「みんなの年金」公的年金と企業年金の総合年金カウンセリング!                 

このブログ内検索や記事一覧、カテゴリ-等でお楽しみください! すると、あなたの人生が変わります。

「Q&A 年金の行方」  Ⅲ 哲学の時代

2008年01月08日 | 厚生年金基金
■ あなたも、年金履歴書で政府をチェック! 「ねんきん特別便」が来る前に!




Ⅲ 哲学の時代

(1)ソクラテス コンニチハ!

A どうぞ、お座りください。えっ、ことによると、ソクラテスさんですか? 変装じゃないですよね。一段とヒゲが長くなりましたねぇ。

ソクラテス ソオネ。

A ええ、どうしたんですか、こんなところに現れたりして・・・・・・・。

ソクラテス チョット、ヨッテミタノヨ。最近ノ日本ノ様子ヲキキタクテ。

A そうですか・・・・・・・。ここは年金相談所ですけれどいいんですか? ・・・・・・・。何がなんだか分からないけど、まあ、いいでしょう。なんでもありの世の中ですから。

ソクラテス トコロデ、貴君ワ、ドウシテ哲学ヲ志シタンダッタカナ。

A えっ、また、そんな突飛なことをお聞きになるんですか!

  ソクラテス 単刀直入ダケノコトヨ。私は哲学徒ダカラ。

A でも、どうしてそんなことをご存知なんですか?

ソクラテス ナンデモ承知シテイルノヨ。天上ニ住ンデミルト、下界ノコトハナンデモ見エルンダカラ。

A そういうものですか。うるさくないんですかねぇ、森羅万象が見えてしまうのは。

ソクラテス 大丈夫。或ル見方ガアルンダヨ。

A そうなんですか、物事を透かして見るとか、

ソクラテス イヤ、違ウネ。

A 透かすんじゃないんですか。

ソクラテス ソウ。天上ニ来レバ分カルヨ。経験シナケレバ分カラナイモノッテアルンダヨ。

A そうですか。じゃ、楽しみですねぇ。

  ソクラテス モウシバラク待ツンダネ。デ、キッカケハ?

A えっ、何でしたっけ。それより、どこかで聞いたことのあるフレーズですねぇ。

ソクラテス 何デモ知ッテイルンダカラ。

A そうなんですか。きっかけ・・・・・・・は何だったか、哲学を始めたのは、そお、夜間高校を卒業して就職先が無くて、雑踏の中の新宿駅のベンチで、「人生とは、何ぞや?」という大疑問に取り付かれたことかなあ。

  ソクラテス ナルホド。

A 若いときって、皆、そんなものでしょう。

ソクラテス ソオ。デモ、ソレヲ真正面カラ問ウ人ト、生活ニ紛レ込マス人トアルデショウ。

A そうかもしれませんねぇ。

  ソクラテス デ、貴君ハマッスグ哲学ノ勉強ニハイッタンダッタネェ。

A 真っ直ぐでもないんですけど、・・・・・・・。

  ソクラテス 卒論ハ「ヤスパースノ暗号ニツイテ」ダッタネ。

A それもご存知なんですか。じゃあ、試すようなことになりますが、その中の一節が指導教授の『気分の哲学』という本に引用されたこと、・・・・・・・

ソクラテス アア、知ッテイマスヨ。アノコトハ万人共通ノ経験ナンダガ、ソレヲ記憶ニ残ス人ハ少ナイカモネェ。

A そうですか。まれなことですか。

ソクラテス デ、ソノ後、苦労シテ『情緒の力業』ヲ著述・出版シマシタネ。

A そこまでご承知なんですか。もう、お手上げです。私には、あなたはすっかりリアルになってきました。

ソクラテス マダマダ。デ、ソノ書評デ唯一、貴君ヲ理解シタ文章ヲ書イテクレタ人ガオラレタンダッタヨネ。

A ええ、それで私の目的は達成されてしまいました。

ソクラテス ソンナコトハナイデショウ。

A もう、いいんですよ。

ソクラテス ソオ、天上界ニ行クト、淡白ニナルンデ、コレ以上深入リハシナイケレド・・・・・・・出版ハ慶賀ナコトデシタヨ。ソノ著作ノ苦労モ含メテ。

A ありがとうございます。でも、なんだか変ですねぇ。お墨付きをもらったような・・・・・・・、幻のような・・・・・・・。

ソクラテス デ、貴君ハナゼ年金ノ仕事ガライフ・ワークニナッタノカナ。

A えっ、それはご存知ないんですか!

