登る陽に 今日の暑さ 感じつつ
庭の緑に ここ癒さる
風凪ぎて 暑さの予感 裏腹に
目にも涼しげ 朝の緑が
扇風機 誰も居ぬのに 廻りおる
思わず御免 と声をかける
キラキラと 青葉煌き 湿気なし
ひと拭きの つもりがいつか 彼方此方と
隅から隅へ 拭き始める
こんな星は 見たこと無いのう
ハイ 先ずはございません
う~ん そうだな
おお あの星は暗くなってきたぞ
ハイ アースの裏に 回ったと思われます
裏・・・とな
ハイ サンに向かって アースの反対側に回ったと思われます
ああ そうか
だからサンが見えぬのか
ハイ そのようで・・・
おお 何じゃ あの煌めくひかりは・・・
奇麗に光ってるではないか
点滅したり・・・して
ハイ ネオン・・・かと
なんじゃ そのネオン・・・とは
ハイ 暗闇を明るくするもの・・・かと
ほう! 面白いのう!
益々気に入った あの星が・・・
ハイ・・・
おっ 明るくなってきたな・・・
おお何だ あれは・・・
ハイ どれでしょうか?
ほら あそこに四角張ったものが一杯・・・
ハイ あれは建物かと・・・
なんじゃ 建物・・・とは
ハイ 人間が生活してる空間のひとつ・・・かと
はあ~ 人間とな
ハイ 人間・・・で
何じゃ その人間とは
ハイ 動物です
お尻と踵が痛くなってしまったわ
サハラ砂漠でラクダに乗った時は 全くどうも無かったのに
今 敦煌の鳴沙山に来てるの
ここでは ラクダに乗れると言うの
人生二度目のラクダ乘りを 楽しんだわ
サハラ砂漠での体験に次いで・・・ね
でも 今日の方が身体に堪えたわ
乘ってた時間が 長かったから・・・かしら
でも そんなに変わらないと思ったんだけど
昔の人は 大変だったわね
シルクロードを延々と乗ってたんでしょう
たかが40~50分程度に較べたら
ラクダでの鳴沙山は 童謡「月の砂漠」を連想させてくれるわね
夜では無かったので 隊商隊を思い浮かべてしまったわ
観光客の乘るラクダの隊列を見てると・・・
昔は こうして隊列を組んで 砂漠を行ったんでしょう
ヨーロッパとアジアを交易の為に・・・