HIRO伝説

乃木坂46&欅坂46のこれからを見届けます!

乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」 “おしおき”したいメンバー・着替えシーンの裏側・見どころ…<会見全文>

2018年06月09日 13時38分52秒 | 乃木坂46

 乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が6月8日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。7日には開幕に先駆け、公開ゲネプロが行われた。ここではゲネプロ前の会見の様子をお届けする。

山下美月(C)モデルプレス 山下美月(C)モデルプレス

2017年から始動している、武内直子氏原作の少女漫画「美少女戦士セーラームーン」25周年プロジェクトの一環である3大ステージコンテンツのうちの1つである今作。乃木坂46から選抜された10名が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。

ゲネプロ前の会見には、「Team MOON」の山下美月・伊藤理々杏・高山一実・能條愛未・樋口日奈、「Team STAR」の井上小百合・渡辺みり愛・寺田蘭世・梅澤美波・中田花奈、タキシード仮面役(地場衛)の石井美絵子が出席。話題の2.5次元ミュージカルをはじめ様々な舞台で、映像や音楽と融合した演出手法が絶賛されている、気鋭の劇作家・演出家ウォーリー木下氏も登壇した。

乃木坂46メンバーが語る見どころをチェック

(後列左から)梅澤美波、渡辺みり愛、井上小百合、寺田蘭世、中田花奈(前列左から)能條愛未、伊藤理々杏、山下美月、高山一実、樋口日奈(C)モデルプレス<br>
 (後列左から)梅澤美波、渡辺みり愛、井上小百合、寺田蘭世、中田花奈(前列左から)能條愛未、伊藤理々杏、山下美月、高山一実、樋口日奈(C)モデルプレス

【Team MOON】

能條:Team MOON、セーラージュピター・木野まこと役を演じさせていただきます能條愛未です。見どころは、アニメでの変身シーンがこのミュージカルで、どう表現されているか、というところ。是非注目してほしいです。私だったら雷なんですけど、それぞれがそれぞれのトレードマーク的なのをモチーフに、派手な変身シーンになってると思うので、そこは注目してほしいなと思います。

伊藤:Team MOON、セーラーマーキュリー・水野亜美役の伊藤理々杏です。今回見どころは、それぞれ5人の戦士の個性や、観ていてワクワクドキドキしちゃったり、ハラハラしちゃったりするようなすごく高揚感が味わえるシーン、それに感動的なシーンも沢山あります。ぜひ見ている方にジェットコースターに乗ってるような感覚で観ていただけたら嬉しいなと思います。

山下:Team MOON、セーラームーン・月野うさぎ役の山下美月です。見どころは本当全部って言いたいくらい最初から最後までずーっとキラキラしていて。愛とか夢とか友情とか…。本当沢山のことが詰まった作品になっています。特に私がみなさんに観ていただきたいなって思うのは、それぞれの5戦士の変身シーンがとても凄いことになってるのでそこを注目していただけたらって思ってます。

高山:Team MOON、セーラーマーズ・火野レイ役の高山一実です。私はセーラームーンが凄く好きで、舞台に出演させていただくにあたって、改めて向き合わさせていただいたんですけど、演技をしていくうちに月野うさぎちゃんという人物がどれだけ沢山の人に愛されているか、どれだけ凄い力を持っているかということに気づかされました。だからみなさんにはそういう所に注目して頂きたいなと思います。

樋口:Team MOON、セーラーヴィーナス・愛野美奈子役の樋口日奈です。Team MOONとTeam STARとで、本当に同じストーリーをやっているのに、全く印象が違うものが出来上がっていて、それぞれ感じることもまた違ってくるのが凄く面白いなって思うので、そこにも今回注目していただきたいです。それに同じメンバーの白石麻衣ちゃんも出演してくださってるということで、それがどういう形でみんなと一緒に舞台の上で動いているのかというのも注目していただきたいなって思います。個人的にヴィーナスがどんな状況に陥っても、1番先に声を上げて前向きに進んでいく姿がカッコいいなって思うので、そこにも是非注目して欲しいなと思います。よろしくお願いします。