ソクラテス モチロン、知ッテマスヨ。デモ、自ラハ語ラナイノヨ。人ヲシテ語ラシメルッテワケ。産婆術!

A そうでした。産婆術でした。年金の仕事は会社に勤めてからです。.たまたまの配置換えで厚生年金基金の仕事をするようになり、以後、会社からの再々の肩たたきを肩透かしして、25年間年金の仕事をさせていただきました。

ソクラテス ソオ、ジャア、理事ニハ

A 肩透かし屋には無縁の話です。

ソクラテス ソウダッタネェ。



(2)

ソクラテス デ、聞キタイノハネ、ドウモ雲ガカカッテハッキリ見エナイトコロガアルンダガ・・・・・・・。

A ええ、何でしょう!

ソクラテス 日本ノ政官財ノ意思決定過程ナンダガ、ドウナッテイルンダロウ。

A 難しい質問ですねぇ。そこがどうして雲に隠れるんでしょう。

ソクラテス サテ、ドウシテカネェ。天上ノ論理ニハ無イロジックガ働イテイルンジャナインダロウカ。

A そうですか。でも、さも、ありなんです。

ソクラテス ト、言ウト。

A われわれ、日本人は、渦中にありますから、渦中にあるを知らずで、意識しないところがあると思います。第三者的、客観的に見ると、多少、見えてくることがあります。

ソクラテス ソオダネ。

A それで、一言で言うと、日本の組織では誰一人として個人としての行動はないと言っていいのだろうと思います。

ソクラテス チーム・プレーミタイナモノ・・・・・・・。

A それに近いかもしれません。

ソクラテス 責任ハ誰ガ取ルノカナ。

A 誰がというより、組織、あえて言えば組織の代表者でしょうか。でも、その人は個人として責任を取るのではないんです。

ソクラテス フゥム。

A 日本のTVニュースをご覧になったことはありませんか。最近、日本では不祥事が多発して企業トップが謝罪している場面が多数放映されていますけど。

ソクラテス ソウナンダ。

A 日本のインフラはあらゆるところで機能不全をきたし、日本沈没を心配する人が増えています。

ソクラテス ドウシテソウナッテシマッタノカナ。

A さて、それを一言で言うのは分析力が鋭敏でなければできないのでしょうが、・・・・・・・。

ソクラテス ソレダケデハナイダロウケドネ。

A 言えることは、観念論ではないとだけでしょうか。

ソクラテス ソオネ。

A 戦後日本の復興は、ドイツ以上に成功したといわれています。

ソクラテス デ。

A そんな中で、日本のフレーム・ワークは成熟状態になり、ほころびが出てきました。50年にも及ぶ鎖国政策はグロ-バル経済の現実にアン・マッチになってしまっています。

ソクラテス デ、・・・・・・・。

A この状態は、一言で言うと、日本人の他者依存の性向にあるのだと思います。自分で切り開くというよりも、農耕民族の天候依存の体質、陽が出なけりゃ、豊作にはならないのです。

ソクラテス 他者依存・・・・・・・。

A ええ、日本の官僚はこういう民族の気質を巧妙に組成して、自らの政策展開に都合の良い裁量的フレーム・ワークを作り出したのです。ソビエト以上の計画経済フレーム・ワークを作ってきたのです。その典型が「護送船団方式」でしょう。

