登り来る 鶴ヶ城の 天守に
人の動き 手に取るように
朝早やく わたしは空港に降り立っていたの
そうだ 早く帰らなくちゃ
昨日は私の誕生日で 娘からプレゼントが届いてるはずだから
きっと 冷凍食品・・・が
それは娘からの 前もっての連絡も 通知も来ていないけどね
例年の事とて 娘の気持ちは手に取るように判るわ
きっと宅急便で来てるはずなの
案の定 急いで家に帰ってみると 宅配便の留守の配達票が 二枚
入っていたわ
空港には朝 着いてはいたが 家に着いたのは昼近かったの
急いで宅急便業者に連絡をね
それでも 届いたのは夕方だったの
案の定 冷凍食品だったわ
魚介類の詰め合わせで わたしの好物が・・・ね
何とか 保存は効いていたようで 一安心したんだけど・・・
ビックリしたわ！
一瞬 顔が青ざめてしまったの
出発まで まだ時間が有ったので ひと休みを・・・と思って
ベンチに腰掛けようとして 気が付いたの
アノラックが無い事に・・・
カメラとバッグは 持ってるんだけど・・・
あれ！ 何処で忘れたのかしら？・・・と
トイレ？・・・それとも
一瞬 パ二くってしまったわ
何が何やら・・・
まあ 命を取られたんじゃないから まあ良いか・・・と
そう思いつつ 経路を戻ることにしたの
別に無くしても 仕方ないわ
大事な物も ポケットには入って無いし・・・と思いつつ 此処迄
の経路を戻ることに・・・ね
最初に休んだ所に戻って来たの
そしら 有るじゃない
えっ！って 目を瞠ったわ
そうなの 手荷物検査を終えて 出発ケート前のカウンター席
そう USBの接続が出来て ちょっとしたパソコン操作なんか
出来る カウンター席
其処の椅子に掛けてあったの
思い出したわ！
そこで カバンの中を整理しようとして 座ったの
良かったわ！
一時は諦めたアノラックが 見つかって・・・
あら ここって この間テレビで取り挙げてた所でしょう
「白い恋人のテーマパーク」！！
クリスマスの為に リニュアルオープンした・・・とか言ってた
今 札幌の街に入って来たの
ツアーの最後に この「白い恋人のテーマパーク」・・・ね
凄いわね 街のど真ん中に こんな施設を創ってしまって
テレビで見た時は もっと郊外に有ると思ってたわ
「白い恋人」を作ってる会社は 相当儲かってるんでしょうね
北海道の土産と言えば 「白い恋人」ですもんね
ズ~っと北海道土産の トップを走ってたんでしょう
でも つい最近の調査では 「白い恋人」を抜いて 北海道の
トップになった お菓子が有るんですって
「き花」と言うらしいけど わたしは初めて聞いたわ
何しろ 美味しいらしいの
モンドセレクションを 26年連続金賞を受賞してるんですって
これから向かう 千歳空港の売店で 探してみようかしら
そうなの この「白い恋人テーマパーク」を出たら直行・・・なの
ここよね 前に来た時に迷ったのは・・・
真直ぐに行って 左へ折れたんだったわね
そして 大通りに出たんだったわ
大通りに出て 位置感覚が狂ってしまったの
ああ 思い出したわ！
この辺りには 旧い洋館造りの建物が有るわね
小樽が栄えて頃の建物だと思うの
それにしても 散策時間が未だ有るわね
運河の方にも行ってみようかしら・・・
でも ここからは少し離れてるわね
前に来た時って この北一ガラス通りと 運河と一緒に廻ったの
かしら
なんか 別々に来たような気もするけど・・・
記憶が無いの 同じ日に一緒に廻ったのか
結構有るのよ 特にこの雪道を行くと・・・
あっ 冷たい！
耳も手も・・・鼻水が出てきたわ
今日も多いわね 人が・・・
殆ど此処も 中国の人達・・・よ
あっ あれがガス灯よ！
明治か江戸の匂いが するわね
ここよ ここよ！
昔の運河・・・
思い出してきたわ
前に来た時のことを・・・
そうそう この通り・・・よね
懐かしいわ！
それにしても 北一プラザや北一硝子の店や ビルが多いわ
うわあ～ 冷たい！
風が冷たいの！
耳や手が 痛いくらい・・・
それに 道も真っ白で 恐々歩かない・・・と
人が多いわね！
それも 中国系と思しき人たちが・・・
中国に来てる感じよ
何処のお店も 一杯なの
日本人の わたしが一人いると 肩身が狭いわね
凄い！凄い！ 中国人の観光客・・・
中国の人は 北海道が大好きだと聞いてたけど 本当ね
あっ 此処に入ってみましょうか
北菓楼と言う所・・・ね
お土産用の お菓子を売ってると聞いてたから
ここも 中国人で見動きが 取れないわ
試食が色々有るわね
バームクーヘンの試食や他にも色々・・・
お腹が膨れそうだわ