白石麻衣が特別映像で出演 (C)モデルプレス 白石麻衣が特別映像で出演 (C)モデルプレス

石井:タキシード仮面・地場衛役の石井美絵子です。ダブルキャストなんですけど、さっき日奈ちゃんが言った通り、同じストーリー同じ役をみんなやっているんですけど、こんなに変わる?ってくらい本当に全く違うものになっています。もちろんダブルキャストということなので、どちらも私は凄く観ていただきたいですし、あとは本当にウォーリーさんの演出が面白い。最新の技術を使っているものと、意外とアナログで人間だから出来るよねっていうものが組み合わさって、とても面白い1つのエンターテインメントの世界を作り上げています。その世界観の中で彼女たちが汗を流しながら一生懸命、沢山声を出して頑張っている姿が重なって、本当に新しいセーラームーンの世界を2018年に見ることが出来る、凄く貴重な場だなと思っています。私は彼女たちが一生懸命頑張れる、戦える場を、私は作っていきたい、守っていきたいって凄く思っているので、彼女たちが輝きますようにどうぞ応援よろしくお願いします。

一同:かっこいー…!

伊藤理々杏、山下美月、高山一実(C)モデルプレス 伊藤理々杏、山下美月、高山一実(C)モデルプレス

【Team STAR】

梅澤:Team STAR、セーラージュピター・木野まこと役の梅澤美波です。私も凄く小さい頃からセーラームーンが大好きだったんですけど、今回、改めて作品と向き合いました。アクションは、それぞれみんな頑張ったので、アクションシーンや戦うシーンを凄く注目してほしいなって思っています。あとは、1人1人のキャラクターが誰かの為に色んなものを背負って戦っている姿が凄くカッコいいので、それぞれのキャラクター同士の関係性に注目しながら、そこを観ていただけたら嬉しいなと思います。

渡辺:Team STAR、セーラーマーキュリー・水野亜美役の渡辺みり愛です。今回の見どころはそれぞれ5人の登場シーンだと思っています。Team MOONとTeam STARでは、登場シーンにも違いがあって。キャラクターは同じなのに出てくる感じとか喋り方とか、みんな個性が出ていてやっぱり違うので、そこでどう自分の役を演じられるかが鍵かなと思っています。よろしくお願いします。

井上:Team STAR、セーラームーン・月野うさぎ役の井上小百合です。原作好きな方には原作のまんまだ!ってところとか、アニメ好きな方にはアニメのまんまだ!っていうシーンもあると思いますが、それ以上に、2次元を3次元化する上で、ただの体現じゃなくて、それ以上に色んな感情があるので、そこを是非、お客さんに体感してほしいです。あとは、個人的にうさぎちゃんの成長ぶりに期待してほしいな、と思っています。うさぎちゃんが色んな運命の人と出会って、強くなっていくっていうのが、個人的には凄く見どころだなと思っていて。メンバーに出会えたことや、ファンの人に会えたこと、このカンパニーに会えたことなど、乃木坂46である自分と物語が重なる部分があったり。リアリティあるセリフを言っている部分もあるので、そういうことも感じ取って楽しんでいただけたらいいなって思ってます。よろしくお願いします。

寺田:Team STAR、セーラーマーズ・火野レイ役の寺田蘭世です。今回の見どころは、演出のすばらしさはもちろんのことなんですけど、チーム・スターTeam STARは1ヶ月近く一緒に稽古をやらせていただきました。その中で、性格が本当に元々のキャラクターに合っているこが凄く多くて!井上さんが稽古場で凄くおふざけとかドジっ子したりとかしてて、それをマーキュリー役の渡辺みり愛がまとめたり、ヴィーナスとジュピター役の2人がそっと支えてくれたり。私がふざけてるうざぎちゃんに「もっとしっかりしなさい」と本物のうさぎちゃんとレイちゃんみたいなやりとりとすることも多くて(笑)。それはやっぱり本番にも生きると思ったので、そういう関係性も両チーム観ていただけたらなって思います。よろしくお願いしたします。