ソクラテス デ、・・・・・・・。

A 年金制度も、その意味では裁量的フレーム・ワークであり、数理計算に基づく計画経済なのです。社会保険方式とか、世代間助け合いとかの美辞麗句は官僚の常套手段でしかなく、旧来はそれでも機能しましたけれど、現実にはマッチしなくなっていると思います。

ソクラテス デ、・・・・・・・。

A ソクラテスさん、さっきから、デ、デ、ばかりですねぇ。

ソクラテス 気ガツキマシタカ。コレモ、一種ノ産婆術デショウ。

A そのようですねぇ。



(3)

ソクラテス デ、日本ノ年金ノ社会保険方式ハドイツヲモデルニシタヨウダガ、・・・・・・・。

A そのようです。

ソクラテス ドイツトイウコトデアレバ、理念先行ノ方法論ダネ。

A ええ、イギリス経験論のマドリング・スルーのような経験の蓄積という考え方はないようです。

ソクラテス ハジメニイデーアリキダカラ、ファッショニナリガチダネ。

A ええ、ドイツにも日本にも、そのような不幸な戦争時代がありました。

ソクラテス ソウダネ。社会保険方式ヲ金科玉条ニシテイナイカネ。

A その気がありますねぇ。日本の年金は社会保険方式を堅持していますが、これを疑うことはしません。

ソクラテス ファシズムノ盲点ハ国民自体ノ自主性ヲ簒奪スルコトダカラ・・・・・・・。

A それで、他者依存の風潮が蔓延するんですよね。

ソクラテス ソオ。

A 国家とか、お上とか、お役人が前面に出て、唯々諾々の、その他大勢の国民が付き従う構図になるんですねぇ。そうしていたほうが利益になるから安易に走るんです。

ソクラテス ソウ、自分デ考エナクナルワケ。

A そもそも日本人は自分で考えたことが無いんじゃ、無いでしょうか。生活のすべてがお仕着せで足りていましたから。

ソクラテス フゥム。ソコマデ言イマスカ?

A 言い過ぎですかねぇ。日本人もいろいろですからねぇ。

ソクラテス ソンナニ自己放棄ガ徹底シテイルノダロウカ、ソウナンダ。

A 悪い意味でですよ。

ソクラテス ソレデ、成功シテキタンダ。日本経済ノ復興ハ。

A それだったからなんでしょう。・・・・・・・でも、それって成功ですかねぇ。

ソクラテス サテネ、見方シダイダネェ。デ、今後ハ、ドウシヨウトシテイルノカナ。

A あらゆる面がグローバルな状況になった、今となっては、アンシャン・レジームでは立ち向かえなくなりましたねぇ。経済界は、ここ10年、「失われた10年」を過ごしてきました。

ソクラテス ソオ。

A 年金の世界でも、終身雇用が崩れ少子高齢化の時代に突入して、社会保険方式というイデーが、はたして年金に不可欠な機能かと、問われ始めたようです。

ソクラテス デ。ソレッテ遅々タルモンナノ。

A ええ、国民の気質が変わるなんてことは100年や200年の話じゃないですか。

ソクラテス ソウネ。デ、・・・・・・・。

A 方向の、経路の集約っていう動きはあると思います。胎動っていう程度ですかねぇ。

ソクラテス カスカニ、ソウイウノハ感ジラレルンダ・・・・・・・。

A ええ、そのようですねぇ。




☆☆☆☆☆☆☆
■日本法令「ビジネスガイド」08/2月号 1月10日発売 「基金よ、残高証明を発行せよ!」を掲載 New !
ディスカウント中国家具
 ご希望の方は、メールでご連絡ください。hitosamano@hotmail.com
@年金
人様のお金
■「年金生活への第一歩」★ これを知らなきゃ、一生損します!

受講者実績、ただいま4名(男性2名・女性2名)
■ぷち検定 年金カウンセラー検定 
「年金生活への第一歩」tonnyさんのブログ書評をご覧下さい。
★★★★★★★



最新の画像もっと見る

コメントを投稿