欅坂46・長濱ねる(ながはまねる/19)1st写真集『ここから』(講談社/12月19日)の発売がいよいよ迫ってきた。初版12万部は乃木坂46・欅坂46を合わせた“坂道シリーズ”ソロ写真集の中で過去最多。先行カットが公開されるたび、写真集公式Twitter(@neru_nagasaki)がなにかを投稿するたびに反響を呼ぶ。モデルプレスは、個性豊かなグループの中でも“アイドル性No.1”の呼び声が高い彼女が、自身の故郷・長崎の五島列島で見せた決意の初水着、約2ヶ月のダイエット、さらに「私ってこんなに明るい人だったんだ」と改めて思ったという心境の変化、一歩踏み出せたことなどを本人に聞いた。
長濱ねる、初の水着は「とにかく恥ずかしくて」
― 写真集の発売日が迫ってきました。初版12万部は乃木坂46・欅坂46を合わせた“坂道シリーズ”ソロ写真集の中で過去最多です。
長濱:本当にびっくりしました。正直、今も実感がなくて。でもそんなにたくさんの方に見ていただけるのかなって思うと嬉しいです。
― 初の水着姿など、公開される先行カットがどれも話題になっています。
長濱:水着カットが世に出たときはとにかく恥ずかしくて。メンバーも「すごく良いね!」って言ってくれたんですけど、照れちゃいました(笑)。
― 水着に抵抗はありましたか?
長濱:ありまくりでした(笑)。本当に恥ずかしかったんです。プライベートでもちゃんとビキニを着たことがなかったので。それにもともと写真を撮られることもあまり得意ではなくて、それにプラスして水着という2つの難関が…(笑)。でも長崎で撮れたのはすごく大きくて、地元だったのでここまで頑張れたんだと思います。
― 水着も何パターンか披露されていますが、どれが一番恥ずかしかったですか?
長濱:やっぱり最初に撮影した白い水着がなんかすごく「わっ」て思いました(笑)。
― (笑)。とても初々しさに溢れていてドキドキ感が伝わってくるんですが、撮影を振り返ってみていかがですか?
長濱:撮影ではご飯のときから寝る直前までずっと撮られていたので、その環境に少しずつ慣れていったんです。水着の撮影は2日目だったので、あまり意識せずにそのときの感情がそのまま表情に出ているんじゃないかなって。写真集には自分でも初めて見たなって思う顔が本当に多いです。
長濱ねるの“2ヶ月ダイエット”
― 今回、撮影に向けてダイエットなどはしましたか?
長濱:2ヶ月くらいしました。メンバーの(渡邉)理佐ちゃんに脂肪燃焼スープが良いと教えてもらって。トマトとかセロリとかを入れるんです。あとは豆乳をすごく飲みました。ダイエットであまり食べないってなるのもよくないので、豆乳を飲んだら女性らしい体になれるかなと思って。
― 結果的に納得のいくスタイルで撮影に臨めましたか?
長濱:そうですね、皆さんにいろいろアドバイスをいただけて良かったです。結構面倒くさがり屋なのですぐにやらなくなってしまいがちなんですが、セルフマッサージは本当に良いと聞いたので、お風呂の中で体を洗って泡でマッサージをするとか、いろいろ方法を変えながら毎日やっていました。
― お肌のケアなど美容面はいかがですか?
長濱:毎日やっているのはスチーマー。冬だとすごく乾燥して、中高生の頃はニキビとかもよくできていました。メイクさんとお話をしていたら、保湿をした方がいいよと言われて、最近、特に気をつけるようにしています。
― ご両親は写真集についてなにかおっしゃっていましたか?
長濱:今回、すごく協力してくれました。東京でひとり暮らしをしているんですけど、写真集の撮影に向けてダイエットをするとなったら、家族が東京まで来てダイエット食とか料理を教えてくれて。なので早く見てほしいですね。
後悔なし!「今の自分を出し切れた」
― 素晴らしい写真集が完成したわけですが、あえて後悔や心残りを挙げるとしたらなにかありますか?
長濱:う~ん、ないかも、ないです!もちろん完璧というわけではないんですけど、自分が想像していた何倍も、何十倍もいろんな表情を撮っていただいたので。今の自分を出し切れたと思います。
― 一番印象に残っている撮影はなんですか?