中田:Team STAR役…すみません!間違えちゃった!もう1回お願いします(照れ笑い)。Team STAR、セーラーヴィーナス・愛野美奈子役をやらせていただきます中田花奈です。今、めちゃめち最初から間違えてしまったんですけど、セーラーヴィーナスはリーダーっていう役割なんです。でも私は普段、こんな感じなので、リーダーというのはどういう役割なのかっていうのを考えて、いつもの自分と違ってしっかりしなきゃという所に挑戦したので、個人的にはそこを見て欲しいです。あと今回は乃木坂46版「美少女戦士セーラームーン」ということで…。セーラームーンさんと乃木坂がコラボするのは難しいことで1番課題ではあったのですが、そこを頑張ったので観ていただきたいなと思います。

(後列左から)梅澤美波、渡辺みり愛、井上小百合、寺田蘭世、中田花奈(前列左から)能條愛未、伊藤理々杏、山下美月、高山一実、樋口日奈(C)モデルプレス (後列左から)梅澤美波、渡辺みり愛、井上小百合、寺田蘭世、中田花奈(前列左から)能條愛未、伊藤理々杏、山下美月、高山一実、樋口日奈(C)モデルプレス

― では演出家のウォーリー木下さんにお伺いしたいです。乃木坂とのお仕事は初めてですけど、メンバーの印象はどうでしたか?

一同:知りたーい!

ウォーリー木下:事前情報で「暗い子たちがやってくる」と聞いていたんですけど、全然そんなことはなくて、ホッとしましたね(笑)。あとは、なかなか本気出さないなってずっと思っていて。でもやっぱり最後は、凄いんですよ。今回、本当に色々と準備が大変な中で作っていて、みんなも初めての作り方に戸惑いながらやっていたんですけど、ある日突然「そうだ!この作品はこうすればいいんだ!」みたいな感じがみんなの中で出来て。その日から凄い瞬間的にめちゃくちゃ面白くなってきたんです。やっぱりその辺の頭の良さなのか勘の良さなのか、演技をやってきたノウハウなのかは分からないですけど、そういう野生の鋭さみたいなのがこの舞台に出ています。ただの漫画原作を超えた、もっと大きなミュージカルの作品になったと思います。

― 稽古で苦労した点はありましたか?

高山:やっぱ着替え…。

ウォーリー木下:着替え(笑)。着替えだね。

高山:でもそうですよね。結構最後の最後までやってたのは…

ウォーリー木下&能條:着替え(笑)

能條:早替えがね。早着替えが多い。

高山:1回ステージに立ったら、後ろに捌けてゆっくりしてる暇はない。ずっと動き回ってる感じなんです。

ウォーリー:着替えでは、プロジェクションマッピングや照明、音響、歌…とまぁ合わせるものもすごく多くて。でも多分それがパチッと合えばとても素晴らしいものになるんじゃないかなと。本当その辺は、0.1秒の世界なので、そこは頑張っていただいております。

井上:あと髪型が大変。うさぎちゃんは本当に色んなパーツが頭についてて、3トンくらいあるんじゃないかってくらい(笑)。最初にこのかつらを被った時は首が座んなかったです。ヘアメイクの方も今までのセラミュの方とはまた別の方々が携わってくださっていて、新たに色んな方が色んなことをがんばってくださって、この姿になってるので、その辺の苦労も感じ取っていただけたら。

高山一実(C)モデルプレス 高山一実(C)モデルプレス

― 高山さんどれくらいはどのくらいセーラームーンがお好きなんですか?

高山:これだけ沢山の方がいてくださってる中で言いづらいんですけど…。一時期、本当に破産するかって思うくらいセーラームーングッズを買わせていただきました。稽古場に小道具として置いてある、うさぎちゃんの変身グッズですとか、配布していただいたTシャツとか、既に持っているものがたくさんあって…(笑)。うーん。どのくらい好きかと言われると、本当にどれくらいかっていうと、これくらい好きです!ばーってくらい!(手を大きく広げて愛を表現)。ムーンスティックやロッドとか。あと私は、ずっとマーキュリー推しなのでマーキュリーの2人には、家にあるTシャツ3枚のうち、着てなかった2枚を「よかったら着てください」って渡させてもらいました。あとはまぁでもフィギュアも全部とりあえずありますし、数えきれない。(グッズは)段ボール5箱分くらいあります。

― それは乃木坂の活動費用で…?

