポの浜に
8月7日に上陸して丘の上に産卵したアカウミガメの産卵巣の調査をしました〜🐢

通常ウミガメの卵は2ヶ月で孵化して自力で巣穴から子亀がゾクゾクと這い上がり海へ帰って行きます。
ちょうど孵化時期の10月頭、海岸にたくさんの流木が流れ着き大変なことに!
大きな流木と山のようなプラごみに埋め尽くされた浜はウミガメの産卵も孵化した小亀の行く手も阻まれてしまう💦

という事でせめて産卵巣の周りの流木やゴミを片付けたりビーチクリーンをしたりして見守りましたがいっこうに子亀が出る様子がない…

卵が孵化していないのでは⁉️

あかばね塾の調査では昨年の表浜の産卵巣はほぼ孵化しない卵で全滅。
原因はアカウミガメの雄の数が激減していて
雌が精子を持たずに産卵する、という現象が続いているのでは?と心配。

しかし幸いにも今年の産卵巣からは続々と子亀が誕生して元気に海に帰ることが立証されてちょっとホッとしてました!

ただ、ここ地元のタンポポの産卵巣は台風にも波にもやられない最適な場所に産卵していたので安心して見守っていたのに、ここからは子亀が確認できずだったので
調査の為、本日掘ってみました。







卵の数は127個、
全部孵化しないまま残っていました😭

やはり無精卵だったのでしょう

安全で絶好の場所だっただけにショックだし残念。
こんなにたくさんの子亀が孵れば
少しは雄の数が潤ったかもしれないのになぁ

自然なものですがなかなか上手く行かないですねー

浜を歩いて産卵巣を見つけたり孵化調査をしたり時には保護したり。
そして結果を田原市役所に提出して毎年のデータを出すお手伝いをあかばね塾で行っています🐢

今年のウミガメ調査はこれで最終。
また来年も待ってるねー❣️