長濱:観光ブックとかにも載っていない、地元の人しか知らない海での撮影です。山の中を車でくぐり抜けていくと、突然バッて海というか海岸があって。私もそこに初めて行きました。本当に秘密基地みたいな感じですごく覚えています。そこでは青いギンガムチェックのビキニを着ました。
― 女の子にはどんなところに注目してほしいですか?
長濱:写真集を通してのテーマに、何年後に見返しても色あせない写真集というのがあるんです。なので洋服だったりスタイリングだったり、いつの時代に見ても可愛い!ってなるように意識しました。普段しない髪型もしているので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。
最近“一歩踏み出せた”こと
― 写真集の撮影を通して、変われたこと、成長できたことがあれば教えてください。
長濱:自分の殻に入りがちな自分を変えたいと思って五島に行きました。東京に来て自分を出せなくなったというか、どういう自分が本当の自分なのかなと思うことも多かったので。でもいざ五島に行ってみると、自分はこんなに笑うことが好きだったんだなとか、冗談を言って人を笑わせることもあるんだなとか、いろんなところに自分から飛び込んでいくんだなとか、「私ってこんなに明るい人だったんだ」と改めて思いました。「変わりたい」と思って行ったんですけど、逆に戻ったというか、幼い頃の自分に戻れたような気がしました。
― 写真集で見せる長濱さんの笑顔は、本当に素の表情なんだなということが伝わってきます。まだアイドルを始めて約2年しか経っていませんが、アイドルになって変われたことはありますか?
長濱:欅坂46の曲は本当にたくさんのメッセージが詰め込まれているんです。自分が中高生だった頃は言えなかった想いを歌えるので、やっぱり欅坂46としてライブをしているときはすごく気持ちいいです。このグループで良かったな、このグループに入れたことが私の幸せの始まりだったな、と最近よく思います。
― 最近“一歩踏み出せた”ことはありますか?
長濱:ラジオなどで『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味を教えてください、と聞かれることがあったんですけど、これまでは「けやき坂46(通称:ひらがなけやき)」と兼任で、『サイレントマジョリティー』の歌唱メンバーではなかったので、自分なんかが答えていいのかなと思っていて。でも欅坂46の専任になったり、写真集をソロで発売させていただけることになったり、いろんなことがあって、自分も欅坂46の一員なんだからと自信を持って話せるようになりました。
― タイトル『ここから』にちなみ、長濱さんの『ここから』を教えていただきたいです。
長濱:グループはまだ2周年、新しいグループということで注目していただけることもあったんですけど、これから3年目、4年目になっていくにつれて、自分たちで掴んでいかないといけないことも多くなっていくと思います。5枚目シングル『風に吹かれても』の歌詞が少し大人になっているので、それと同じように欅坂46も少しずつ成長していきたいですね。自分自身も例えばクイズ番組に出たり、いろんなことに挑戦して経験を積み重ねていき、地元・長崎のお仕事もたくさんできたらいいなと思います。
長濱ねるの“夢を叶える秘訣”
― “ここから”その夢に向かって邁進していくと思いますが、夢を叶えるにはどんなことが必要だと思いますか?
長濱:運を貯めることと、運を使うことをすごく意識しています。例え誰も見ていなくても、自分の中で「良いことをしたぞ」って思えるようなことをする、それを運を貯めると自分で言っていて。もし嫌なことがあっても、これは良いことがあるためにつながってるんだ、と思うようにしています。そしてそれが貯まって、いざというときは、もったいないと思わずに乗っかるというか、運を使う。私の場合、その考え方を持っていると、なんでも挑戦できてどんどん前向きになれるんです。
― ありがとうございました。
インタビューメモ/長濱ねるにみんなメロメロ…
同作は“青春”をテーマに今年7月、4泊5日にわたって撮影。「こんなに自分を見せたのは人生で初めて」と語るほど、思いっきり笑い、感動して泣いた表情など、まさに全てをさらけ出している。普段、謙遜しがちな彼女だが、このたびのインタビューでは珍しく「ぜひ写真集を見てほしいです」と積極的にアピール。しかしそれをスタッフからいじられて顔を赤らめる姿が可愛くて可愛くて…。さらに撮影では「写真を撮られるのは苦手」としながらも、ピアノからひょこっと顔を出したり、頬をふくらませて怒ったり、いろんなリクエストに照れながらも応じる姿に、スタッフ一同メロメロだった。