高山:そうですね(笑)乃木坂のお給料で買いました(笑)。

― 井上さんと山下さんに質問です。「月に代わって、おしおきよ!」というセリフがあると思うんですけど、メンバーの中でお仕置きしたいメンバーは?

(一同ざわつく)

山下:隣にいる理々杏は私たちTeam MOONの中で愛され末っ子役というか、ベイビー、赤ちゃんって言われてて(笑)。なんか本当に叩きたくなるくらい可愛い。本当に可愛くて…お仕置き…本当にそれくらい可愛くて(笑)。いっつもみんなで愛でてます。。

高山:お仕置き(笑)。

山下:可愛すぎて。

伊藤:ありがとうございます(笑)

― 井上さんは?

井上:うーん…。うーん…。うーーーーーん…。難しい。でも自分に1番お仕置きしたいけど…!

高山:私、自分って言うと思た。自分です!って(笑)

井上:自分です…!(笑)

― ちなみに高山さんどなたかおられますか?

高山:うわあああ!このタイミングで来ると思わなかった!考えてなかったー。お仕置きしたい人?そうだなぁ…私は炎を使うことが出来るマーズの役なので、冬場の井上小百合ちゃんに炎を使ってお仕置きで温めてあげたいなって思います。

井上:優しい!

乃木坂46(C)武内直子・PNP/乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会 乃木坂46(C)武内直子・PNP/乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会

― 今回は乃木坂版ということで、今回のここが乃木坂らしい、という所を教えて下さい。

樋口:乃木坂で活動してきて、雰囲気や絆といった部分は、5戦士につながるし重なると思います。物語中にふと目があったりするところとか、そこもぜひ見て欲しいなって思います。でもきっと観に来てくださる乃木坂のファンは初め誰が誰だか分かんないんじゃないかなと思いますね。変身しすぎてるので…。どうなんだろう。乃木坂知らない人は美絵子さんの事も乃木坂だと思うかも!

石井:ありがとうございます。ウォーリーさんが稽古初日くらいに言ってくださったんですけど、この期間中はこのカンパニー全員が乃木坂46だよって。私たち今3.5期生やってるんです。ありがとうございます。

― 2つのチームそれぞれのアピールポイントを教えて下さい。

高山:私はセーラームーン大好きって言ったんですけど、正直演技は経験が少なかったので出来なくて。そこは、1人で色んな舞台に出ている能條愛未と樋口日奈ちゃんにすごく教わりました。Team MOONで2人は後輩なんですけど、まとめてくれて…。誰かが気になったことがあれば、みんなで改良する、という感じで、みんなで歩幅を揃えて頑張ろうと言うよりも、最初からスタート地点が前にある人に頑張って合わせようというイメージを持って私自身はさせていただきました。みんなが高いところを常に目指していたと思います。それが舞台の迫力に繋がっていると思います。

井上:Team MOONと比べたらどちらかというとTeam STARは冷静な人間が多くて。でも凄く団結力があると思います。おふざけするときはおふざけするし、でも真剣なシーンはシリアスに出来るし、そういう違いがはっきり生まれるチームだなと思っています。あとは楽屋でもみんな仲良しで、良いチームです。

キャスト

セーラームーン/月野うさぎ:山下美月・井上小百合
セーラーマーキュリー/水野亜美:伊藤理々杏・渡辺みり愛
セーラーマーズ/火野レイ:高山一実・寺田蘭世
セーラージュピター/木野まこと:能條愛未・梅澤美波
セーラーヴィーナス/愛野美奈子:樋口日奈・中田花奈

公演日程

6月公演:2018年6月8日(金)~6月24日(日) 天王州 銀河劇場
9月公演:2018年9月21日(金)~9月30日(日) TBS 赤坂ACT シアター


“乃木坂46をもっと可愛く撮るカメラマン”秋元真夏が語る「乃木撮」の裏側、「女の子を可愛く撮るための5ヵ条」も考案<モデルプレスインタビュー>

2018年06月09日 13時29分49秒 | 乃木坂46

 公開された先行カットはどれも話題となり、25万部という超異例のスタートが決定した写真集『乃木撮<のぎさつ> VOL.01』(6月26日発売/講談社)には、気を許したメンバー同士だから撮影できた、赤裸々すぎる“素顔の乃木坂46”が600枚以上掲載される。その中で1番写真を採用されたのが秋元真夏(あきもとまなつ・24)。モデルプレスは乃木坂46の撮影に長けた“名カメラマン”に、撮影の裏側やメンバーを可愛く撮るコツなどを聞いた。

