続き...
PM11時頃
真っ暗闇の山林で迷子
とにかくパニクりました
最悪、このまま朝まで待って、明るくなってから動き出そうか...
なんてことも考えるし
家族に連絡して、捜索願いとか出されたら困るしなぁ
なんてことも思い、次の日の新聞一面記事が頭に浮かぶ始末
あ~
イヤだイヤだ
どうしたらいいんだぁ~...
って時に、
モチがいきなり
「あそこに灯りが見えん
港みたいなんがあるばい
」って
確かに岸壁みたいなのが見えてました
(ん~けどな...この先ずっと断崖絶壁の景色が続いていたはずやけど...
)
はて
あそこはどこでしょう
向かってみるか
けど、い~たん達が来るまでは、ココに居たほうがいいのでは
ん~...
と、どうするべきか悩んだ挙句
もうしばらく待って、い~たん達とコンタクトが取れなかったら
あの光に、
岸壁らしき場所に、
向かってみようと決断
しばし待機して、い~たんを待つ
しかし、いてもたっても居られなくなり
叫びまくり...
すると...
「どうしたんねぇ~」という人の声が
おおぉっ
どこだろう
声の方へ向かう
ちょいと左下に下っていくと
何と
民家の灯りが見えるではあ~りませんか
「道に迷ったとです~」と、ライトを振りながら訴えると
姿は確認できないが
「あんた達は、まだ道の下よ~上から車のライトで照らしてやるけん待っとかんね~
」という返事が帰って来た
ほんで、車の音
上からライトで照らしてもらい
初めて自分たちの居場所がつかめました
道路
すぐソコじゃん
めっちゃ近くで迷っていたのです
後々考えると馬鹿らしいのですが
この時は本当に「助かったぁ~」っていうのが第一でした
助けていただいたのは、近くに住むタニグチさんという方々でした
(オバちゃんとオジちゃんの3人で来られてました)
本当に感謝感謝です
メチャメチャ深々と頭を下げ感謝の意を表しましたよ
「何か人の声の聞こえるねぇって思いよったとよ近くの親戚ば呼んで来てみたとさ
時々車の停まっちょっけん釣りに来よるとやろうねぇ
っていうとは分かっとったとけどねぇ
気をつけんばよ
ロープとか張っとけばよかとにぃ
」という寛大なお言葉...
なんていい方々でしょう
良かった
ふつう警察に連絡しますけど、寛大な方たちに見つけてもらって良かったです
本当にありがとうございました
俺らを探しながら上がってきた、い~たん達も心配の面持ちで無事戻ってきました
いや~
悪いことをしました
しばらく険しい地磯への釣行はいたしません
トホホ...
ところで、改めて迷った経緯を図で整理してみると...
多分、往路はオレンジの経路で行ったと思います
ほんで、帰りはブルーの経路
途中で紫の経路を行ったり来たり彷徨っていたようです
最終的に車のライトを照らして頂き、黄色の経路で上がってきました
ん~...
ちょっとしたことなんですが、人間パニクると深みにハマッてしまうのですねぇ~
勉強になりました
しかし、今になって思うのが...
電球のマークで示す部分
灯りの見えていた岸壁のような場所
あそこは何だったのか行かなくてよかった
何か怖くなってきたぞ