モデルプレスのインタビューに応じた秋元真夏(C)モデルプレス モデルプレスのインタビューに応じた秋元真夏(C)モデルプレス

『乃木撮』の裏側、秋元真夏が明かす

秋元真夏(C)モデルプレス 秋元真夏(C)モデルプレス

― 『乃木撮』が予約殺到で25万部スタート、超異例の反響を呼んでいます。モデルプレスでも先行カットのニュースを配信するたびに話題になっています。

秋元:ファンの方もファンではない方も可愛いと言ってくださって嬉しいです。

― 秋元さんが思う、『乃木撮』の見どころについて教えてください。

秋元:テレビや雑誌で見るメンバーは乃木坂46としてのスイッチが入った状態が多いんですけど、『乃木撮』は完全にオフの状態なので、おちゃらけていたり、わちゃわちゃしていたり、普段見られないレア度が1番のポイントになっています。乃木坂46はSNSでの発信が少ないので、オフな部分やプライベート写真ってなかなか外に出ることがないんですよね。

― 白石(麻衣)さんのお茶目なキス顔や歯磨き中の姿はかなりレアでした。『乃木撮』は秋元さんが撮影された写真が1番多く収録されているそうですが知っていましたか?

秋元:先ほどお聞きしてびっくりしました。メンバーに近づいてカメラを向けると、良い表情をしてくれることがすごく多いので、つい撮りたくなっちゃう。『乃木撮』を通して、カメラマンさんの心理がちょっとわかりました(笑)。

歯磨き中の堀未央奈(撮影/秋元真夏)(提供写真) 歯磨き中の堀未央奈(撮影/秋元真夏)(提供写真)

― カメラは普段からずっと持っていたんですか?

秋元:そうですね。メンバーがそれぞれカメラを持っていて、好きなときにいつでも撮っていいということになっています。ブログに載せるような表に出る写真は、一応ふざけすぎていない感じで、崩れすぎていない感じで、綺麗にまとまった感じの写真が多いんですけど、『乃木撮』はスタッフさんではなくてメンバーがメンバーを撮っているので、撮られるメンバーもすごく気を許しているし、油断している。気張っていない、キメ顔じゃない表情が多くなるので、ちょっと不機嫌な表情とか、ちょっとつまらなそうにしている表情とか、そういうのは男性から見たら“彼女感”を感じられると思います。

― 確かにブログよりもプライベート感が溢れています。

秋元:でもこういう風にいざ本になると、私も恥ずかしくなっちゃうくらい「こんなに見せていいの?」という写真がたくさん収録されています。

“カメラマン”秋元真夏が意識していること

秋元真夏(C)モデルプレス 秋元真夏(C)モデルプレス

― 普段は撮られる側の秋元さんですが、今回、撮る側として意識したことはありますか?

秋元:せっかく私が撮るからには、メンバーの特権を使いたいなと思って、すごく近づいて撮りました。パーソナルスペースにぬるっと入り込んで撮ってみたり(笑)。あとは楽屋だとゆっくりしている子も多いんですけど、そのリラックスしているところをあえて狙ってみるとか。そういうときは顔を作っていないので、その抜けた感じが、またレア感があって良いと思ったんです。

― 抜けた感じを狙ったんですね。

秋元:そうですね。でも最初は、そういうのを撮りたいと思って、近づいていったんですけど、そうなるとメンバーもカメラを意識しちゃって、グダッとしていたのにシャキッとしてしまうことが多くて。なので時間をかけてカメラがある状況にメンバーを慣れさせてから「撮るよ!」って言わずにぬるっとカメラを出して撮るようにしました。いつも私が楽屋で見ている光景、例えばみんながご飯を食べていたり、テレビを見ていたり、メイクをしていたり、といった状況をそのまま切り取れたと思います。

― 一方でメンバーとはいえ、常にカメラマンがいる状況ということですが、撮られる側として緊張感はなかったですか?

秋元:う~ん、最初は楽屋にカメラマンがいる状況に違和感はありましたが、メンバーが撮っているので徐々に気を許してしまいました。

秋元真夏が伝授「絶対に可愛く撮れるポーズ」とは…

秋元真夏(C)モデルプレス 秋元真夏(C)モデルプレス

― ではここで“名カメラマン”の秋元さんに「絶対に可愛く撮れるポーズ」を伝授していただきたいなと!

秋元:私がメンバーを撮っていておすすめだなと思ったのは「頬杖をついてもらうこと」。ただただ頬杖をついて、両手で顔を支えて、カメラをじっと見てもらうんです。カップルでカフェに行って、料理が来るのを待っているときに、彼女がやりそうな雰囲気で。

― 『乃木撮』の中にも何枚か登場しているポーズですね。

秋元:はい。西野七瀬ちゃんとか3期生の子とかにもやってもらっているんですけど、その光景がめちゃくちゃ可愛くて。「彼女と〇〇なう」みたいな彼女感が自然と溢れるので、そういうポーズは可愛く撮られたいならおすすめです。

― そのときの目線をぜひ秋元さんに実演していただきたいです!

秋元:はい(笑)。目線はちょっと上が良いです、と言うより、撮る方がちょっと上から撮るんです。でもそんなに上からではなくて、とにかく距離は近めに撮るっていうのがポイント。これで彼女感が増します。あと…いいですか?ぜひご紹介したいことが…(笑)私がメンバーを撮るときに気をつけていたことの5か条をフリップにまとめてきました。

「絶対に可愛く撮れるポーズ」を実演してくれた秋元真夏(提供写真) 「絶対に可愛く撮れるポーズ」を実演してくれた秋元真夏(提供写真) 溢れる“彼女感”…(提供写真) 溢れる“彼女感”…(提供写真)

― ありがとうございます(笑)。

秋元真夏が考案“女の子を可愛く撮るための5ヵ条”

フリップで解説する秋元真夏(C)モデルプレス フリップで解説する秋元真夏(C)モデルプレス

<1:食べる>

秋元:「食べる」というのは『乃木撮』の中でもたくさん使われているカットの1つです。ファンの方はメンバーが食べ物を食べている姿は見ることが少ないと思うので、それを間近で見られる私がその光景を切り取ってあげようと。収録や撮影が終わってお腹が空いて「よし!ご飯だ」というときの食べている姿は本当に良い表情です。なかなか欲望に対して一心に突き進んでいる姿って見られないと思うので、そういう可愛さも見てほしいですね。口をガッと開けていたり、メンバー同士で1個のものを食べていたり、ちょっとドキッとする写真として良いなと思ったのでたくさん撮りました。

「食べる」が可愛い(提供写真) 「食べる」が可愛い(提供写真)

<2:寝る>

秋元:例えばモデルプレスさんでも載せていただいたまいやん(白石麻衣)のカット。これはガチ寝している状態なんですけど、これに限らず、寝ている写真は演出のものが全くないんです。楽屋では気を許したメンバーしかいないということもあって、寝顔をオープンに見せているんですけど、そういう瞬間を撮っちゃえと思って、静かに近寄って撮らせてもらいました(笑)。グラビアとかで撮る写真の寝顔って、ちょっと可愛く口角上げていると思うんですけど、これはガチです。家で寝ている姿のまんまがこの『乃木撮』では見られます。撮られた側はちょっと恥ずかしいんですけど、ファンの方は見たいと思うので撮りました。

「寝る」白石麻衣が美しい(提供写真) 「寝る」白石麻衣が美しい(提供写真)

― 撮影した写真で本人NGが出ることはあるんですか?寝顔が崩れているからこれは嫌だ、みたいな(笑)。

秋元:撮られている側って寝ているから気がつかないんですよ(笑)。なので載ってしまってから気づくみたいな感じですね(笑)。ただメンバーもメンバーでベストショットを常に狙っているので、たぶんNGはないんじゃないかな?

<3:遊ぶ>

秋元:乃木坂46というと、ガヤガヤしてわちゃわちゃ盛り上がる、というイメージよりは、ちょっとおしとやかなイメージだと思われがちなんですけど、楽屋だと違っていきなりコントが始まることも…(笑)。学校みたいなんです。例えばこの(フリップの写真を指しながら)私とまいやんがよくわからないポーズを決めて、髪の毛を9・1に分けている写真もそうです。

このショットは「高級ブランドのモデル」をテーマにしていて「キメキメで撮ろう」と2人して真顔でこのポーズをして撮ったんですけど、これもその場で急に決めてやりました。たぶんこういうカットを集めたら乃木坂46のイメージがまた変わるんじゃないかな。このわちゃわちゃ感をぜひ見てほしいです。それに女子高生が学校で「一緒に写真を撮ろう」と言ってふざけて撮るような写真と似たような写真も多いはず。おかげさまで乃木坂46には女の子のファンも多いんですけど、そういう方たちにも共感して楽しんでいただけたら嬉しいですね。

「遊ぶ」白石麻衣と秋元真夏(提供写真) 「遊ぶ」白石麻衣と秋元真夏(提供写真)

<4:寄る>

秋元:距離をぐっと近づけて撮る!普段、あまり近くで撮られることってないんですけど『乃木撮』だったらメンバーだし寄れるところまで寄っちゃえ!って感じで(笑)。でもガンガン突き進んで撮ることによって、撮られる側もなにかしようとしてくれたり、普段見せない表情をこっちに向けてくれたり。それに誰が撮るかによって、同じメンバーでも表情が変わるんです。例えば、私が撮るまいやんだったらそこの関係性も見られると思うので、そういうところも楽しんでほしいですね。

「寄る」まいやんがカメラに向かってチュー顔(提供写真) 「寄る」まいやんがカメラに向かってチュー顔(提供写真)

<5:触れる>

秋元:直接触れるって普通のカメラマンさんだとできないので、そこはメンバーの特権を生かしています。撮る側が触って反応を見たり、撮られる側同士で触り合ってもらったり。複数人いる写真も良いですよ。普段見られない絡みや、その子だけだったらなかなか出ない表情が、2人や3人になることによって化学反応が起きることもあって。そういうのも狙って撮っていました。

直接「触れる」と…普段見られない可愛さに(提供写真) 直接「触れる」と…普段見られない可愛さに(提供写真)

― 「触れる」に関連すると、公式ツイッター(@nogisatsu)でのアゴ乗せ動画もありましたね。

秋元:はい。私が撮ったまいやんは、普段そういう可愛らしいことを自分からするタイプじゃない。でもメンバーが「アゴ乗せして」とお願いしたから聞いてくれて。最初はやらされている感じだったのに、本気でやっちゃって結局可愛いみたいな(笑)。そこがまた良いですよね。普段やらなそうな子がやるところが魅力だと思います。

― 秋元さんは結構やる側ですよね(笑)。

秋元:そうなんです!私は自分からやっちゃうタイプなので、そこのギャップがないのが悩みなんですけど(笑)。ただ私のときは若月(佑美)がやってくれて「普段の倍以上の可愛らしさを出してあげる」と言ってくれていました(笑)。

 

秋元真夏(C)モデルプレス 秋元真夏(C)モデルプレス

秋元真夏(あきもと・まなつ)プロフィール

1993年8月20日生まれ。埼玉県出身。血液型:B型。身長156cm。乃木坂46の第1期生ながら学業の関係で4thシングルから本格的に活動を始める。本人曰く“1.5期生”。愛称は「まなったん」。乃木坂46での活動のほか、ソロではバラエティ番組にも多数出演する。

秋元真夏(C)モデルプレス 秋元真夏(C)モデルプレス

「乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01」概要

「乃木撮」表紙画像(提供写真) 「乃木撮」表紙画像(提供写真)

発売日:2018年6月26日(火)/撮影:乃木坂46/出版:講談社

乃木坂46メンバー同士で撮影したオフショット写真集。気を許したメンバー同士だから撮影できた、赤裸々すぎる“素顔の乃木坂46”が満載となっている。